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日米安保条約改定60年式典を開催 首相「世界の平和・繁栄保証する不動の柱」強調 (産経新聞 2020.1.19 14:42)
 改定された現在の日米安全保障条約が調印されてから60年を迎えた19日、外務省飯倉公館(東京都港区)で記念レセプションが開かれた。日本側は安倍晋三首相、茂木敏充外相、河野太郎防衛相ら、米側はヤング駐日臨時代理大使や在日米軍幹部らが出席した。
 首相はあいさつで「日米安保条約は、アジアとインド・太平洋、世界の平和を守り、繁栄を保証する不動の柱だ」と強調。その上で「これからは宇宙やサイバースペースの安全、平和を守る柱として同盟を充実させる責任が私たちにはある」と語り、同盟関係を一層深化させていく決意を示した。
 旧日米安保条約を改め、米軍による対日防衛が義務となった現在の日米安保条約は昭和35(1960)年1月19日、米ワシントンのホワイトハウスで当時の岸信介首相、アイゼンハワー大統領の下で署名した。
 首相はあいさつで、祖父の岸氏が「これから始まる新たな100年、両国にさらなる信頼と協力あれ」と述べたことを紹介し、「当時の祖父と同じ年齢に達した私は同じ誓いをささげようと思う」とも語った。

サイバースペースの日米安保? 気になったのでメモしておきます。1995年のインターネット元年から25年の今年2020年です。同盟関係を一層深化? なんだか嫌な予感がします。既に私が(というより、このパソコンが)この産経新聞記事を読んでいることが、しかるべきツールでしかるべきサーバに記録されている状況です(私がそれに対処していなければ)。いわんやスマホにおいておや。

社説は毎日新聞が読めました 日米安保条約改定60年 激動期に適合する同盟に(2020年1月19日 東京朝刊)
 「現実の世界に適合する同盟を構築する。そのために、不断の手入れが重要なのは言うまでもない。」 これで終る社説しか書けないのが今の毎日新聞か、60年安保当時に大学生だった年代の方々は既に第一線を退かれているのだと納得します。


日米両政府は(2020年1月)17日、旧安全保障条約が改定され、現在の安保条約の署名から60年を迎えるのを前に、茂木敏充外相と河野太郎防衛相、ポンペオ米国務長官、エスパー米国防長官の連名で共同発表を出した。
(2019-01-17 朝日新聞と産経新聞の記事を goo ニュース、msn ニュースでの転載で知りました)

1960年(昭和35年)1月19日に署名された現行の日米安全保障条約(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約)は 2020年(令和2年)1月19日に満60歳です。
1951年(昭和26年)に署名され翌1952年(昭和27年)に発効した旧安保条約を失効させ、新たな条約として締約・批准されたが、実質的には安保条約の改定とみなされている。以上、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約_Wikipedia から引用】

日本国政府の公式発表は明日以降に確認できると思いますので、過去を確認しておきました。

日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(日米安保条約)の署名50周年に当たっての内閣総理大臣の談話
【鳩山 由紀夫 内閣総理大臣(第93代)歴代総理の演説・記者会見など・国立国会図書館】

平成22_2010年1月19日
 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(日米安全保障条約)は、1960年1月19日にワシントンにおいて、日米両国の代表によって署名が行われました。本日は、それから50年の節目を迎える日であります。
 日米安保体制は、我が国の安全のみならず、アジア太平洋地域の安定と繁栄に大きく貢献してきました。我が国が戦後今日まで、自由と民主主義を尊重し、平和を維持し、その中で経済発展を享受できたのは、日米安保体制があったからと言っても過言ではありません。

・・・中略・・・ 

 過去半世紀の間、冷戦の終結や9.11テロ等、世界の安全保障環境は大きく変化しましたが、我が国をとりまく安全保障環境は、北朝鮮の核・ミサイル実験に見られるよう厳しいものがあります。こうした中、現在及び予見し得る将来、日米安保体制に基づく米軍の抑止力は、核兵器を持たず軍事大国にならないとしている我が国が、その平和と安全を確保していく上で、自らの防衛力と相俟って、引き続き大きな役割を果たしていくと考えます。

 

 また、日米安保体制は、ひとり我が国の防衛のみならず、アジア太平洋地域全体の平和と繁栄にも引き続き不可欠であると言えます。依然として不安定、不確実な要素が存在する安全保障環境の下、日米安保条約に基づく米軍のプレゼンスは、地域の諸国に大きな安心をもたらすことにより、いわば公共財としての役割を今後とも果たしていくと考えます。

 こうした認識に立ち、私は50周年を記念する年に当たり、日米安保体制を中核とする日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させるべく、米国政府と共同作業を行い、年内に国民の皆様にその成果を示したいと考えます。

外務省・平成22_2010年1月19日 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安全保障条約)署名50周年に当たっての日米安全保障協議委員会の共同発表
JOINT STATEMENT Of The U.S.-Japan Security Consultative Committee Marking the 50th Anniversary of the Signing of The U.S.-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Security / January 19, 2010、英語版も掲載されています。
署名60周年でも同様な記事がアップロードされると思います。

Joint Statement on Sixtieth Anniversary of the Signing of the Treaty of Mutual Cooperation and Security Between the United States of America and Japan 【アメリカ国防総省サイトにありましたが、上の外務省タイトルの50周年を60周年と置き換えれば良いと思います。】
 The text of the following statement was released by Secretary of State Michael Pompeo and Secretary of Defense Mark Esper for the Government of the United States of America and by Foreign Minister Toshimitsu Motegi and Defense Minister Taro Kono for the Government of Japan on the occasion of 60th Anniversary of the Signing of the Treaty of Mutual Cooperation and Security between the United States of America and Japan.

Begin Text:

 

Sixty years ago, on January 19, Japan and the United States of America signed the Treaty of Mutual Cooperation and Security.

 

As we celebrate the 60th anniversary of the signing of this Treaty and look back at the 75 years of friendship and trust between the two nations since the end of World War II, we pay tribute to our predecessors for their wisdom, courage, and vision.

 

We also express our gratitude to the men and women of the United States Armed Forces and Japan Self-Defense Forces for their dedicated service in protecting our common values and interests.

 

Rooted in our unwavering commitment to values such as democracy, respect for human rights, and a rules-based international order, our Alliance has played and will continue to play an integral role in ensuring the peace and security of our two countries, while realizing our shared vision of a free and open Indo-Pacific including through regional security cooperation.

 

Our Alliance is stronger, broader, and more essential today than ever.

 While honoring the achievements of the past 60 years, we reiterate our unshakeable commitment to strengthen the Alliance, and to uphold our common values and principles towards the future. 

安保はともかく、私の関心は 日米地位協定 の改正が、いつ、どこの、誰から、提起されるかです。

【追録】 「日米安保60年」という新聞記事タイトルを見た時に、なんか変な気がしたのです。私の脳裏で「60年安保」という言葉が甦ったからだと気付きました。「60年安保」で検索して名前の出てきた岸信介、その後裔が「安保60年」をどのよう語るか、興味深い・・・
09 - 60年安保闘争 - 1960_ YouTube
NHKスペシャル その時、日本は 60年安保と岸信介 秘められた改憲構想 1996_ YouTube
安保闘争_Wikipedia
その他記事多数・・・


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