Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

屋上における注意事項

2015年11月13日 01時05分33秒 | Weblog

 こんな屋上・・・
・ここでは滑らない会話をお願いします。
・屋上内でバットやゴルフの素振りをしないでください。
・強風で身の回り品、またはカツラなど飛ばさないよう注意してください。
・上司、または部下の名前、悪口を夕日に向かって叫ぶことは禁止されています。

 ここは「鈴木建設株式会社」(ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」より)。

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野球とサッカーでザッピング

2015年11月12日 23時43分46秒 | スポーツ

 サッカーW杯アジア2次予選、日本VSシンガポール。これはフジテレビ。
 野球プレミア12、日本VSドミニカ。これはTBS。
 ザッピングしながら見てたけど、どっちも勝ってよかった

 ・・・シンガポールのチーム、選手がほとんどマレー系だったような・・・
 一人だけ、途中出場のヴァン・ヒュイゼン選手が、西洋人と中国系のハーフっぽい感じだった。
 マレーシアもそうだけど、競技によって人種的な偏りができてしまうのは、なぜだろう

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マナーモードの落とし穴

2015年11月09日 23時45分15秒 | Weblog

 土曜日はタイ語教室の日。授業は9時からで、家から1時間くらいかかるので、7時50分ごろ出かける。
 ・・・目が覚めたら、8時57分だった・・・
 携帯でアラームセットしてたのに 鳴らなかった??? 見るとオフになっている。おかしい、、、
 ダッシュで支度して出ようとしたが、計算すると残り15分に出られるかどうか。と思ったら気力が失せてしまった
 あらためて携帯を確認すると、マナーモードのままだった 買い物に行くときマナーモードにして、帰宅して解除するのを忘れたまま、アラームはセットして寝たらしい。
 家でマナーモードのままだと、家族から電話があったのに気づかない等の不都合もある。自宅住所を設定しておいて、帰宅したら解除を促すような機能があったらいいのに
 次男は「買い物に出かけるときに、1時間後とか2時間後のアラームを設定すれば?」という。なるほど、そういう手があったか
 それはそれとして、目覚ましのアラームは携帯だけに頼るのは危険だ 目覚まし時計の安いの買おうかな

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C1000の代わり

2015年11月08日 23時54分51秒 | Weblog

 C1000レモンウォーターを買おうとコンビニに寄ったら、、、切れてた
 代わりに、サントリー・はちみつレモン&南アルプスの天然水を買った。
 これはこれで美味しい。でも、C1000と同じではない。。。

 酔っ払ってます

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GPS2015中国杯男子フリー

2015年11月07日 22時10分30秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第3戦中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。男子フリージャッジスコア)。

1 エラジ・バルデ(カナダ) SP:64.68(12) FS:134.73(10) 合計:199.41(11)
 「Barrie San Miguel」「Galicia Flamenca」♪ 深いVネックで黒いレース。冒頭の4回転はなんとかこらえ、トリプルアクセル+3回転トウループが決まる。3連続で惜しい転倒、アクセルももう1本トリプルを跳びたかったか。
 フラメンコのリズムを刻むステップはなかなかカッコいい。クリーンなプログラムで見たい。


2 モリス・クヴィテラシヴィリ(ロシア) SP:66.92(11) FS:125.18(12) 合計:192.10(12)
 「Sixteen Tons」「Hogfat Blues」「I Put A Spell On You」♪ 黒シャツ赤ベスト白タイ。バスボーカルにのって滑り出し、冒頭のアクセル!…2回転に、次も1回転 4回転に挑んだが転倒とステップアウト。
 歌詞の世界を表現する細かな仕草は楽しかったけど^^;

3 イヴァン・リギニ(イタリア) SP:68.98(10) FS:132.00(11) 合計:200.98(10)
 「Shine On You Crazy Diamond」「Money」ピンク・フロイド♪ パープルのシャツに黒手袋。トリプルアクセル転倒、おそらく4回転予定のトウループが3回転に。レジの効果音から曲が変わり、両手上げ3回転+2回転トウループで会場が沸く。ラウンジポジションから両手上げ3回転ルッツも魅力

4 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:69.13(9) FS:148.04(6) 合計:217.17(8)
 「夜想曲第19番ホ短調」ショパン♪ きれいな水色。静かなピアノ曲で、しっとりと滑り出す。4回転トウループに挑み、なんとか立ったが両足着氷っぽい。トリプルアクセルは回転不足だったか。後半3回転ルッツ2本にフリップなど、基礎点の高い3回転をもってきた。
 ちょっとしたつなぎの動きが、音とシンクロして美しいので、観客が見入っていた。

5 リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:70.21(8) FS:147.05(7) 合計:217.26(7)
 「Yellow」「Viva la Vida」コールドプレイ♪ 昨季と同じ曲で。4回転トウループ挑戦したが転倒、次のトリプルアクセルは膝を深く曲げて着氷。コンビネーションのセカンド・サードの2回転は、片手上げ、両手上げ、片手を背中に回すなどの工夫がある。
 活き活きしたステップや、雄大なバレエジャンプなども魅力。トップに立って嬉しそう。

6 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:72.24(7) FS:148.12(5) 合計:220.36(6)
 「ロミオとジュリエット」プロコフィエフ♪ 中世の雰囲気を出す衣装。ルッツ・トウ3-3、トリプルアクセル+3回転トウループ決まった 2本目のトリプルアクセルは転倒したが、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなど頑張る。クリムキンイーグル、スパイラル、I字スピンにビールマンと彼ならではの技が満載。スローで見るとフライングスピンのジャンプが凄く高いのがわかる。
 終わってガッツポーズ、手ごたえ十分? 自己ベストの得点を見て手を叩く


7 閻涵(Han YAN)(中国) SP:73.97(6) FS:156.36(3) 合計:230.33(3)
 「ロミオ+ジュリエット」♪ シンプルに黒。大きなトリプルアクセル+3回転トウループ 4回転はちょっとステップアウト。後半ルッツ・トウ・ループ3-2-2など、今日のジャンプは比較的安定していたが、アクセルでパンクがもたいない。
 今まであまり滑っていなかったシリアスな曲調も、気持ちをこめて滑れるようになっている。

8 グラント・ホッチスタイン(アメリカ) SP:74.27(5) FS:148.47(4) 合計:222.74(4)
 「レ・ミゼラブル」♪ こちらも黒。前半は「彼を帰して」のボーカルで。4回転予定?が2回転に、でもトリプルアクセルはばっちり。ラウンジポジションからそのままキャメルスピンに入ったり、細かい工夫がある。後半は「ワン・デイ・モア」、長いイーグルのコレオシークエンスはドラマを盛り上げた。
 自己ベスト更新に満足そう。

9 宋楠(Nan SONG)(中国) SP:76.46(4) FS:135.64(9) 合計:212.10(9)
 「Seven Swords」♪ 臙脂の中国風で、歓声に迎えられる。4回転は手をつき、トリプルアクセルで転倒したが2本目は2回転トウループをつけて決める。後半のダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウはサルコウを3回転に、3回転トウループはコンビネーションにしたかったところだろうか。
 爽やかな清涼感のあるスケートを、再び元気いっぱいに展開できるようになったことが、何より

10 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:80.99(3) FS:141.18(8) 合計:222.17(5)
 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」♪ 左は白、右は黒。冒頭の4回転はダウングレード。トリプルアクセル+2回転トウループ、後半トリプルアクセルやループ・トウ・ループ3-2-2などは決まる。曲の雰囲気に気持ちは入り込んでいるが、かなり体力を使った感じ。
 2本目の4回転が+REPなど、技術点を伸ばせなかった。

11 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:90.05(2) FS:171.18(2) 合計:261.23(2)
 「ヒックとドラゴン」♪ 黒に金と銀のライン。SPに続いてフリーも昨季と同じ曲。いきなり4回転ルッツ 4回転サルコウは転倒したが、トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウは羽生結弦並み 後半4回転ルッツ+2回転トウループをなんとかこらえ、さらに4回転も。
 ルッツ・トウ3-3はもう余裕で、さらにトリプルアクセルって、どんだけ~
 細かいところはまだまだこれからだけど、どこまで行くのか・・・

12 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:93.19(1) FS:177.36(1) 合計:270.55(1)
 「Guys and Dolls」フランク・シナトラ♪ シャツにサスペンダー。軽やかに滑り出すと、「4回転はこう跳ぶんだ」とお手本のような4回転トウループ 4回転サルコウはターンが入ったが2回転トウループをつけ、トリプルアクセルは膝を深く使って着氷。後半4回転で転倒したが、フリップ・ループ・サルコウ3-1-3やループ・トウ3-2と取れるところはきっちり取る。
 シナトラのボーカルと対話するような振付、完璧に滑りこなしたらまた代表作になりそう

 結果、優勝はやはりフェルナンデス、2位に4回転を跳びまくった金博洋がGPSデビュー戦で表彰台。3位に閻涵がしぶとく食い込んだ。4位ホッチスタインも実はGPS初出場、僅差で5位ヴォロノフ、6位マルティネス、7位ドーンブッシュ、8位ミーシャ・ジー。
 なかなか見ごたえのある男子フリーだった

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GPS2015中国杯女子フリー

2015年11月07日 19時47分12秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第3戦中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。女子フリージャッジスコア)。

1 鄭璐(Lu ZHENG) SP:47.23(12) FS:83.09 合計:130.32
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 水色の清楚な衣装。ひたすら丁寧に、ループ・トウ3-2、フリップ・ループ・サルコウ3-1-2などを跳ぶ。振付どおりに一生懸命なステップ。
 スケーティングはこれから、これから

2 趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:48.66(11) FS:91.11 合計:139.77
 「見果てぬ夢」♪ 紫がきれい。ピアノと女性ボーカルの曲にのって、落ち着いてジャンプを決めていく。トウループ、ループ、サルコウ、ダブルアクセルとジャンプ構成は高難度のジャンプが入ってないが、ミスはサルコウ転倒と、2本目のループにつけたトウループが1回転になっただけ。
 スパイラル姿勢などは拍手が起こっていた。

3 パク・ソヨン(韓国) SP:52.47(10) FS:111.81 合計:164.28
 「レッド・ヴァイオリン」♪ 黒をあしらった赤の衣装で、雄大な3回転ルッツから入る。ダブルアクセル+3回転トウループを前半と後半の両方で成功 フリップの転倒、後半ルッツに1回転+1回転しかつけられなかったのが惜しい。
 この人はいつも、着氷時やスピンのフリーレッグがぴしっと伸びていて、いいなぁと思う。スケートアメリカよりはいい得点。

4 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:54.76(9) FS:110.50 合計:165.26
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 透き通る水のような色の衣装。ルッツ・トウ3-2、3回転フリップ、ループ・トウ・ループ3-2-2と前半は好調だったが、後半3回転予定のループが2回転になって、3回目の2回転ループで無効になってしまった
 速いスピンをびしっと止めてフィニッシュ。

5 ハンナ・ミラー(アメリカ) SP:55.25(8) FS:96.48 合計:151.73
 「ラ・ボエーム」「泣くな、リュー(「トゥーランドット」より)」「歌に生き、愛に生き(「トスカ」より)」等♪ オペラの名曲をいろいろ集めたナンバー。前半からフリップ・ループ・サルコウ3-1-3、3回転ルッツなどを決めていく。後半ルッツが1回転になったが、全体にどのジャンプもしっかりパワーがある。
 ダウングレードや回転不足で、あまり技術点が伸びず。

6 カレン・チェン(アメリカ) SP:58.30(7) FS:117.63 合計:175.93
 「レ・ミゼラブル」♪ 力強い音で元気よく滑り出し、距離のある3回転ルッツ+2回転トウループ、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウを決める。フリップはちょっと両足着氷かも^^; ボーカルの歌詞の感情を細かい仕草に込めるステップ。
 後半ループが1回転になったが、ターンからのダブルアクセルやサルコウ・トウ3-2で立て直し、ダイナミックなスパイラルと軸の細いビールマンで拍手をもらった。
 先祖の国で滑るのは、また感慨ひとしおかな シーズンベスト更新でトップに立つ。

7 エレーナ・ラジオノワ(ロシア) SP:58.51(6) FS:125.77 合計:184.28
 「タイタニック」♪ 薄紫にピンクのサッシュ。スムーズなストロークで一気にスピードを上げ、ルッツ・トウ3-3、フリップと見事。次のルッツで転倒したが、引きずらずループ・ループ・サルコウ3-1-3を決める。
 映画のセリフなどが効果音で入る曲で、ストーリーをしっかり演じようと頑張った。スパイラルなどはそれだけで見る価値がある。高い演技構成点が出た。

8 李子君(Zijun LI)(中国) SP:58.62(5) FS:100.51 合計:159.13
 「アーティスト」♪ 黒とゴールドでゴージャスに。地元の大歓声の中、愛らしい笑顔でコケットに始める。フリップ・トウ3-2、ダブルアクセル+2回転トウループときれいなジャンプ。ループが2回転になったが、スパイラルやイナバウアーのコレオシークエンスが素敵。
 後半サルコウ・トウ3-2を決めたが、3回目の2回転トウループで無効に 少しジャンプ構成の難易度が低め。終盤少し元気が足りなかったか 次の試合ではもっと元気いっぱいになっているといいな

9 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:61.47(4) FS:122.69 合計:184.16
 「シェヘラザード」リムスキー=コルサコフ♪ トルコブルーでアラビアの姫を演じる。高くて回転の速いルッツ・トウ3-3にどよめき、ループ・ループ・サルコウ3-1-3もばっちり。スピンにウィンドミルが入ったり、長いスパイラルで魅せたり、ダイナミックに動くステップもよかった。
 ルッツとフリップで転倒が痛そうだったけど 最後は回転の速いヘアカッターからビールマンで締めくくった。

10 コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:62.38(3) FS:103.62 合計:166.00
 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」♪ 鮮やかな黄色の衣装。フリップからのコンビネーションが、2回転から間にターンが入ったが3回転トウループをつける。ルッツ・ループ・サルコウも2-1-3、後半ループで転倒とジャンプはやや不安定。
 コロコロした体形でパワフルなタイプだけに、ジャンプが決めて全体の印象をよくしたいところ。

11 本郷理華 SP:65.79(2) FS:129.97 合計:195.76
 「リバーダンス」♪ グリーンに青く光るストーンきらきら。ゆったりした動きからフリップ・トウ3-3、片手上げ3回転サルコウ、ルッツ・トウ3-2はセカンドを片手上げ。速いリズムでステップに入ると、観客ものってくる。後半ダブルアクセルから3連続コンビネーション、3回転ルッツも決め、コレオシークエンスでははじけて踊りきった。
 自己ベスト大幅更新の得点に大喜び

12 浅田真央 SP:71.73(1) FS:125.75 合計:197.48
 「蝶々夫人」プッチーニ♪ 瞑想するような表情から、はっと目を見開いて滑り出す。天に昇りそうな高いトリプルアクセル フリップ・ループ3-3、惜しくも転倒。ルッツは2回転^^; スパイラルだけでため息がもれる。ダブルアクセル+3回転トウループ、サルコウ、ループと後半ジャンプもちゃんと下りたが、フリップが1回転に。
 ジャパンオープンのときのほうが、音と体の動きが完全にマッチしていたかも。それでも、帰ってきたMaoは美しかった ステップはレベル4。
 減点2は、転倒とスタート遅れ。。。あら、もったいなかった

 結果、浅田真央が逃げ切って復帰を優勝で飾る 本郷が2位 3位にラジオノワが入った。4位ポゴリラヤ、5位カレン・チェン、6位ヒックス。地元中国の李子君は9位と残念・・・
 日本勢の1、2フィニッシュ、嬉しい

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GPS2015中国杯男子SP

2015年11月06日 22時08分59秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第3戦中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。男子ショートプログラムジャッジスコア)。

1 グラント・ホッチスタイン(アメリカ) SP:74.27(5)
 「Due Tramonti」♪ 羽生結弦が優勝した世界ジュニア2010で5位だった選手。シンプルなグレー。静かな曲で、丁寧なスケーティング。冒頭の4回転トウループは両手をつき、トリプルアクセルは頑張った。イーグルの美しさで惹きつける。後半のルッツ・トウ3-3も着氷できた。
 自己ベスト更新。


2 宋楠(Nan SONG)(中国) SP:76.46(4)
 「When Michael Met Mozart」♪ グレーのシャツにストーンが光る。この人の復活を、中国のファンは待っていただろう。4回転トウループ、跳んだ トリプルアクセルも決まってさらに歓声。ルッツ・トウは3-2になったが、手拍子に後押しされてステップを踏んでいく。
 スピンでフィニッシュ、にっこりと笑顔 久しぶりにいい得点。


3 モリス・クヴィテラシヴィリ(ロシア) SP:66.92(11)
 「I Believe I Can Fly」「What Is Love」♪ ライトブルーのジャケット。メロウな曲で滑り出し、トリプルアクセルは転倒、4回転サルコウは片手をついた。フリップ・トウ3-3は頑張って下りる。ディスコ調の曲でノリノリで踊りながらステップ、意外と踊るの好きそう。
 時間オーバーの減点はもったいない。


4 エラジ・バルデ(カナダ) SP:64.68(12)
 「Echoes of Harlem」デューク・エリントン♪ 白シャツに蝶ネクタイ。ファンキーなトランペットの音にのって滑り出す。冒頭のトウループはおそらく4回転予定だが3回転に、トリプルアクセルで転倒。ルッツ・トウは3-2で大丈夫。グルーヴ感を出したいステップだったが、ちょっと今日はちょっと乗りきれなかったか。

5 イヴァン・リギニ(イタリア) SP:68.98(10)
 「誰も寝てはならぬ」プッチーニ、歌唱:ポール・ポッツ♪ 白から黒へグラデーション。この曲は今季の流行か トリプルアクセルはなんとかこらえ、4回転トウループは転倒。両手上げの3回転ルッツに沸いたが、続けた3回転トウループの転倒が惜しい。
 一生懸命盛り上げようとステップで頑張っていたが、マックス・アーロンや宇野昌磨のバージョンには、ちょっと追いつかないかも。

6 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:72.24(7)
 「エグモント序曲」ベートーヴェン♪ 裾の長い白いシャツ。また少し背が伸びたような ルッツ・トウ3-3を下り、トリプルアクセルは惜しい転倒。イナバウアーを見せた後の3回転ループはきれいに入った。フライングシットスピンに入るとき、大きく構えたので何を跳ぶのかと一瞬びっくり^^;
 ウィンドミルやI字姿勢、最後は見事なビールマンスピンでフィニッシュ。高得点に笑顔はじける。

7 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:90.05(2)
 「タンゴ・アモーレ」♪ 昨季と同じ曲、赤系の衣装。いきなり、4回転ルッツ+3回転トウループ クリーン トリプルアクセルはややこらえる着氷だったが、後半に4回転トウループ 前代未聞
 ステップも昨季よりクリアなエッジで、ちゃんと進歩している。キャメルスピンの姿勢などは柔軟性を増している。
 技術点53.76、べらぼう・・・

8 リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:70.21(8)
 「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ ワインカラーの半袖。会場がまだざわつく中、4回転トウループ転倒。アクセルに入ろうとしてスリップして転倒 3回転ルッツ+3回転トウループが決まってよかった…
 滑走姿勢やスピンの姿勢などはしっかりしていて、わりと好きな選手なんだけど


9 閻涵(Han YAN)(中国) SP:73.97(6)
 「シング・シング・シング」♪ 白シャツでシンプルに。4回転トウループ転倒、トリプルアクセルはステップアウト。ルッツ・トウ3-3は高さがあってよかった。軽妙な振付、軽やかにスイングするステップ、全体では素敵なプログラム。

10 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:69.13(9)
 「道化師」レオンカヴァッロ、歌唱:ルチアーノ・パヴァロッティ♪ 黒に赤と白を斜めに。高橋大輔のフリーを思い出させるこの曲で、彼のもう一つの故郷である北京で滑る。
 冒頭のトリプルアクセルは転倒、ルッツ・トウ3-3はセカンドがダウングレード 3回転フリップは大丈夫。キャメルスピンは前半通常と逆回転、足を換えてから通常回転で回った。ドラマティックなステップは、以前より体そのものを大きく使えるようになっている。

11 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:80.99(3)
 「Butterflies and Hurricanes」ミューズ♪ 黒の半袖から見える両腕は、タトゥー風 4回転トウループ+3回転トウループを決めたが4回転は両足着氷かも? トリプルアクセル、3回転ループは見事。力強いステップでフィニッシュ。
 もうひとつ、見せ場らしい見せ場がないような・・・


12 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:93.19(1)
 「マラゲーニャ」演奏:パコ・デ・ルシア、歌唱:プラシド・ドミンゴ♪ 赤いシャツに黒ベスト、薄く髭を生やして闘牛士のたたずまい。4回転サルコウを深く膝を曲げてこらえ、3回転ルッツ+3回転トウループ、トリプルアクセルを決めると客席からどよめき。ほかの選手はあまりやらない、フライングアップライトスピンもカッコいい。
 ボーカルが入るといっそうスペインの雰囲気が盛り上がり、ステップは本場のフラメンコのリズムを刻んでいく。しっかり体を絞ってシーズンに入ってきている。
 技術点こそ金博洋には届かなかったが、コーチのブライアン・オーサー氏が「Second mark」とつぶやいたとおり、演技構成点では追随を許さないのだった。

 結果、フェルナンデスがトップ、金博洋が3点差の2位、約9点差でヴォロノフが3位。4位宋楠、5位ホッチスタイン、6位閻涵。地元中国勢3人がフリー後半グループになった。
 フリーで金くんが4回転を何本決めるか、、、順位よりそっちが気になる

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GPS2015中国杯女子SP

2015年11月06日 20時51分15秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第3戦中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。女子ショートプログラムジャッジスコア)。

1 鄭璐(Lu ZHENG)(中国) SP:47.23(12)
 「アメリ」♪ 清純な白の衣装。ループ・トウ3-2、3回転フリップ、ダブルアクセルとジャンプは安定していて、決まるたびに大きな拍手。キャメルスピンのきれいな姿勢や、ヘアカッターからビールマンスピンもよかった。
 初めての国際大会がいきなりGPSだが、落ち着いて滑っていた。表現力やステップのエッジ使いなどは、これから。

2 趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:48.66(11)
 「キャラバン」♪ ブルーのセクシーなデザイン。トウ・トウ3-3頑張り、ドーナツスピンやI字スピンなどを見せる。3回転ループ、足を上げてからのダブルアクセルとミスなし。ステップでは体を大きく使えるようになってきた。ヘアカッターから足首のあたりをホールドするビールマンスピンで盛り上がる。

3 ハンナ・ミラー(アメリカ) SP:55.25(8)
 「アラベスク」♪ 紫にカラーストーンがきらきら。中東風の曲で艶っぽく滑り出す。トウ・トウ3-3、3回転ルッツが決まった。バレエのようなジャンプからダブルアクセルとジャンプは完璧。レイバックスピンの入り方なども、曲の雰囲気によく合わせていた。

4 カレン・チェン(アメリカ) SP:58.30(7)
 「誰も寝てはならぬ」プッチーニ♪ スケートアメリカに続いて今季GPS2戦目。ルッツ・トウ3-3は第1ジャンプのあとちょっと間があいたせいか、転倒してしまった。ステップでは一歩を大きくクリアに踏む意識が感じられる。ターンからの3回転ループ、イナバウアーからダブルアクセルときれい。足を高く上げるスパイラル、軸の細いビールマンスピンに喝采

5 李子君(Zijun LI)(中国) SP:58.62(5)
 「月の光」♪ 紺にパールを散らしたシックな衣装。「加油!」とたくさんの声がかかる。しっとりとスパイラルから滑り出し、3回転フリップから2回転トウループのコンビネーション。イーグルを見せてからの3回転ループ、イナバウアーからダブルアクセルと決まる。
 清純さを保ちながら、ふんわりと大人になりつつある美しさ。常に姿勢がきれいだった。
 この時点でトップ、観客は大喜び

6 パク・ソヨン(韓国) SP:52.47(10)
 「黒いオルフェ」♪ この選手もスケートアメリカに続いて2戦目。サルコウ・トウは3-3にしようとして、途中で開いた感じ。3回転ルッツで転倒したが、ダブルアクセルはしっかり決めた。
 ギターとパーカッションが印象的なパートでステップ。もう少しラテンっぽさがあると洗練されるのかな。

 いよいよ、浅田真央がリンクに登場

7 浅田真央 SP:71.73(1)
 「素敵なあなた」♪ 藤色にストーンを散りばめた衣装。客席にバナーがたくさん 日本語の応援の声。。。
 じっくり時間をかけて位置につく。腕を組み、視線と肩をきゅきゅっと動かしてスタート。トリプルアクセル、決まった 3回転フリップ+3回転ループ、決まった フライングキャメルスピンのあと、女性ボーカルが始まるとまた仕草で沸かせる。3回転ルッツ、跳んだ
 スローからだんだんテンポを上げる曲にのっていくステップで手拍子。
 見事な復帰、おかえり
 ループに回転不足、ルッツにエッジエラーeがついたけど、これから改善していけばいい。

8 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:54.76(9)
 「Feeling Good」♪ スケートアメリカに続いて2戦目。真央のあとでちょっと滑りづらかったかな^^; トウ・トウ3-2、3回転ルッツを決め、フライングキャメルではホールドする手の持ち替えを見せる。気持ちよく曲にのってるステップ、ダブルアクセルとしっかりまとめた。
 シーズンベスト更新。

9 コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:62.38(3)
 「The Feeling Begins」ピーター・ガブリエル♪ ワインカラーのワンショルダー。コンビネーションはフリップ・トウ3-2、イナバウアーや長いイーグルで魅せ、3回転ルッツやダブルアクセルをきっちり決める。キャメル姿勢からそのままシット姿勢になるスピンは見どころ。
 自己ベストの得点にコーチたちと喜ぶ。


10 本郷理華 SP:65.79(2)
 シルク・ド・ソレイユ(キダム)より「Incantation」♪ グリーン系の衣装が不思議な世界観を表す。フリップ・トウ3-3、3回転ルッツ、後半ダブルアクセルと問題なし。ステップで体を大きく使いながら表現していく。ウィンドミルをぶんぶん回すと会場が沸いた。
 ちょっとだけベスト更新。


11 エレーナ・ラジオノワ(ロシア) SP:58.51(6)
 「Je t'aime」ララ・ファビアン♪ サーモンピンク、裾が長い。スピードにのって滑り出したが、冒頭の3回転ルッツは単独に。もしかするとこっちがコンビネーションの予定だったかも。コンビネーションスピンの姿勢はなかなか面白い。
 後半の3回転ループに3回転トウループをつけ、ややこらえて着氷。アクセルがシングルに でも流れるようなステップはさらに大人っぽく、きれいになっている。


12 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:61.47(4)
 「バイオリンとオーケストラのためのボレロ」♪ 赤のバンデージ風。ドラマチックな曲調で大きく動き出す。3回転ルッツはやや傾いたが3回転トウループにつなげ、惜しくも転倒。3回転ループとダブルアクセルはきれい。コンビネーションスピンに入るところでぐらついてしまった。
 雰囲気のあるステップ、なかなかよかったんだけど。

 結果、ただ一人70点越えの浅田真央がトップ、2位に本郷と日本勢が1、2のスタート。3位ヒックス、4位ポゴリラヤ、5位地元中国の李子君、6位ラジオノワ。
 ライバルのロシア勢に10点以上の差をつけた浅田真央、フリーに向けて視野良好 楽しみ

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GPS2015中国杯アイスダンスSD

2015年11月06日 18時06分59秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。最初は、アイスダンス・ショートダンスジャッジスコア)。
 叢玥(Yue CONG)/孫鳴(Zhuoming SUN)が棄権、7組での競技となった。

2 趙悦(Yue ZHAO)/鄭汛(Xun ZHENG)(中国) SD:51.02
 「La Valse Champagne」「La Polka de Paris」♪ ピンクのドレスとグリーン系のジャケット。ツイズルをきれいに合わせ、全体に滑らかでミスらしいミスはなかった。このカップルで2シーズン目、ベストを大きく更新。

3 王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:50.64
 「Piano Man」「Fever」♪  こちらは赤みの強いピンクで、男性はベスト。ワルツの課題をポップスでというのも面白い。ツイズルで少しふらついたが、大きなミスにせずまとめる。

4 フェデリカ・テスタ/ルーカス・チョリー(スロバキア) SD:53.90
 「Waltz in Swing Times」「They Can't Take That Away From Me」「That's Entertainment」♪ オーソドックスな燕尾服、男性は特徴だった長めの髪を切ったらしい。ツイズルはばっちり、リフトの姿勢変化が自然でスムーズ。大柄な二人なので動きが映える。
 減点はリフトの時間超過、ちょっともったいない。


5 エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:63.54
 「Somebody to Love」「We Will Rock You」クイーン♪ そろって黒。後半グループになるとツイズルのスピードが違う。肩と胸を使うリフトに迫力。ロックでステップが個性的
 アイスダンスのSDは課題リズムがあるので、みんな似たような選曲になりがちだが、こういう選曲もありか~ 70点には届かず。

6 ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) SD:58.35
 「くるみ割り人形」♪ ピンクのチュチュでツイズルが、オルゴール人形のよう。随所にバレエらしい動きがあって、オーソドックスなプログラム。
 終わって女性が少しつらそうだったが、痛みでもあったのかな? 男性が慰めていた。シーズンベスト更新。

7 アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:66.39
 「メリー・ウィドウ」レハール♪ ワインカラーのドレスがきれい。エッジをホールドするツイズルの姿勢がいい。細かい脚捌きを丁寧にしている。ひところより全体のスピードが落ちてるかも^^;

8 マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) SD:65.36
 「More」アンドレア・ボチェッリ/「アンチェインド・メロディ」イル・ディーヴォ♪ ブルーのチューブドレスにタイなしの燕尾服。ステップシークエンスは滑らかでボールルームダンスらしい。ツイズルは少し合わなかったか^^; 後半しっかりスピードを上げ、膝の上に立つリフトで盛り上った。
 技術点が伸びなかったのは、ツイズルやパターンダンスでレベルをやや取りこぼしたあたりか。

 結果、カッペリーニ/ラノッテがトップ、2位にチョック/ベイツ、3位にイリニフ/ジガンシン。この3組がやはり表彰台の位置を争うことになりそう。
 このあとは女子ショートプログラム

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微妙な時差

2015年11月06日 14時51分41秒 | テレビ

 今夜からフィギュアスケート・グランプリシリーズ第3戦中国杯が始まる。浅田真央がGPSに復帰する試合で、日本との時差は1時間、これは日本でもテレビ放送にちょうどいい時間帯
 と思いきや、、、今夜は女子ショートプログラムの放送がテレビ朝日で8時からあるが、競技は19時半ごろ終了している予定 8時は男子ショートプログラムが始まる時間だ。
 しかし今大会は、日本から男子が出場してない(出場予定だった小塚崇彦が欠場となり、代わりに召集されたのが日本の選手ではなかった)。男子ショートプログラムの放送は、地上波では明朝5時から。ちょっと不遇
 女子フリーは、競技は明日17時半から19時半ごろだけど、放送は18:56から21時半までの2時間半枠。まずSPの演技を振り返ってから、かな 時間がたっぷりあるんだから、全員の演技を放送してもらいたい
 その間、男子フリーが行われ、、、放送は深夜(早朝?!)3:45から。リアルタイムで見づらい時間帯^^;
 北米の大会をライブ中継するのは時間帯的に難しいけど、時差1時間の中国の大会も、必ずしもライブに適した時間帯ではないようで 女子がもう少し遅い時間帯だったら日本のテレビ局にはありがたいんだろうけど、中国では男子やペアのほうが人気で、ゴールデンタイムにしたいのは当然。そうそう都合よくいかないか

 ・・・テレビ放送は待ってられないな・・・

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ジャンプが無効になる場合(ショートプログラム)

2015年11月05日 11時44分29秒 | スポーツ

 先週末のスケートカナダ、羽生結弦選手がショートプログラムの3つのジャンプのうち2つが無効になって、びっくりぽんだった。
 思いっきりルールの落とし穴にはまったパターンだが、ショートプログラムでどんなときにジャンプが無効になるのか、ちょっと整理してみよう。

【シニア男子】
(1)ダブルアクセルorトリプルアクセル 
(2)ステップからの単独ジャンプ、3回転or4回転 
(3)コンビネーションジャンプ、3-2/3-3/4-2/4-3 のどれか
 無効になるケースは:
a) (2)の単独ジャンプと、(3)のコンビネーションジャンプに、同じジャンプ(同じ名前、同じ回転数)があってはいけない。もしあったら、後から跳んだほう(コンビネーションの場合は全体)が無効。
 (コンビネーションの組み合わせが同じジャンプなのはOK。3回転トウループ+3回転トウループ、3回転ループ+3回転ループは可)
b) 回転数が足りないなど、要求を満たさないジャンプは無効。シニア男子ではコンビネーションが3-2以上なので、2-2を跳んだ場合は、元々の基礎点が低いほうが無効。
 例・・・2回転ルッツ+2回転トウループ トウループが無効
     3回転フリップ+1回転トウループ 1回転トウループが無効

 羽生選手の場合、まず単独ジャンプが2回転トウループだったので、(2)3回転or4回転の要求を満たさず、b)にあてはまって無効。続いて(3)コンビネーションが3回転ルッツ+2回転トウループで、単独ジャンプと同じものがコンビネーションにあったので、a)に相当してコンビネーション全体が無効になった。
 無効になった要素には、*マークがつく。2T*、3Lz*+2T*と表示されているのがそう。
 今シーズンの国際大会をざっと調べたら、ニース杯男子でソンドレ・オドヴォル=ボエ(ノルウェー)が、同じパターンの失敗をやっていた 2回転トウループ(2T*)、3回転フリップ+2回転トウループ(3F*+2T*)。やっちゃうときはやっちゃうのね^^;
 羽生結弦といえば、元々あらゆるケースに対応するシミュレーションをしていることで有名だった。2011年全日本選手権で、4回転予定の単独ジャンプが3回転トウループになったが、3回転ルッツ+3回転トウループ予定のコンビネーションを+2回転トウループにして、コンビネーションが無効になるのを防いでいる。
 今回のスケートカナダでも、もしかすると、このときの状況と同様と思ったのか。後で「ルールが頭に入ってなかった」とコメントしてたが、単独ジャンプが2回転で無効扱いになった場合は、コンビネーションでもう一度跳んでも関係ないと勘違いしてたのかも。
 ちなみに、U.S.インターナショナルクラシックでは、宇野昌磨選手がコンビネーションを失った 4回転予定が3回転トウループに、コンビネーションで3回転フリップ+3回転トウループを予定通り跳んでしまい、a)のケースで無効。羽生先輩のようにはできなかったか^^;
 4回転をトウループでなくサルコウで跳ぶ男子選手がけっこう多いのは、ショートプログラムに関してはこの重複ミスの心配がないというのも理由かもしれない。

 シニア女子、ジュニア男子、ジュニア女子も原則は同じ。必須ジャンプの種類が違うので、無効扱いになるケースが若干違う。

【シニア女子】
(1)ダブルアクセルorトリプルアクセル
(2)ステップからの単独ジャンプ、3回転
(3)コンビネーションジャンプ、3回転+2回転/3回転+3回転
 2回転+2回転で基礎点の低いほうが無効になるのは、シニア男子と同じ。現行ルールだと、単独ジャンプに4回転を跳んだら無効になっちゃう

【ジュニア男子(2015/2016)】
(1)ダブルアクセルorトリプルアクセル
(2)ステップからの単独ジャンプ、2回転or3回転フリップ
(3)コンビネーションジャンプ、3回転+2回転/3回転+3回転
 今シーズンの課題はフリップなので、単独ジャンプがフリップ以外だと無効。フリップなら2回転でもOKで、2回転フリップの基礎点1.9がもらえる。
 コンビネーションに同じジャンプが入ってはいけないので、通常コンビネーションにフリップは入れない(回転数が違えば大丈夫だけど、そんな危険は誰も冒さない)。2回転+2回転で基礎点が低いほうが無効になるのは、シニアと同じ。
 シニアでは、コンビネーション予定のジャンプが単独になったとき、単独予定のジャンプをコンビネーションにしても問題ないが、ジュニアでは要求を満たさなくなるので無効。(シニアで経験のある選手がジュニアの大会で、コンビネーション予定が単独になった後、単独ジャンプをコンビネーションにして無効になった例がある。)

【ジュニア女子(2015/2016)】
(1)ダブルアクセル
(2)ステップからの単独ジャンプ、2回転or3回転フリップ
(3)コンビネーションジャンプ、2回転+2回転/3回転+2回転/3回転+3回転
 ジュニア男子同様、単独ジャンプはフリップ。コンビネーションは2-2もOK。3回転がまったく入らなくても、全て有効なジャンプにはなる。
 アクセルはダブル限定なので、トリプルアクセルを跳んだら無効になるんだけど、、、「練習では跳べてるわ」なんて選手がロシアあたりに、いるかな

 2013/2014シーズンまでは、要求を満たさない2回転や1回転でも無効扱いではなく、GOEが-3。0点ではないので、2回転トウループなら1.3-0.6=0.7、2回転ルッツなら2.1-0.9=1.2がもらえた。
 それが無効0点扱いに変わったのは、3回転が不安定なレベルの選手が、転倒を避けて2回転ですませる傾向があったからではないかと思う。3回転に挑戦してもダウングレードで転倒でもしたら、2回転の基礎点から大きく引かれ、さらに減点1。確実に0.7とか1.2がもらえるなら、転倒しないほうがいい!というわけ。
 それでは3回転に挑む選手が損することになってしまう。要求をクリアしようと頑張る選手のほうが報われるように、ということだろう。(それでも、転倒の減点を含めて考えると、0点になっても転倒しないほうが得という場合もある。フリー進出ボーダーラインの選手は微妙

 羽生結弦のケースは単独とコンビネーションの両方が無効になったが、跳ぶ順番が逆だと単独ジャンプだけが無効となる。
 オンドレイ・ネペラ杯でニコル・ライチョヴァ(スロバキア)が3回転ルッツ+2回転ループ、2回転ループを跳んで、単独2回転ループだけが無効に。モルドヴィアン・オーナメントでは、ダシャ・グルム(スロベニア)が3回転ルッツ+2回転トウループ、2回転トウループを跳んで、単独2回転トウループだけ無効になっている。
 先に3-2コンビネーションを跳び、その後単独2回転ジャンプを跳んでb)、それがコンビネーションの2回転と同一だったa)場合は、1つのジャンプが2つの違反にあてはまるんだけど、1つ無効にするだけでいい? なんか微妙に不公平な気もする

 現行のルールでは、要求を満たさないジャンプが含まれるコンビネーション全体が無効になる。羽生がコンビネーションの得点を残すために、どうすればよかったのか? ルールがちゃんと頭に入ってて、2回転トウループはダメとわかっていたとして^^; 2回転トウループ以外を跳んだ場合をチェック。
 +3回転トウループ (6.0+4.3)x1.1=11.33
 +3回転トウループ(回転不足) (6.0+3.0)x1.1=9.90
 +3回転トウループ(ダウングレード) (6.0+1.3)x1.1=8.03
 3回転ルッツの着氷で傾いてたので3回転をつけるのは難しかったが、仮に転倒してGOEマイナス2.1と減点1があっても、約5点~8点確保できた計算になる。
 +1回転トウループ (6.0+0)x1.1=6.6 GOEマイナス2.1→4.50
 +なし          同上
 1回転だと要求を満たさないので無効になるが、3回転ルッツは認定される。ジャンプ1つだけのコンビネーション扱いでGOEは-3、2.1点引かれるが得点は残る。セカンドを跳ばなくても同じ。
 +2回転ループ (6.0+1.8)x1.1=8.58
 セカンドにループをつけるのは、日頃から練習してないと難しいけど、今後の対策として練習しておいたほうがいいかも?!

 フリーでジャンプが無効になる場合は、また近いうちにまとめます

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タイル?

2015年11月03日 23時47分57秒 | アジア

 つれあいのベトナム土産。
 Banh Quyはベトナム語でクッキーのことらしい。
 カッコ内がフランス語なのが、ハノイっぽい。Google翻訳してみたら、「ココナッツタイル&ココナッツシナモンタイル」になった 要するにココナッツ味とココナッツ・シナモン味なのかな?
 挿絵の建物はなかなか風情がある。。。さっそく味見しよう

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GPS2015スケートカナダ男子フリー

2015年11月01日 13時40分05秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第2戦スケートカナダ男子フリージャッジスコア)。

1 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:47.19(12) FS:104.86(12) 合計:152.05(12)
 「ロミオ+ジュリエット」♪ 白に右袖だけ黒。この曲はいつも人気だ。トリプルアクセル+2回転トウループ、3回転フリップ+3回転トウループを決めたが、後半のトリプルアクセルで転倒。
 ロックのステップでは手拍子をもらいながら頑張る。少し元気がないかな・・・

2 ティモシー・ドレンスキー(アメリカ) SP:62.46(11) FS:156.60(6) 合計:219.06(7)
 「Orchestral Variations on Themes of Chopin(ショパンのテーマによるオーケストラ変奏曲)」♪ 黒のVネックでシックに。冒頭のコンビネーションから、後半トリプルアクセル、3回転ループ+ダブルアクセルのシークエンスなど、全てのジャンプでまったくミスなし リンクの端から端まで雄大なイーグルとスパイラルを見せ、回転の速いアップライトスピンでフィニッシュ。
 終わった瞬間、両腕を突き上げた。


3 キーガン・メッシング(カナダ) SP:67.13(10) FS:115.12(11) 合計:182.25(11)
 「ピンク・パンサー」♪ 紫のシャツにピンクのネクタイ。4回転トウループに2度挑んで転倒、トリプルアクセル2本はなんとか着氷。スローパートでは観客を指差すような仕草も楽しい。スピンは回転が速く、高いバレエジャンプでも会場が沸いた。
 キス&クライでカナダのジャージを着ると、背中のCanadaを指差して見せる。アメリカ人だけど、カナダ所属を選んだ誇り。

4 川原星 SP:67.36(9) FS:127.85(9) 合計:195.21(10)
 「ピアノ協奏曲(宿命)」♪ 端正なブルーのジャケット。トリプルアクセルをなんとか下り、2本目はダブルに。スローパートで丁寧にステップを踏み、後半3回転ルッツ+3回転トウループを決めた。3連続が3-1-1になったのはちょっと口惜しいかも。天を仰いでフィニッシュ。
 プレゼントを自分で拾い、リンクサイドで深くお辞儀。キス&クライで「きつかった~」。フリーとトータルでも自己ベスト更新、頑張りました

5 キム・ジンソ(韓国) SP:68.64(8) FS:127.20(10) 合計:195.84(9)
 「雨に唄えば」♪ ベストにネクタイ、振付は宮本賢二。最初のジャンプは4回転予定だったと思われるが2回転に。トリプルアクセル転倒、ルッツ・トウ3-3は頑張る。後半アクセルがシングルとフリップがシングルに しかしその後、サルコウ・トウ・ループ3-2-2、さらにトリプルアクセル 終盤でこのファイトに拍手が起こる。
 一つ一つの音や歌詞をとらえる細かい振付を、頭や肩の動き、軽やかな足さばきで踊り、カート・ブラウニングの名作を知る観客にもアピールした。このプログラム、とにかく楽しい

6 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:71.44(7) FS:149.58(7) 合計:221.02(6)
 「オブリビオン」アストル・ピアソラ♪ グレーにゴールドがきれい。哀調をおびた男性ボーカルで、トリプルアクセルを2本、3回転ルッツ+両手上げ2回転ルッツと決めていく。テンポが速いパートでは、タンゴらしい切れのいい動きでステップ。後半も3-1-3などミスなく、しっとりとイーグルなどのコレオシークエンスもよかった。観客の拍手に笑顔でこたえる。
 自己ベストには届かず、少し残念そう。

7 羽生結弦 SP:73.25(6) FS:186.29(2) 合計:259.54(2)
 「Seimei」♪ 集中した表情で構える。左手をパン!と頭上に掲げてスタート。4回転サルコウ、決まった 4回転トウループ、入った さらっと跳ぶフリップ、ビールマンスピン。太鼓の音で静謐なステップ、今回はレベル3が取れた。後半の4回転トウループ、片手をついたが着氷2回転トウループをつけられた。
 トリプルアクセルでやや乱れてなんとか1回転トウループをつけたが、次のトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウは跳べた でもルッツで転倒 ハイドロブレーディングやイナバウアーのコレオシークエンスが、クライマックスに導く。
 力の限り、今日できることはやりきった。

8 ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:75.46(5) FS:143.12 合計:218.58
 「海賊」♪ 赤に金をあしらった華やかな衣装。冒頭のトリプルアクセルがきれいに入ったが、4回転サルコウは2度とも転倒、2本目のトリプルアクセルも転倒。ほかの3回転ジャンプは問題なく、バレエ曲らしいターンの連続で魅せた。

9 ナム・ニュウエン(カナダ) SP:76.10(4) FS:162.72(4) 合計:238.82(5)
 「パッサカリアとフーガ、ニ短調」バッハ♪ 白いブラウス。最初の滑り出しが少し羽生の「バラード1番」に似てきたような^^; 4回転トウループ+3回転トウループ、単独4回転トウループ決まった トリプルアクセルもかなりきれい。2本目はちょっとターンが入ったが2回転トウループをつける。
 終盤フリップ・トウ・ループ(片手上げ)3-2-2が決まると一気に盛り上がり、最後までほぼノーミスで滑りきった。終わって両拳を握って喜ぶ。
 自己ベストには少し届かず。

10 アダム・リッポン(アメリカ) SP:80.36(3) FS:159.33(5) 合計:239.69(4)
 「Because (The World is Round)」「Get Back」「Yesterday」「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」ビートルズ♪ 鮮やかな赤に黄色の線が眩しい。今日も4回転ルッツに挑戦したが転倒。トリプルアクセル+3回転トウループ、両手を上げての“リッポン”ルッツなどは余裕。「Get Back」で軽やかなステップ、「Yesterday」でしっとりと魅せ、最後はまた盛り上がれる、楽しいプログラム

11 パトリック・チャン(カナダ) SP:80.81(2) FS:190.33(1) 合計:271.14(1)
 ショパン・メドレー♪ 4回転トウループ+3回転トウループ決まった!今日はトリプルアクセルもきれいに入る。後半のルッツ・トウ・ループ3-2-2なども乱れなく、絶好調 細かく動きながらきれいなエッジのステップやトランジションは、この人の本領発揮。
 ノーミス演技に感激の表情。観客はスタンディングオーベーションで国の英雄を讃えた。ジャッジスコアに1つのマイナスもない、完璧なプログラムだった。

12 村上大介 SP:80.88(1) FS:171.37(3) 合計:252.25(3)
 「Anniversary」YOSHIKI♪ 黒に白と金が入った衣装はフォーマルな感じ。4回転サルコウ、4回転サルコウ+2回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループ、次々ジャンプが決まっていく。後半にルッツ・ループ・サルコウ3-1-2も入り、ほぼ減点はない。
 つなぎのスパイラルやイナバウアー、コレオシークエンスのバレエジャンプなどもよかった。チャンの直後で、少しスケーティングやスピードは見劣りしたかもしれないが、今持てる力を出し切れた。
 自己ベスト更新はならず。終盤までスピードを落とさずに演技構成点を上げていくこと、スピンのレベル等の取りこぼしをなくしていくことが、これからトップを目指すために必要かも。

 結果、優勝はパトリック・チャン、2位羽生結弦、3位村上大介。日本勢2人が表彰台に 4位リッポン、5位ニュウエン。GPSデビューのペトロフとドレンスキーが6位と7位、ベテランのブレジナが8位。川原星は10位だった。
 終わってみれば、予想とそれほど違わない結果だった 羽生と村上がファイナル進出に向けて悪くない順位が取れたことが、日本のファンには一安心 心穏やかに夜のテレビ放送を見ようっと
 (BS朝日では、2日16:00~と3日15:00~の放送で男女全員が見られそう)

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GPS2015スケートカナダ女子フリー

2015年11月01日 05時47分57秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第2戦スケートカナダ女子フリージャッジスコア)。

1 エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:49.84(12) FS:115.32(4) 合計:165.16(7)
 映画「愛のイエントル」より「Papa Can You Hear Me?」♪ SPで思いがけないミスでこの滑走順だが、フリーは落ち着いていた。冒頭、2本のルッツがどちらも単独になってしまったが、フリップ・トウ・ループ3-2-2や後半ループ・トウ3-3などをしっかり決める。
 柔らかい体を活かしたスピン、曲に入り込んだステップは、しっかり観客の心をとらえる。終わってみればフリーの技術点は3番目、確かな実力を示した。


2 イサベル・オルソン(スウェーデン) SP:50.23(11) FS:91.35(11) 合計:141.58(12)
 「夏」(ヴィヴァルディ「四季」より)♪ 赤い孔雀の羽のような衣装。ストリングスの速い曲にのって、最初から最後までよく動いた。2本目のルッツをコンビネーションにできなかったが、後半のサルコウ・トウ3-2やダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウなどを決める。多少ぐらついたり手をついたジャンプはあったが、転倒なしでのりきった。

3 アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:52.08(10) FS:108.29(8) 合計:160.37(8)
 「Summertime」「Jailhouse Rock」「In Other Words」「Sing Sing Sing」♪ 白い手袋にチェックのスカートが可愛い。冒頭トウ・トウ3-3を頑張って下り、ルッツや後半フリップ・トウ3-2などを着氷。曲が変わるたびに雰囲気をがらりと変えて、しっとりしたパート、はじけてるパート、笑顔をふりまく。終盤サルコウが2回転になったのは少し口惜しそう。

4 ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:52.17(9) FS:99.68(9) 合計:151.85(10)
 「バイオリン協奏曲変ホ短調」メンデルスゾーン♪ 青に花を散らす衣装。地元の大歓声の中、3回転フリップをややこらえて下り、ループでステップアウト。後半のほうが体が動いてきた感じで、フリップ・トウ3-2、高さのあるサルコウなどが決まった。
 バイオリンの速い音にステップでもしっかりついていった。

5 ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:54.13(8) FS:118.20(3) 合計:170.33(5)
 「Tema de Maria (from "Maria del Buenos Aires")」「Yo Soy Maria」アストル・ピアソラ♪  力強いルッツ・トウ・ループ3-2-2から入った。続くフリップ・トウ3-3はちょっとぎりぎりだったが、後半のジャンプも高さがある。スローパートでスパイラル、スペイン語ボーカルで情熱的なステップを見せた。
 ほぼノーミスで大喜び フリーの自己ベスト更新。


6 エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:55.37(7) FS:133.62(1) 合計:188.99(2)
 「ペール・ギュント」グリーグ♪ まさか前半でフリーを滑ると思っていなかった。しかし今日は別人。トリプルアクセルに挑んでステップアウトしたが回転は足りていた。ルッツ・トウ・ループ3-2-2、後半のトウ・トウ3-3、サルコウからダブルアクセルのシークエンスなど、大きな減点の要素はなし。
 「ソルヴェイグの歌」アリアでしっとりとステップ、終盤の合唱パートでダイナミックなコレオシークエンス、スピンからびしっとフィニッシュポーズを決めると、手をぐるぐる回してガッツポーズ
 得点は、もう少し欲しかった顔。

7 ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:56.26(6) FS:99.44(10) 合計:155.70(9)
 「Once Upon a Time in Mexico」「Las Bandidas」♪  黒レースに赤がアクセント。ルッツ・トウ・ループ3-2-2はうまく決まったが、フリップで転倒、ルッツがシングルに。しかし直後の3回転ループをしっかり決めて、大きく崩れはしなかった。ただ、ジャンプ構成があまり高難度ではないので、ノーミスでないと厳しい
 スパイラルやスプリットジャンプのコレオシークエンスは大きく表現。終盤にクライマックスに向かう曲でのステップはもう少し機敏に動けるといいのかも。


8 ポリーナ・エドマンズ(アメリカ) SP:56.85(5) FS:111.84(5) 合計:168.69(6)
 映画「風と共に去りぬ」より♪ ビビアン・リーが着ていたような雰囲気の衣装。見事なルッツ・トウ3-3に3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウと立て続けに入った。後半フリップで転倒したが、フライングキャメルスピンで工夫した姿勢、雄大なスパイラルなど大人の表現。スケーティングの一歩がよく伸びるので、見ていて美しい
 ちょっと回転不足が多かったのが今後の課題かな。

9 ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:59.21(4) FS:86.85(12) 合計:146.06(11)
 「Danzarin」「Oblivion」「Tanguera」♪ 黒レース、髪に赤い花を飾って大歓声の中に登場。フリップ、ダブルアクセル、ルッツと3つ続けて転倒。ループ、フリップとなんとか下りたがステップアウト。さらにフリップで転倒と、痛々しい出来になってしまった。
 スパイラルやイーグル、ヘアカッターのようにブレードを持って腕をくるっと頭の上を通す得意の動きなどは見せてくれた。


10 村上佳菜子 SP:59.79(3) FS:111.80(6) 合計:171.59(4)

 映画「サユリ」♪ ブルーの広がった袖をひらりと翻して登場。フリップ・トウ3-2から入り、アクセル・トウは1-3に 後半3-2-2、最後にダブルアクセルがやっと決まった。細かいところでもう少しクリーンに決めたいところか。
 三味線のリズムにのっていくステップがサユリの世界。そんなに悪い出来ではなく、次につながるフリーだったかな。

11 永井優香 SP:63.35(2) FS:109.57(7) 合計:172.92(3)

 「August's Rhapsody」♪ すぐ前の選手とほぼ同じに見えるブルーだが、背中にバイオリンのような模様。SP同様、びしっとルッツ・トウ3-3から。ループが1回転になったが、次のループ・トウ・ループ3-2-2をしっかり決める。後半ダブルアクセル+3回転トウループも頑張った。最後のダブルアクセルを決めると、晴れやかな顔でスパイラル。
 終わって両手を突き上げてガッツポーズ、
GPSデビュー戦をやりきった。トータルの自己ベストをちょっとだけ更新、この時点で2位とメダルを確定 回転不足がいくつかあったが、修正できればさらに上を目指せる。

12 アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:70.73(1) FS:131.79(2) 合計:202.52(1)
 映画「ムーランルージュ」より♪ 昨季と同じ曲だが、衣装は白に変えた。ダブルアクセル、フリップ・トウ3-2と序盤から安定したジャンプ。ループ・ループ・サルコウ3-1-3など後半のジャンプも隙がない。ほぼノーミスで終盤のスパイラルに入ると一気に盛り上がり、最後まで力強いスケーティング。
 初の200点越えで優勝

 結果、優勝はワグナー。SP7位から挽回したトゥクタミシェワが2位、永井優香がGPSデビュー戦で3位、村上佳奈子が僅差で4位。5位デールマン、6位エドマンズ、7位トゥルシンバエワ、8位レオノワ。
 実は接戦だった3位争いは、永井優香が逃げ切った形になった。転倒やパンクなしで跳びきれるか、回転不足なく回りきれるか、そのあたりが結局ポイントになるのかも。

 このあとはアイスダンス・フリー、ペア・フリー、最後に男子フリー。さて、どうなる

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