亀田興毅選手の記者会見を途中まで見た。
背筋を伸ばして懸命に答えていた。20歳といえば、成人とはいえ、まだまだ子ども。質問するほうも、父の史郎氏が出てこないならお前が相手だとばかり、きつい質問をびしびし投げかける一方、「お父さんのどこが好きですか?」なんて子ども扱いした質問をしてしまう。どこまで大人扱いすればいいのか、記者たちの距離感は一定ではない。
史郎氏が会見を拒否し、興毅選手が一人矢面に立ったことで、父と息子の立場はある意味逆転した。長男は弟だけでなく、父も守るために一人出てきた。ボクシングを続けるにはそれしかないと覚悟したんだろう。
今、亀田家で長男だけが大人の責任を取ろうとしている。史郎氏は辞職してボクシング界を去ることでけじめをつけたつもりなんだろうが、それでは足りないだろう。しかし、「不器用やから」と息子に言われるとおり、史郎氏はきちんと語る言葉をおそらく持っていない。だから、もう息子に守ってもらうしかない。
たぶん、大毅選手の謹慎が終わって、ちゃんと練習や試合ができるようになってからも、2度と人前には出ないくらいの覚悟はしてるだろう。でも、これからどんな仕事して生きていくのか。まだ42歳。
NHKニュースの、街の人々の反応の中に、年配の女性が「今までと全然違って、(会見を)一生懸命やってたんでしょうね。お父さんは幸せ者」と言っていた。私もそう思う。
背筋を伸ばして懸命に答えていた。20歳といえば、成人とはいえ、まだまだ子ども。質問するほうも、父の史郎氏が出てこないならお前が相手だとばかり、きつい質問をびしびし投げかける一方、「お父さんのどこが好きですか?」なんて子ども扱いした質問をしてしまう。どこまで大人扱いすればいいのか、記者たちの距離感は一定ではない。
史郎氏が会見を拒否し、興毅選手が一人矢面に立ったことで、父と息子の立場はある意味逆転した。長男は弟だけでなく、父も守るために一人出てきた。ボクシングを続けるにはそれしかないと覚悟したんだろう。
今、亀田家で長男だけが大人の責任を取ろうとしている。史郎氏は辞職してボクシング界を去ることでけじめをつけたつもりなんだろうが、それでは足りないだろう。しかし、「不器用やから」と息子に言われるとおり、史郎氏はきちんと語る言葉をおそらく持っていない。だから、もう息子に守ってもらうしかない。
たぶん、大毅選手の謹慎が終わって、ちゃんと練習や試合ができるようになってからも、2度と人前には出ないくらいの覚悟はしてるだろう。でも、これからどんな仕事して生きていくのか。まだ42歳。
NHKニュースの、街の人々の反応の中に、年配の女性が「今までと全然違って、(会見を)一生懸命やってたんでしょうね。お父さんは幸せ者」と言っていた。私もそう思う。