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生!!!

2012年12月21日 23時51分54秒 | Weblog

 期待しないでおこうと思ってたら、フジテレビさん、やりますね~
 全日本フィギュアスケート選手権男子ショートプログラム。第4グループと第5グループを生中継。ようやく、生中継のほうが視聴率が稼げると気づいた?!
 整氷の間に、第1~第3グループで上位の選手の演技を放送してくれないかな、と期待してたんだけど、、、日野龍樹、宇野昌磨、田中刑事あたりは明日見られるかな。
 第4グループの最初は無良崇人。4回転+3回転をばっちり決め、高いトリプルアクセル、ステップもカッコよく、84.48。80点台はほしいところだったから、いい感じ。
 中村健人はデビッド・ウィルソン振付のプログラム。羽生結弦関係の番組で、同じリンクで練習しているのが後ろのほうに映ってたが、彼もスケーティングをみっちり鍛えられたらしく、すごく滑らかなスケーティングになっている!ジャンプも決まって76.54。
 佐々木彰生のアップテンポのプログラムは、トリプルアクセルと片手上げルッツが決まって最高潮 全日本以外では目にする機会がない選手が、いい演技を見せてくれると嬉しい。74.92と得点も出た。
 次の織田信成、前がノリノリだっただけに、しっとりナンバーの世界に引き込むのにちょっと時間がかかった感じ。4回転の転倒は痛かったが、80.75と80点台に乗れたのはよかった。
 小塚崇彦は最初から伸びやかな滑りで、4回転のステップアウトは惜しかったけどコケなかったからいいとしよう ステップやスピンは文句なかったと思うし。84.58と僅差で無良を上回った。
 久しぶりに見る木原龍一、シニアに上がってからなかなか見る機会がなくて、、、頑張ってトリプルアクセルを跳んだが手をついた。「オペラ座の怪人」というとパトリック・チャンを思い出すが、なんか音楽の終わり方が尻切れトンボな印象なのが惜しい。
 第5グループは吉田行宏から。「最後のシーズン」と紹介される。トリプルアクセルがきれいだったが、最後のフリップ1回転で大きく得点をロスした 袖の真ん中で絞った衣装が素敵。53.02。
 生中継では、思いがけないアクシデントもそのまま放送される。続く堀之内雄基が名前をコールされると審判の前に行き、スケート靴を見せて何か訴えている。何が起こったのか? 2011年世界選手権で高橋大輔選手のスケート靴のビスがはずれたアクシデントが頭に浮かぶ。。。
 審判に促されてコーチのところへ、足をフェンスに乗せて見せている。解説の本田武史氏が「ブレードが折れてますね」そんなことが起こるのか 「6分間練習の後は問題なかったわけですから、、、」前の選手の得点待ちの間に、ジャンプを練習した映像で「このときですね」・・・なんでそんなタイミングで・・・
 ブレードが真ん中から折れている状態で、滑走できるものか? 荒川静香さんが「男子のジャンプの力を考えると、難しいですね」。コーチもなすすべがなかったのか、堀之内選手はリンクの真ん中に出てきてお辞儀をした。棄権だ。
 リンクサイドに戻りながら、涙ぐんでいる。コーチたちも目頭を押さえる。「戦わずして棄権ということになりました。」おそらく大学4年生で、もしかしたら最後の全日本かもしれない。だとしたら、あんまりだ。「現行のルールだと、時間内に調整できなければ棄権ということになります。以前だと最終滑走にしてもらえることもあったんですが」と荒川さんの説明。残念
 そんな状態に出ていった町田樹、ちょっと落ち着かなかったか。ステップは頑張ってたが、ジャンプが決まらないと盛り上がらないタイプのプログラムなのかな・・・転倒があったりしてもほかで盛り上がるタイプのプログラムもあるんだけど。68.48はちょっと厳しい。でも談話ではそれほど悲観してないようで、フリーに期待しよう。
 真打ち登場の高橋大輔。髪をなでつけるだけで「きゃぁ~っ」 4回転はなんとかこらえ、ほかのジャンプは問題なく、スピンは寸分たがわず同じ位置で回る美しさ、ステップはバリバリ。90点に乗るかと思ったが88.04。「ルッツの踏み切りがエラーになりましたね」(本田武史氏)。演技構成点で、全日本は他国の選手権と違ってあまり大盤振る舞いしないので、高橋大輔としては普通くらいだし^^;
 花束回収用掃除機が欲しい、と思うほどのすさまじい花束の数だったが、そんな後に出ていく気分はどうなんだろう? 坪井遥司は黒の衣装でムーディーな「フィーバー」、3回転フリップが2回転になったり、アクセルがダブルと技術点は伸ばせず。
 ようやく最終滑走、羽生結弦。出ていくときは緊張の面持ちだったが、、、4回転ぴしっ!トリプルアクセルがっちり!コンビネーション決まった!もう何も考えることはなく、ぐいぐいとステップ。力を出し切った顔で終わった。
 スケートアメリカで95.07を出したとき、「全日本では100点越えも可能?」とちらっと思ったが、さすがにそこまで出さなかったか。それでも97.68と、またまたベスト更新。全日本はあまり“盛らない”から、ISU主催大会でなくても相当参考になる得点で、外国選手たちにまたプレッシャーかかりそう。
 毎回、細かいところに工夫していて、今回も2つ目のスピンに入るときの動きが違った。振付のジェフリー・バトルは「もうユズルのものにして」と言ってるそうで、新鮮味を失わないように、さらに高得点が出るように、いろいろ考えているんだろう。

 明日のフリー、各グループ内での抽選で滑走順が決まり、最終グループは高橋→中村→織田→無良→小塚→羽生となった。高橋大輔がどの程度の得点を出すか、それに各選手がどこまで迫るor越えるか。
 全日本ジュニアトップ3が3人とも第3グループに入っているので、そちらも注目。(でも明日は生じゃないのが残念

コメント
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