ICT工夫
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3月16日~17日に県内各紙のサイトを見ていてしりました。
内容としては16日のUTY県内ニュースが以下のように述べているのが要約と言えるでしょう。


都道府県の情報公開度ランキングがきょう発表され、山梨県は全国で37位でした。
このランキングは民間団体の「全国市民オンブズマン連絡会議」が、去年から今年にかけての都道府県ごとの情報公開度を採点するものです。
山梨県は総合得点が100点満点中27点となり、全国順位は47都道府県中37位で、去年の41位をやや上回りました。
これについて先月就任し、情報公開度で全国トップクラスをめざすことも公約に掲げた横内知事は、「真摯に受け止めたい、開かれた県政の確立のため、行政情報の公表や提供の充実・強化を図っていく」とコメントしています。


各紙の記事は、朝日新聞山梨版が『情報公開度 県また「低空飛行」』、毎日新聞山梨版が『情報公開度ランキング:県、全国で37位』、読売新聞山梨版は『情報公開度 本県は37位 4つランク上げる』が読めました。
追記・18日の産経新聞山梨版では、『真摯に受け止めたい」情報公開度 本県37位で知事』

全国市民オンブズマン連絡会議の記事には、47都道府県の公開度の評価対象項目と配点は次の通りで、
1)首長交際費の相手方情報(10ポイント)-1(山梨県の得点、以下同)
2)本庁課長級以上の再就職情報(24ポイント)-9
3)首長部局の本庁舎清掃業務委託の予定価格情報(10ポイント)-6
4)議会の政務調査費の情報(30ポイント)-1
5)議会委員会情報(20ポイント)-6
6)都道府県警捜査報償費情報(15ポイント)-2
7)制度運用状況(6ポイント)-6
の合計115ポイントを満点とし、100点満点に換算して得点を決定したと書かれています。山梨は31/115ポイントで、27/100点です。
『県市民オンブズマン連絡会議の永嶋実弁護士は「決して良い結果とはいえず、今後も公開度を厳しくチェックしていく」としている。』(読売新聞)とのことで、山梨県の連絡会議が県の調査を担当したのだろうと思いましたが、ホームページは無さそうです。情報公開って難しいものですね。

横内正明知事は、「県民に開かれた県政確立のため、情報公開条例などを適切に運用するとともに、行政情報の公表や提供の強化を図る中で、情報公開先進県を目指す」とコメントした。(毎日新聞)
今回の結果について、横内正明知事は、「真摯に受け止め、情報公開先進県を目指したい」とするコメントを発表した。(朝日新聞)
横内知事は16日、「民間団体の一定の立場からの順位づけではあるが、真摯に受け止めたい」などとするコメントを出した。(読売新聞)
県私学文書課によると「知事がコメントを出すのは初めてでは」とのことで、横内知事は「県民に開かれた県政の確立のため、情報公開条例などを適切に運用するとともに、行政情報の公表や提供の充実・強化を図る中で情報公開先進県を目指したい」と強調した。(産経新聞 18日)

山梨県庁のホームページでは上のような情報がどのページに書かれているのか、後日調べてここに追加したいと思っています。第11回全国情報公開度ランキング 都道府県 素点表を元にしてソースを確認できると良いですね。
ふと気が付いたのですが、点数表で議会の視察報告書が0点でした、公開されていないのか? 甲府市議会の新政クラブは野中一二議員が、何処に出かけて何を見てきたかを議会活動報告に全て記録されています。

追記・トラックバックいただきました「市民オンブズマン 事務局日誌」には、全国の新聞報道へのリンク集もあります。


東京都が何故失格なのかを確認したくて(江戸っ子ですから)、市民オンブズマンサイトから新聞リンクを眺めていて、朝日新聞で分かりました。
> 16日の定例記者会見。石原知事はランキングについて聞かれ、「東京の特殊事情」を強調した。「東京に対する資料要求はほかの県に比べてべらぼうに多い。しかもその55%は、ほかの県の人が東京で仕事をするためのもの。個人の営利の手助けに、ただで提供するわけにはいかない」
という事です。石原さんもずいぶん変な人です。東京が豊かなのは他県籍の人も東京で仕事したり、稼いだ金を色々な面で東京に落としてくれるからでしょう。仕事に必要な資料が都庁に集積しているのでしょうが、それもその都度情報公開請求しなければ都庁のWebページでは読めない状況があるから、お互いに余計な手間ひまがかかっているのでしょう。

もうひとつ失格の香川県は、四国新聞で、『香川の場合、「公益目的」で申請すれば手数料は減免されるが、同会議は「県情報公開条例に閲覧手数料規定があること自体、情報公開請求に高いハードルを設けている」としている。香川の失格は2年連続。』
山梨県情報公開条例はすぐ確認できましたが、香川県は「県政基本情報」の中でみつかります。香川県情報公開条例などの例規はURL(アドレス欄)を隠して表示するというサイトなのでびっくりしました。香川県ではフィッシングサイトにひっかかる県民も多そうですね(^o^) 第十七条(手数料)がありました。



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