ICT甲府
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




2008年7月18日に「昇仙峡魅力づくり協議会」が設立されました。毎日新聞山梨版で、『昇仙峡:魅力回復へ協議会 きょう設立 民間と行政初連携』という記事を読んで調べたことを記録しておこうと思います。ホームページの原稿みたいですが、手っ取り早くメモしておくのにブログツールは便利ですね(^o^)

1.このプロジェクトは横内正明知事県政運営の基本指針、チャレンジ山梨行動計画から発しています。その中の『6 「つどう・やまなし」の実現』という項目の関連事業になります。
2.チャレンジ山梨行動計画の本格実施初年度となる平成20年度からの新たな取り組みとして、県が当該年度に積極的に取り組む重点方針及び重点施策・事業として「チャレンジ ミッション’08」が5月に公開されました-県政だより 「ふれあい」 の平成20年5月号参照

3.観光部重点施策・事業としての「重点方針4  観光地の再生」は、観光振興課の「観光地再生事業」として平成20年度の新規事業予算化されました。
4.そのコンセプトの基礎となったのが、柿澤弘治さんを座長とするやまなしブランド戦略懇話会が提言した「やまなしブランド戦略」です。

5. 財政課 の 平成20年度当初予算には、「平成20年度当初予算案の概要」(PDFファイル)がありますが、ここに『6 「つどう・やまなし」の実現、○(新)やまなし観光地域経営支援事業費 2,000千円、観光地の活性化を図るため、観光、経営などの専門的知識やノウハウを持つアドバイザーを派遣する。』が記載されています。

6. Shosenkyo2008c 山梨県経済財政会議は、平成20年度第1回会議(平成20年5月13日開催)のときに、資料5 「チャレンジ・ミッション’08」に基づく産業振興・経済活性化の取り組み(PDFファイル)を検討していたようで、この資料の p.22 に計画図があります。
Shosenkyo2008b PDFファイルからキャプチャーした2008年度事業計画に部分を左に画像化しておきました。この内容は毎日新聞が報じたことと一致します。
「チャレンジ ミッション’08」の観光部 重点施策・事業の概要から「 観光地の再生」の平成20年度スケジュールの部分は右図のようになっています(PDFファイルからキャプチャー)

甲府市議会6月定例会で野中一二議員が質問登壇された時に昇仙峡の巡回バスについても質問がありました。その時に甲府市のご担当者が「来年度に・・・」と答弁されたことを私は笑ってしまったと書きましたが、この時には既に「昇仙峡魅力づくり協議会」の計画が進行していたので、甲府市としてはその中に組み入れる目論見をお持ちだったのでしょう。そんならそうと最初から・・・ですが(^o^) 先日は平成の名水百選に昇仙峡が入ったわけですから、兵は迅速を要す、風林火山であれと思っています。

山梨県議会における審議については、委員会会議録(平成19年度常任委員会)から見ることができます。「平成20年2月定例会 農政商工観光委員会会議録」(PDFファイルです)に記載されていますので、当該箇所を引用しておきます。

(やまなし観光地域経営支援事業費について)
皆川委員 わかりました。観の9ページの観光振興課の観光促進指導費の中のやまなし観光地域経営支援事業費ですが、「観光地の再興を図るため、観光、経営などの専門的知識やノウハウを持つアドバイザーを派遣する」とあります。このアドバイザーというのがよくわからない。このアドバイザーは一体どのように選ばれているのですか。

堀内観光振興課長 アドバイザーについては、地域で議論する中でいろんな形があるのかなと考えています。ですから、例えば温泉をテーマにして地域を興そうというところであれば、温泉利用に詳しいアドバイザー、要するに健康と温泉を結びつけたようなアドバイザー、もっと広い意味で言いますと、例えば観光によるまちづくりをするようなトータルなアドバイザーもいるでしょうし、個別のテーマによっては例えば食にこだわるのであれば、地域の食材を使った新しい食の魅力の開発にたけた人というように、さまざまなプロのアドバイザーのニーズがあるのかなと考えているところです。

皆川委員 再興を図るということは、もとがだめになったものをもう一回興すということでしょう。再興というのはもとがあって初めて出てくる話ということですね、今の話はそういうことだと思います。もともとない場合はどうなるんですか。アドバイザーは要らないということですか。

堀内観光振興課長 観光地をつくっていくというのは、基本的には地域の観光事業者を初め住民の方ですとか、さまざまな方の意欲ある取り組みというのが1つベースになっていくだろうと考えています。ですから、そういった取り組みをする熱意ある皆さんの集団に市町村も加わりますし、観光部ではプロジェクトチームをつくって、アドバイザーとともに行っていろんな議論を交わす中で、地域を元気にするテーマについて検討を進めていくというのが当面の取り組みです。

皆川委員 抽象的でちょっとわかりませんね。具体的に例えばどんな場合にどういう人をアドバイザーとして派遣するのか、その選び方はどうなのかお聞きします。

堀内観光振興課長 例えば一時非常に団体客が多かった石和温泉というところを例にとるとすると、石和についてはまだ温泉がナンバーワンの売り物と考えています。御存じのように石和温泉では温泉療養プログラムの認定の第1号ということで、温泉をっていかに健康になるかという仕組みが既に動き始めてはいるんですが、なかなか利用する方が少ないという実態もあります。ですから、私どもが考えるのは今回の大型観光キャンペーンにおいてもシニアのニーズにこたえる。シニアのニーズというのは健康だったり、いやしだったりしますので、仮に石和温泉で温泉を使ってということですと、温泉と健康を結びつけて、あと医療の面から検証するようなアドバイザーで、具体的に温泉を使ってこういう療養をすると元気に健康になりますよとか、またもう一つは、例えばいろいろな病気、メタボリックであれば健康食という食の切り口からも、提案ができるアドバイザーということが想定できるかと考えています。

皆川委員 これは今回初めてですか。

堀内観光振興課長 はい。

皆川委員 まだ事例はないんですね。

堀内観光振興課長 個別に地域でアドバイザーを呼ぶことはあったかもしれません。ただ、今回私どもが考えたのは地域の人たちの熱意ある取り組みに、県も観光部を中心に支援チームを送るとか、あと、私どもだけでは専門のノウハウがありませんので、先ほど申し上げたようなアドバイザーも一緒に行っていただいて、議論して元気になるいろんな取り組みを進めていきたと考えています。

皆川委員 温泉の石和の場合については、健康アドバイザーというのがお医者さんとか、健康食品に携わる人かと思いますが、それはその都度だれがどういう基準でアドバイザーになるんですか。また、お礼はどのくらい渡す予定ですか。

堀内観光振興課長 基本的に地域に行っていろいろな議論をして、テーマが決まった後、専門の方を選んでいくことになります。ですから、まずは地域へ行ってさまざまな議論をすることが第1でして、アドバイザーへのお礼という形で県費200万円の予算は計上しましたけれども、さまざまな組み合わせがありますし、お礼についてもさまざまな料金がありますので、200万円の枠の中でなるべく多くの専門家の力をかりるという取り組みをしていきたいと考えています。

皆川委員 では、これは要請があって初めて出てくる話ですか。それとも県で見ていて「あそこちょっと最近落ち込んだな」と思うと派遣するんですか。

堀内観光振興課長 基本的には観光地づくりは地域の問題で地域の熱意だと申し上げました。ただ、私どもが県全体の観光振興を図ると考えたときに、今までも市町村や地域の観光協会からいろんな相談も受けておりますので、やはり市町村と情報交換を密にして、そういう相談を切り口として、今後の事業につなげていきたいと考えています。

皆川委員 かなりあいまいな感じがするんですけれども、こうやって新しい事業をするときはかなりデータをとって、いろいろなことを想定しておかないと、200万円といってもすぐ使ってしまうかもしれませんよ、そうでしょう。お礼といったってさまざまな人がいるわけですから、簡単に予算を載せているようで、もう少し事前に検討したらよかったんではないかなという気もしますけれども、まあ、頑張ってください。

堀内観光振興課長 ありがとうございます。

皆川委員 終わります。

これで一応は経緯が分かったと思いました。これまでも昇仙峡のことはブログで書いたり、野中一二さんの「昇仙峡をきれいにする会社」等もご紹介したりしてきました。山梨県観光部の皆さんも多くのサイトを確認しながら情報を集めておられると存じます。湯村温泉郷と昇仙峡とを一体化して活性化を進める地元の方々の活動も動きはじめているようです。楽しいですね(^o^)

しかし県庁サイトの中をこんなに調べたことは初体験、私が嫌いなPDFファイルばかりなのにも参りました、基本的な理念から政策が具体化していく過程についてもなんとなく見えたような気がしましたが、県庁さん達も大変ですね、私もとにかく疲れたわ(^_^;)



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