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JGP2017オーストラリア男子フリー

2017年08月25日 19時22分47秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズ(JGP)2017第1戦オーストラリア大会男子フリージャッジスコア)。

#1 ペイジェル・イーケン・スン(シンガポール) SP:36.33(14) FS:67.42(14) 合計:103.75(14)
 「Titanium」「Pavane」ピアノ・ガイズ🎵 黒に白。サルコウ・トウ3-2、ダブルアクセルなどを決める。ルッツやフリップはまだ2回転だけど、懸命に練習通りに跳ぼうと頑張るところ、好感が持てる。スピンも丁寧にこなす。
 表現はまだこれから、でもたくさん拍手をもらっていた。

#2 ハリソン・ベイン(ニュージーランド) SP:40.38(12) FS:70.86(12) 合計:111.34(12)
 「ロミオとジュリエット」白とグレー。違う曲がかかってしまって仕切り直し。高々と持ち上げるキャメルスピンで惹きつける。ジャンプは変な両足着氷が続いたが、後半落ち着いてルッツ・ループ・サルコウ2-1-2などを決めた。レイバックやアップライトの抱え込みからそのまま持ち上げるI字スピン、柔軟性がある。

#3 ダリアン・カプティク(オーストラリア) SP:49.99(11) FS:89.24(11) 合計:139.23(11) 映像
 マイケル・ジャクソン🎵 黒のボーダー風。大歓声の中、生き生きと滑っていく。3回転ルッツや3回転ループではフリーフットをついてしまったが、後半の3連続コンビネーションなど頑張る。決めるたびに観客を指さしたり笑顔をふりまいたり。最後はムーンウォーク、スターになったぜ

#4 ヤマト・ロウ(フィリピン) SP:34.93(15) FS:60.98(15) 合計:95.91(15)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ グレー。最初にきれいなダブルアクセルを決めたが、ルッツで変な開き方をしてしまい、3回転フリップ、ループは転倒。ゆったり大きく滑るパートと、テンポが速くなった部分できびきびと動くステップでうまく曲想の違いを出していた。

#5 ジウゼッペ・トリウルチオ(オーストラリア) SP:38.55(13) FS:68.41(13) 合計:106.96(13)
 「Feelin' Good」♪ 黒に少し赤。冒頭は両手上げ2回転ルッツ、続いてルッツ・トウ3-2と決める。しかし3回転が次々転倒で サルコウはなんとか耐えた。
 曲がカラオケみたいで、、、どうして?

#6 山隈太一郎 SP:50.05(10) FS:99.16(9) 合計:149.21(10)

 「ラ・ラ・ランド」♪ ブルーのシャツに黄色のポケットチーフ。元々踊れる選手だが、この曲ははまっていて、振付がカッコいい。トリプルアクセルはなんとか下り(ダウングレード)、高いルッツ・トウ3-3!と思ったら転倒。フリップ、ルッツでも転倒して得点としては厳しい
 しかし曲の世界観をよく表現していて、ジャンプ決まればいいプログラムになりそう。

#7 ドノヴァン・カリロ(メキシコ) SP:51.61(9) FS:121.80(5) 合計:173.41(7) 映像
 「Hasta Que Te Conoci」♪ ブルーにシルバーのライン。非常にしなやかに体を使って姿勢がよく、ラテンの曲を豊かに表現した。両手上げルッツ・トウ・トウ3-2-2、フリップ・トウ3-3、後半にも両手上げ3回転ルッツ、ループ・ループ3-2。イナバウアーやランジから跳んだり、いろいろ工夫がある。
 スピンも各ポジションがきれいで、魅力的。

#8 エリック・ショーバーグ(アメリカ) SP:53.69(8) FS:116.85(6) 合計:170.54(8)
 ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 黄色。フリップ・トウ3-3や3回転ループなどジャンプ好調だったが終盤に惜しい転倒。長身で1歩が大きくスピード感がある。アクセルはまだダブル。
 ジャンプのとき肘を外に張り出すような姿勢が特徴。

#9 木科雄登 SP:59.99(6) FS:122.49(4) 合計:182.48(5)

 「The Legend of 1900(海の上のピアニスト)」♪ ブルーのシャツにシルバー系ベスト。トリプルアクセルは回転足りず両足になってしまったが、3回転ルッツ、フリップときれいに入っていく。ループ・トウ3-3なんとか、フリップ・ループ・サルコウ3-1-2と決めた。
 ファンキーなジャズのパートで切れのいいステップから、スローパートへのメリハリもよく、物語の世界をしっかり作れていた。

#10 イゴール・ルキン(ロシア) SP:57.57(7) FS:127.61(2) 合計:185.12(3) 映像
 「ミ・マンケライ」ジョシュ・グローバン🎵 ブルーグレー。なんと“少年”に相応しい曲だろうか。余すところなく表現した。
 冒頭のトリプルアクセルは転倒したが、ルッツ・トウ3-3をきれいに決め、後半に単独3回転やダブルアクセルを次々決める。スピンもきれいで、全体のバランスがいい。回転不足が1つもなかったのが高得点につながった。

#11 ダニエル・グラスル(イタリア) SP:62.35(5) FS:112.58(8) 合計:174.93(6)
 「シルク・ド・ソレイユ」♪ ボーダーにサスペンダー。うずくまった姿勢からおもむろに、トリプルアクセルを跳んだが転倒。フリップ・ループ・サルコウ3-1-3や終盤の3-2など頑張る。ひょうきんな動きのステップの最後にダブルアクセルがぴしっと決まるあたりはよかった。最後はちょっと疲れてたかな。

#12 ジェームス・ミン(オーストラリア) SP:62.46(4) FS:92.34(10) 合計:154.80(9)
 「Fifth Element」♪ ルッツ・トウ3-2から入り、トリプルアクセルはちょっとステップアウト。なんだか3回転ジャンプで転倒が続いてしまい、パンクもあって不本意な出来になってしまった。

#13 ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:68.68(3) FS:127.52(3) 合計:196.20(2) 映像
 バッハ「トッカータとフーガ」♪ 白シャツ。ガンガン跳んだ! トウ・トウ4-2、4回転サルコウ、4回転トウループ。回転不足はあったが^^; もう少しシャープに回れると安定するのかな。

#14 アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ) SP:75.04(1) FS:134.33(1) 合計:209.37(1) 映像
 「Nelle tue mani」♪ 一回り体が大きくなったかな。4回転ループは回りきったように見えたが回転不足で転倒。トリプルアクセル+3回転トウループ、フリップ・トウ・ループ3-2-2など豪快。ルッツでも転倒があったが、全体に力強い。
 びしっとしたキャメルスピンに、体幹が強くなったのを感じた。

#15 ジョセフ・パン(カナダ) SP:69.30(2) FS:114.37(7) 合計:183.67(4) 映像
 「ゴッドファーザー」♪ 白f初に臙脂のベスト。4回転トウループ転倒からなかなか波に乗れなかったか。トリプルアクセルはステップアウト、3回転ルッツ転倒。終盤のランジからのループがパンク。ルッツ・トウ3-2などきれいに入ったものもあったし、スケーティング自体はきれいなんだけど。

 結果、優勝はクラスノジョン、2位サヴォシン、3位ルキン、4位パン。木科雄登が5位、山隈太一郎が10位だった。
 明日の女子フリーは11時半から。日本の松岡、滝野は第4グループなので2時過ぎから。目指せ表彰台

コメント
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