お母さんからの手紙。・・・

　今日ぐらいに、生徒たちから期末テストの結果の報告が相次ぐ。・・・

案の定、ほとんどの生徒の成績が以前の成績より落ちている。・・・

期末テストでは、年間の総復習もかねて行われるのが常です。・・・だからかなり難しい。・・・

そこで、前もって期末テストは難問が出るからとあらかじめ「覚悟」しておいてほしいと告げていたのだが・・・

今日、あるお母さんから直接手紙を貰いました。・・・

「以前からの成績より少ししかあげられなかったのならまだしも、以前より大きく下がっているのは、考えられない！」と、・・・

えっーーーー？・・・だから前もって話したじゃないの～・・・しかも、うちに来て本腰が入ってまだ一か月ですよ～。そんな無茶な～！・・・

これが現実なんです。・・・

確かにこの子は頑張って来てくれて、一生懸命勉強していた。・・・しかし、基本が定着できていなかった。いくら先に進もうとも、基本が出来てなければ覚える事すらできない。本人もその事の重要性を分かっていなかった。我々がそれをしっかりと教えてやれなかった。・・・期間も短い。・・・しかし、全ては言い訳にしかすぎません。・・・

親は、目先の点数の動きしか見えてこないのです。・・・なぜなら学校や塾で何をして、何が起こっているのか知らないからです。・・・だから、出来るだけ分かるように毎週手紙を渡していたのだが、信用されていなかったようです。・・・

今後の結果で判断して貰うしかありません。・・・

我々も大きく反省し、次に活かさないといけないのです。・・・

彼女は彼女なりに頑張っていましたが、それまでの学習法と我々の指導法にギャップがあったんです。・・・結局、彼女はそれまでの学習法をメインにして今回やったそうです。我々の方法は意味がないと無視したようなのです。しかし、親としてはそうはいきません。・・・信じて貰えるように頑張り続ける事しか出来ませんが、我々のスタンスを変えるつもりはありません。・・・我々は教える立場です。信念を持ってやってます。親や子供に合わせていれば、今までのように成績が行き詰ってどうにもならないのですから・・・

なんだかんだ言っても始まりません。・・・

明日は、講師スタッフと会議です。・・・（また、私が責められそう～）・・・

あの～、もう少し長い目で見て頂けませんか～。・・・まだ、一か月ですし～。・・・そうすぐに結果は出ませんよ～。・・・

「許さん！」・・・

そんなぁ～・・・

はぁ～・・・

明日に、期待！・・・（なでしこ負けたぁ～）・・・