中3の次男、部活もいよいよ最後の大会。強い後輩たちの力で春季大会の団体戦は都大会に出場したので、夏季大会も当然ねらっているが、補欠の次男は個人戦に敗退した時点で事実上の引退となる。組み合わせを見たら、2回戦で都大会出場した選手に当たる^^;(しかもその子は隣の中学の子で、市のバドミントン教室や自主練をいっしょにやってるお友達
)
それでも、余裕のある地区大会前半では補欠も団体戦に出してもらえる。2複1単(ダブルス‐シングルス‐ダブルスの順に試合をして、2試合取ったほうが勝ち)のうち、1ダブ(1組目のダブルス)に一人ないし二人出して、取れればよし、ダメでもシングルスと2ダブで確実に勝つというパターン。次男も春はレギュラーでただ一人3年の部長H君と組んで、1ダブに出た(残念ながら勝てなかった^^;)。夏も出させてもらえたら、今度は勝ちたいとH君も言ってくれてたのだが・・・?
H君が練習中に捻挫してしまった
重傷ではないが、地区大会の出場は無理で…。いつもならレギュラー陣で固める後半戦も誰かが代わりに出なければならない。ということは、プレッシャーのかからない試合で気楽にやれてた次男も、勝負のかかる場面で出るかもしれない
レギュラーに何かあったとき、いつでも出ていけるだけの覚悟と準備をして、頑張ってる部長を支えるんだ!と以前ハッパをかけたことがあったが、実際そうなったらすごい重圧…。H君はこんな重圧の中でずっと頑張ってきたのかと思うと、あらためて偉いと思う。次男は耐えられるのか?!
10校中7校がブロック大会に進出、シードされてるので1回勝てばもう進出なのだが、地区のトップ3がみんな強くてそのままブロックのトップ3なので、できれば地区でも優勝か準優勝くらいしておきたい(でないとブロック大会で早々に強豪に当たってしまう)。こういう場合、どういう作戦がいいんだろうか。レギュラー陣を2組のダブルスに出して、次男は負けてもともとのシングルスに出すかな?と私は予想した。
準決勝、コーチの選択は予想に反して、強い2年と組んでの1ダブだった
練習したことはあるが、もちろん試合では初めて。2年のI君、見るからにやりにくそう
いつも組む子なら簡単にできることが、次男では全然できないから、それを全部フォローしなければならない。次男が前衛にいてもネットに近い球があんまり止められないし、後衛に回るとスマッシュもドロップも甘くてかえって攻撃されるし
それでも、次男にできること・できないことがわかってくると、いつもと違うパターンの攻めを巧みにやってくれる。あえて打ち込まずにうまく落として相手のミスを誘う。次男はもう、ひたすら邪魔にならないようにしてるだけ(笑) そしてサーブをひたすら丁寧に入れるだけ。ファイナルセットにもつれこんだが、後輩のおかげで勝てた
そして決勝、本来部長のH君と組む2年のR君と組んでまた1ダブ。相手は伝統的にダブルスが強い学校で、準決勝とは比べ物にならない強さ。それでも、全然試合にならないという感じではなく、R君がうまく攻めてミスを誘い、点差はそれほど開かない。もちろん相手は次男が弱いのがわかってるのでねらって攻めてくるが、必死で喰らいついている。
でも、いくら頑張っても、あと1球つなげられたら取れるかもしれないラリーが、つなげられない。先にミスしたり甘い球しか返せずに決められたり、もう一工夫ができずに、2セット連取されて負けた。
それでもシングルスと2ダブで勝ち、見事優勝
次男たちのペアが負けるのは織り込み済みなので作戦は当たったわけだ。少しは貢献できたかな^^;
部長H君には「今日の○○君(次男)はいつもの○○君じゃないです。スーパー○○君ですよ」と、ゲームのキャラみたいな例えで褒められた。
野球なら9回2アウトランナー無しで代打に出すとか、サッカーなら後半43分から交代で出すとか、引退前の3年生補欠を試合に出してあげる手段がいろいろある。しかし、卓球だのテニスだのバドミントンだのでは、試合に出すからには1試合任せなくてはならない。中学生活最後と思っても、上位大会進出がかかる場面ではなかなか出せるものではない。
思いがけなく与えられた機会に、なんとか日頃の練習の成果を発揮したらしい次男。あとは個人戦で持てる力の全てを出し尽くして、花道を飾るのだ
(その後は受験勉強に邁進するのだ
)