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CDの価格

2006年01月21日 04時11分00秒 | Weblog

 皆さんはCDをどこで購入するだろうか。家の近くや通勤・通学で通る駅前のCD屋? DVDを借りるついでにT○○TAY○で? 大型チェーン店まで出かける? もっぱらネットで? どこで買うにしても、日本のレコード会社から発売された同じCD(新品で発売から一定期間以内)なら、原則として値段は同じだ(ネットの場合は少し違うこともあるが、2割も3割も違うわけではない)。どこで買うかを決める基準は、便利だからとか、その店のポイントを貯めているからとか、品揃えがいいとか、たくさん試聴できるとか、、、じゃないだろうか。どこで買っても価格が同じであることを、日本では普通のこととして受け入れている。
 ところが、香港ではCDの価格は店の路線価(?!)に比例する。目抜き通りの大型店より、雑居ビルの小さな店は間違いなく2割は安い(日本における喫茶店のコーヒーの値段のようなものだ)。CD屋が集まる地域は特に安く、旺角と湾仔はその代表。有名なオタクビル、旺角の信和中心と湾仔の東方188商場は新品CD屋も中古CD屋も集まっていてすご~く便利。そういう安い店ではクレジットカードが使えなかったり、使えても手数料を取られるとか一定金額以上の買い物が必要だったりするが、大型店で120ドルのものが85ドルなんてことはざらにある。
 「そんなに安いんじゃ、海賊盤なんじゃないの?」と心配される方もあるかもしれないが、音楽CDだけを売っている店ならほぼ100%大丈夫。大型店との違いがあるとしたら、大型店はパッケージの上にもう1枚ビニール袋に入れてあって商品がきれい。あとはポスターが無料でもらえるかな?(ポスターがもらえる商品を大型店で買ったことがないのでわからないが^^;) 激安店ではポスター+3ドルとか5ドルというところが多い(商品によっては無料でくれる。もらっても困ることもある^^;)。
 ごくまれに大型店と激安店で同じ価格になるのは、メーカーが指定した価格で売るように印刷したりシールを貼ったりして出荷してくる商品(宣伝費をしっかり使って大型店に損をさせないようにしているものと思われる)。また、大型店ではときどき在庫一掃セールをやるが、セール価格になった商品は激安店の半額程度のこともあるので要チェック。何を買っても激安店が得とは限らないのだ。
 北京でも店によって価格は違い、やはり外国人も来るような友誼商店やデパートは高め、書店やスーパーはいくらか安かった。街中の“音像店”だと正規盤を見つけるのに苦労するが、見つかればお得。海賊盤対策として20元程度で発売される正規盤(たいていは売れ筋の大陸歌手、帯に定価が印刷されている)もあった。当たり前だけど、香港などからの直輸入盤はものすごく高くて、150元くらいだった・・・(うちに来てたハウスキーパーさんの月給が1000元もしないのに
 日本だと、再販制度適用期間(2年くらい)を過ぎた商品は安くなることが多いと思うが、香港だと需給関係がそのまま価格に反映されるので、逆に発売時より高く売っていることも珍しくない。
 以上、「CD価格がどこでも同じなのは日本だけかも」という話でした。

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