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さて今日の良いニュースです(^o^)
特定非営利活動法人 大学コンソーシアムやまなしホームページに平成20年度学生合同イベント「花菱祭」イベント大募集の広報が7月14日付けで出ています。

第1回学生合同イベント「花菱祭 2007 ~百花繚蘭~」は2007年10月13日でした。記事からリンクして広報用のPDFファイルも残されていますのでご参照ください。私はこの日のイベントの全てをフォローはできませんでしたが、10月13日まちづくりフォーラムで「甲府まちづくりフォーラム2007」について予告記事を書き、参加記録を桜座が 「燃えた」 まちづくりとして書きました。

今年2008年については「甲府中心市街地でやってみたいイベント」大募集!(PDFファイル)に詳細が書かれています。応募締切は平成20 年8月1日(金)、8月上旬 第1 回実行委員会(趣旨説明、スケジュール確認)、9月上旬 第2 回実行委員会(イベント内容の検討)ということですから、今年も関係先ホームページを確認していくつもりです。

昨年の「花菱祭」は山梨県の地域活性化促進事業費補助金を得て開催されています。事業費700,000 円について、補助金額は350,000 円だったようです。山梨県商工労働部商業振興金融課がパートナーで、以下のような報告書が公開されています。山梨県地域活性化促進事業費補助金 取組事例集(PDFファイル)の36~37ページより

経緯
本事業は、甲府市中心市街地を対象に、公募により選ばれた「学生合同イベント実行委員会」を主体として、県内大学合同のイベント「花菱祭 2007 ~百花繚蘭~」を計画し、実施した。さらに、このイベントを通して、今後の甲府市中心市街地における学生との協働によるまちづくりの基盤を構築することを目指すとともに、本イベントを今後の学生との連携による中心市街地活性化のモデルとして捉え、その成果を県内各地の中心市街地における事業に活かすことにより、市街地活性化の促進に寄与することを目指して行われた。

事業内容
【イベント準備】
・ 学生合同イベント実行委員公募・選定(大学コンソ)
・ イベント素案の検討、名称「花菱祭」の決定(実行委員会)
・ 企画内容の協議、助言(県商業振興金融課、甲府市、甲府商工会議所)
・ 開催会場の選定と協力依頼(県商業振興金融課、山梨中央銀行等)
・ 企業への協賛、後援等の依頼(実行委員会、大学コンソ)
・ 学生スタッフの募集及びプレ・イベントの開催(実行委員会)
・ 広告の掲載、チラシの作成・配布(甲府商工会議所、実行委員会)
【イベント開催】
・ 会場設営(実行委員会+学生スタッフ)
・ 各会場におけるイベントの開催(実行委員会+学生スタッフ)
・ キッズパーク:甲府市中央公園横県有地
・ 芸術イベント:山梨中央銀行本店東側広場
・ 早食いイベント:銀座通り二丁目よつびし総研前
・ ライブイベント:桜座
・ 学生結婚式:かすがもーる北部一帯
【イベント終了後】・成果報告書の作成(実行委員会)

事業成果
【キッズパーク】 昔の遊びなど、来場者数:約50 名
【芸術イベント】 展示、バルーンアートなど、来場者数:約60 名
【早食いイベント】 早食いコンテスト、参加者数:約30 名
【ライブイベント】 高校、大学バンド演奏 来場者数:約70 名
【学生結婚式】 結婚式の開催 来場者数:約70 名
【協働の成果】 山梨県商業振興金融課より、事業の準備から実施までの間に貴重な助言が得られ、それらを踏まえて他の関連団体と連携を図りながらイベントを実施することが出来た。

課題
・ 許認可機関(自治体、警察など)との綿密な事前調整の実施(開催直前まで企画内容や会場の変更などが発生した)
・ スケジュール・予算管理の徹底(学生主体で実施したため、全体的な管理が甘く、スケジュールの遅れや変更などが目立った)
・ 企業との連携の強化(学生が自主的に企業との連携を行ったが、大学コンソとして組織的に連携を進めることが必要)
・ ゆとりある準備期間の確保(実行委員会設置からイベント実施まで2 カ月半ほどで、準備のための十分な時間がなかった)

今後の展開
今年度の経験や実績を生かして、平成20 年度も継続して、甲府市中心市街地を会場として「花菱祭2008」を開催する予定である。

補助金について
本イベントは、大学コンソーシアムによる学生交流事業として初めてのものであったが、本補助金により大規模に実施することが出来た。しかし、補助金の採択決定が遅くなったことで、事業全体のスケジュールが非常に厳しかったことから、十分な準備期間を確保する上でも、早めに事業採択を決定していただけると大変ありがたい。

昨年の経験を踏まえて、広報活動の集約と関係ホームページ、ブログの相互リンク設定に特に留意なさって事業進行され、大きな成果を挙げられることを祈ります。そして事業報告は自前のホームページでも掲載なさることをお勧めします。

NPO活動で大きなイベントの主催運営側としてサポートした経験から見ると学生さんの無料奉仕(ボランティア活動)だから70万円の予算で可能なのだと思えます。お弁当や飲み物などは支給されるのかどうかわかりませんが、仮にそれら諸経費を加算しスタッフの当日分日当の他に準備会議費なども含めて考えた総合的な決算も試算されてみると、現実の中心市街地活性化事業がいかに困難なものであり、お祭りイベントを重ねても成果を挙げられないものだということも理解できるような気がします。

NPO活動をサポートする時、日常の情報発信にどれだけの広がりと深さを持たせられるかを、私はいつも考えています。これは大変難しいものです。ましてや商業ビジネスにおいておや。



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