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NHK杯2017女子フリー

2017年11月11日 16時41分35秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2017弾4戦NHK杯女子フリージャッジスコア)。

アレイン・シャルトラン(カナダ) SP:49.60(12) FS:109.76(9) 合計:159.36(11)
 「サンセット大通り」♪ 濃いブルー。最初にルッツ・トウ3-3が決まって、昨日よりいい流れができた。後半転倒もあったが、最後はダブルアクセル+2回転ループのコンビネーション。自信を取り戻せたか。

ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:53.36(10) FS:106.42(11) 合計:159.78(10)
 「Rain In Your Black Eyes」♪ 藤色。最初のダブルアクセル+1回転ループのあとターンが入ってしまい、続くサルコウは2回転に。ルッツ・トウ3-2こらえ、フリップ決まる。得意のはずのループ、コンビネーションは少し乱れた。
 終盤のテンポアップしたパートで情熱的にステップ。もう少し華やかな曲でもよかったんじゃないかな


パク・ソヨン(韓国) SP:51.54(11) FS:84.25(12) 合計:135.79(12)
 「我が心のアランフエス」ナナ・ムスクーリ♪ 赤。ジャンプがことごとく抜けたり転倒で、、、 フライングスピンの入りで失敗も。スパイラルや最後のレイバックスピンはきれいだったけど。

アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:63.61(7) FS:127.34(5) 合計:190.95(6)
 「Tune Maari Entriyaan」♪ 紫のサリー風でインド映画音楽のメドレー。素晴らしく幅のあるトウ・トウ3-3から、ルッツ、フリップ、全てのジャンプを過不足なく安定して決めてきた。
 インド舞踊らしいユニークな振付で、所作や視線の使い方も魅力的。速い曲調できびきびとステップを踏んでフィニッシュするとガッツポーズ、ちょっとうれし涙。
 フリーの自己ベスト更新


白岩優奈 SP:57.34(8) FS:114.60(8) 合計:171.94(8)
 ムソルグスキー「展覧会の絵」♪ ワインがかった紫。元気よくルッツ・トウ3-3を下りてスピードにのり、リンクを縦断する大きなイーグルからダブルアクセル。スピード落とさずにステップを踏んでいく。
 後半、コンビネーション予定のアクセルが単独になったり、ループが2回転になったり、ちょっと惜しかった。しかし曲の構成と振付がよく合っていて、作品としてはなかなかいい。

マライア・ベル(アメリカ) SP:57.25(9) FS:108.79(10) 合計:166.04(9)
 「ウェストサイド・ストーリー」♪ 赤にブルーのストーンなど。中盤ジャンプが乱れてしまい、いつものきれいな身のこなしがあまり見られなかった感じ。
 曲の構成で、映画では最後に歌われる「Somewhere」を中盤に長く使い、「アメリカ」でフィニッシュというのは、ストーリーを知っているとやや奇異に感じる。

本郷理華 SP:65.83(4) FS:122.00(7) 合計:187.83(7)
 「フリーダ」♪ 黒に色とりどりの花、袖の網目が印象的。フリップ・トウ3-3、片手上げ3回転サルコウと下りる。音の切れ目にポーズがきれいに入るステップ、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループ頑張り、単独になったルッツをダブルアクセルに2回転トウループをつけてリカバリー。
 全身で歌うようなコレオシークエンスが彼女らしくて素敵

長洲未来(アメリカ) SP:65.17(5) FS:129.29(4) 合計:194.46(4)
 「ミス・サイゴン」♪ 赤のスタンドカラー。大きな軌道からトリプルアクセル、跳んだ両足着氷だったか。フリップ・トウ3-3、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループ等、しっかりコントロール。スパイラルやイナバウアーのコレオシークエンスから3回転ループ。
 「プログラム全体にめりはり」と解説・荒川静香さん。

宮原知子 SP:65.05(6) FS:126.75(6) 合計:191.80(5)
 プッチーニ「蝶々夫人」♪ 明るいブルー。ピアノの「ある晴れた日に」メロディに乗って、3回転ループから。ルッツ・トウ3-3を下り、腕の角度や体の動きまで大きいステップ。珍しくサルコウが変な回転で失敗。しかし頭がそのまま腰につきそうなレイバックスピン、ヘアカッターからビールマンの見事さ。
 まずは、ここへ戻ってきた。すべてはここから。

エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) SP:79.99(1) FS:144.40(1) 合計:224.39(1)
 「アンナ・カレーニナ」♪ 黒のローブデコルテ風。珍しく冒頭の3回転フリップで転倒 次のルッツもやや微妙な着氷だったがこらえる。その後落ち着いて一歩が大きいステップをこなしていく。後半のジャンプは手をあげながら3連続などしっかり。
 本来の出来でなくても、十分。

ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア) SP:70.04(3) FS:140.15(2) 合計:210.19(3)
 ショパン「ノクターン」/「Song for the Little Sparrow」♪ 黒Vネック。高く上がってから回転を始めて余裕を持って下りてくる、素晴らしいルッツ・トウ3-3 メドベージェワと違ってジャンプで手を挙げないが、どのジャンプも高さと余裕があるので見ていて気持ちいい。
 ステップもよく伸びていて大きく、171cmと長身なので足を高く上げると長さが際立つ。スケールの大きさを感じる。

カロリーナ・コストナー(イタリア) SP:74.57(2) FS:137.67(3) 合計:212.24(2)
 ドビュッシー「牧神の午後」♪ グレーがかった紫など。すーっと伸びていくスケーティングは、ただ滑るだけできれい。フリップ・トウ3-2、ループなど軸がまっすぐ上がって美しい。
 ちょっとしたつなぎのジャンプとか身のこなしとか、さすがの動き。やっぱりベテランがいてくれると、競技そのものが引き締まると思う。

 結果、ミスはあっても圧倒的に強いメドベージェワが優勝、2位コストナー、3位ツルスカヤ。長洲未来が4位、宮原知子が5位。いい演技だったレオノワ6位、本郷7位、白岩8位だった。
 そして男子フリーが始まる・・・


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