Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

JGP2014エストニア大会女子フリー

2014年09月30日 05時14分04秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会女子フリージャッジスコア)。女子も日本勢が大健闘

23 キム・ナヒュン(韓国) SP:46.15(9) FS:97.49(4) 合計:143.64(5)
 「サブリナ」♪ ピアノがメインのしっとりした曲で、優雅な雰囲気を出していく。最初の3回転フリップ+2回転ループ+2回転ループが鮮やかに決まり、ジャンプは予定通りに跳べて、フリーの自己ベスト更新。ルッツのエッジにeがついてしまうのを修正できたら、フリー100点台はもうすぐ。

27 新田谷凜 SP:57.85(1) FS:96.41(5) 合計:154.26(4)

 「ロミオとジュリエット」♪ 典雅なしぐさで曲の世界に引き込まれる。冒頭のトウループ3-3など、決まるジャンプが高さも流れも美しいだけに、ルッツの転倒や1回転になったループ、2回転になったサルコウがもったいない とはいえ、今季国際大会デビューで、アジアンオープン、JGPフランス大会と、3大会続けて150点台と安定した成績は立派。

28 アルス・カイウモワ(ロシア) SP:51.09(4) FS:106.62(3) 合計:157.71(3)
 「ロシュフォールの恋人たち」♪ 冒頭の3回転フリップ+1回転ループ+3回転から、わりと力強いジャンプをしっかり跳んだ。フリーで15点、トータルで14点以上自己ベスト更新して笑顔。

29 マリア・ソツコワ(ロシア) SP:52.06(2) FS:107.61(2) 合計:159.67(2)
 「Funny Face」「ティファニーで朝食を」♪ 最初の3回転ルッツで転倒したが、すぐ立て直した。ステップはジャズのセンスが感じられる。中盤、オードリー・ヘップバーンの「ムーン・リバー」が流れるが、曲が変わってもあまり滑りの雰囲気は変わらないような^^;振付の問題かな。
 回転不足2つなどで、あまり得点は伸ばせなかった。


30 中塩美悠 SP:51.81(3) FS:108.83(1) 合計:160.64(1)

 「Tango de los Exilados」♪ 冒頭のルッツでエッジにeがついたほかは、マイナスになった要素が一つもない。ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループは決まると迫力がある。官能的なステップでレベル4に加点1.10 スピンもレベル4をそろえた。後半にいくほどスピードも増す、力強いプログラムだった。
 得点と順位を見て大喜び 「めっちゃ嬉しい~~~」よかったね

 結果、中塩美悠が優勝、2位ソツコワ、3位カイウモワ、4位新田谷凜。中塩選手はフランス大会の4位と合わせて24ポイントとなり、ファイナル進出ランキングで4番手につけた。新田谷選手は2位+4位で22ポイント。
 例年だと24ポイントあたりがファイナル進出のボーダーラインなんだけど、昨季ファイナルに進出しているアレクサンドラ・プロクロワが、このあとドイツ大会・クロアチア大会に連続出場予定。26ポイント(2位+2位)の永井優香もまだ進出が決まらない状況。
 というわけで、樋口新葉と木原万莉子が出場するドイツ大会も注目
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JGP2014エストニア大会男子フリー

2014年09月30日 03時13分14秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会男子フリージャッジスコア)。山本草太選手、頑張った

12 ヴラディミール・サモイロフ(ロシア) SP:44.40(16) FS:126.28(4) 合計:170.68(6)
 ジャズ系のメドレー♪ SP16位と出遅れたが、ジャッジスコアに一つもマイナスがないクリーンなフリーを滑った。まだ全体に荒削りだけど、面白い工夫をした姿勢のスピンは全部レベル4が取れてるし、将来楽しみな選手がまたロシアから出てきた

21 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:66.08(3) FS:127.26(3) 合計:193.34(3)
 「アーティスト」♪ 冒頭に目の覚めるような4回転トウループが決まる。中途半端に下りたサルコウは、4回転の予定だった? 後半、3連続コンビネーションのサードジャンプが1回転になり、3回転フリップが回転不足で転倒したのは、体力的に厳しくなってたのかも。
 軽妙なステップ、スローパートと、うまく雰囲気を変えられる表現力がある。体力がついてトリプルアクセルが跳べるようになったら、大化けする

22 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) SP:64.70(4) FS:112.95(6) 合計:177.65(5)
 「アランフエス協奏曲」♪ きちんとエッジに乗っていくスケーティングがきれい。中途半端になってしまったダブルアクセルや2回転になったトウループが3回目として無効になるなど、ジャンプはまとめきれなかった。でも美しいステップやスピンは全てレベル4。13歳でこの水準まで来ているとなると、これまた将来楽しみ

23 山本草太 SP:66.42(2) FS:136.28(2) 合計:202.70(2)

 「ローレライ」♪ 最初からぐいぐいとスピードに乗っていく。冒頭のトリプルアクセルこそシングルになってしまったが(汗)、あとはほぼ完璧! ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなど、ジャンプ5つを後半に決め、スピンもレベル4をそろえる。最後まで疾走感のあるプログラム、自己ベスト更新で2大会連続表彰台

25 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:70.74(1) FS:137.63(1) 合計:208.37(1)
 ヴィヴァルディ「四季」より♪ エレキを使ったロック風(?!)アレンジ。トリプルアクセル2本、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウが前半に入るが、後半はダブルアクセル2本など軽めの構成。ルッツが2回転とか、ちょっとした取りこぼしでベスト更新とはいかず。

26 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:58.37(6) FS:123.05(5) 合計:181.42(4)
 「Adagio for Tron」♪ 伸びやかなスケーティング。元気一杯!という感じだった世界ジュニア2014に比べて、体の使い方がすごく上手くなっている。中盤でセリフのボーカルが入るのが効果的。トリプルアクセルは下りたと思ったが、ダウングレード でも決まるジャンプは着氷姿勢がきれいで、スピンの姿勢も工夫されて、なかなかいいプログラムだった。

 結果、表彰台はSPと同じ順位で、ペトロフ、山本、張の順になった。
 優勝したペトロフ選手は、28ポイントでファイナル進出決定。2位の山本選手は26ポイント(2位+2位)、3番手につけたけど、進出できるかどうかはまだわからない。クロアチア大会で宇野昌磨とイ・ジュンヒョンがポイントまたは得点合計で上回る可能性が大きいので、ドイツ大会で2人が26ポイント(1位+3位)以上になると厳しい。
 ドイツ大会には、今大会3位の張鶴、チェコ大会優勝のロマン・サドフスキー(カナダ)、チェコ大会3位の川原星が出場する。張鶴か川原星の優勝とサドフスキーの3位以内、どちらかが起こらなかった場合、山本選手のファイナル進出が決まる。
 というわけで、次の大会も見逃せない
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする