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2011年6月からの山梨県内放射線公式測定の記録


先日、甲府市中心市街地活性化事業に関係する再開発組合の解散を確認したので、山梨県公報ページはもう見る必要はないと思っていたのですが、2012年1月16日に 固定型モニタリングポストの購入に係る一般競争入札のお知らせ が出ているのに気が付いて公報も確認しました。内容はWebページからPDFファイルで読むのが良いです。

山梨県公報 2195
山梨県公報 2195

固定型モニタリングポスト(通信機器類を含む。) 4式 が発注されるので、新規に設置されるのは
◇ 峡北地域(酪農試験場
◇ 峡南地域(大気常時監視南部測定局舎)・・・ここは2011年6月22日~24日実施された10箇所測定で「戸栗川橋北詰横」と同じ場所です。山梨県庁サイトの 大気汚染の常時監視 から分かります。
◇ 富士北麓地域(富士吉田合同庁舎
◇ 東部地域(上野原市役所

山梨県衛生環境研究所はその通信ネットワークの中核になるのだと思います。研究所では既に文部科学省委託事業として放射線測定が行われていることは 3.11 以来よく知られた通りです。

ちなみにモニタリングポストについては、東京都健康安全研究センターの 空間放射線量の測定について で写真や解説図から様子が分かります。
私はこのページで 3.11 後に出てきた文部科学省測定公表値が各都道府県1か所ずつ地上十数メートルの高さで測定したものだと知ったのですが、原発震災時におけるこの測定方法が全国で話題になりました。現在では1m測定も行なわれています。
尚、この東京都のページにもある「ポケット線量計」は甲府市中央消防署の高度救助隊にも隊員数は装備されていて放射線被曝のリスクある出動の際には隊員の方々を守れるようになっているようです、可搬型の測定器もあるそうで甲府市に貸し出されたことがあることも確認できました。 甲府市がそれを何時、何に使ったのかは知りません。

原発は無い山梨県でも、南部町での定点測定は浜岡原発を監視する大切な砦になると思えます。
私は浜岡原発が停まっているというので、鎔鉱炉の火が消えて冷たくなった箱物のような感じがしていたのですが、先日の小出裕章さんの講演を聞いて、私はヤッパリ無知だったと気付きました。「崩壊熱」は止らないし使用済み燃料プールもあるでしょう、東海のナマズが動けば山梨にも大きく影響すると思えます。浜岡がこのまま停まっていても、その状況は継続するでしょう。リニア中央新幹線が開通したからといってナマズが遠慮してくれるわけではない。

何周も遅れましたが、山梨県もやっと動き出した。
子供たちを外部被ばくから守る件は福島原発で危険な変化が無い限りこれで良しとするしかないでしょう。ホットスポットの確認を行政に求めるのは無理なようですが、市民から通報されたらすぐ確認に動ける体制だけは準備しておいて欲しいと願います。
残る問題は二つ、1つは丹波山地域の森林、土壌の状況確認の結果を知りたい。文部科学省航空モニタリング結果を信じたとしても、この地域への不安は解消されていません。
二つ目は 内部被ばくに関係する学校給食です、1月24日~30日の給食週間で子供たちを守るための施策としてどんな広報が出てくるかを待ちたいと思います。子供たちが元気に成長する地域活性化の永続性を祈ります。

補足-最近になってアクセスが増えたので気になるのが、2011.11.29 (株)アルファ通信との契約解除した文部科学省 の記事です。この問題のその後は私も気になっていますが、新しい情報はネットでは見つかりませんので、アクセスが続く理由が不明です。

Youtube で 小出裕章さんの講演録画、1月19日24時、視聴数は間もなく 9,500 になります。



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