人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

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お札。・・・

2012-02-05 22:25:43 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は、昼から入試講義がありました。・・・

講義と言っても一部のやりたい生徒の要望によるものです。・・・基本的には「お休み」です。・・・

何にしても私学の入試まで4日しかありません。焦って当然!それを少しでも癒せるなら、全力でバックアップします。・・・

とは云うものの、今日は元々実家のお母んの所へ行く約束をしていた。・・・どうする?・・・

講師スタッフから提案が出た。・・・私が実家へ行く前に教室を開けて、スタッフと打ち合わせ後、私は実家へ向かい、スタッフは昼からの生徒を迎えて講義を始める。・・・

確かに私は講義をしないから、それもありだな~。・・・了承して、彼に任せる事にした。・・・彼も今日は無償でやってくれる。・・・志は、同じ。「全ては子供たちの為に!」良い教師になるためにはどうすればいいのかを模索し、経験を積んで行こうとしている。・・・

数時間だけ彼に任せて実家へ向かった。・・・

実家に着いておとんの仏壇に手を合わせていると、仏壇に立派な「お札」があるのが目に入った。・・・???・・・

「これ!何のお札?」・・・お母んに聞くと・・・

「身延から送って来たんや~」・・・「はぁ~?そう簡単にはこういうもんは送って来んやろ~」・・・

身延と言うのは、おとんのお骨を納めた処。・・・その昔は、私のお爺さんが「七面山」にて修行した事から始まる。・・・

お爺が死んだのは病気だったと、おとんは聞かされている。と言うのも、おとんが小さい頃にお爺が亡くなったので記憶がないのだ。どこにお骨を納めたのかさえ分からない。・・・そこで、「身延山、親子二人旅」が始まったのだが(バックナンバーにて)、おとんも亡くなってお骨を身延山に分骨している。・・・当時は、身延にお参りしその帰りには、必ず富士山に立ち寄っていた。年に一度、毎年出かけて行くのが楽しみだったのだ。・・・だが、10年ほど全身麻痺の状態が続き死んでいった。・・・さぞかしもう一度、身延のお山や富士山をその独眼で観たかったに違いない。・・・

「年末に御布施したからと、ちゃうか~?」・・・お母んが言う。・・・

家内安全、願望成就・・・祈り・・・正式なお札である。・・・

知らない人が見ても何とも感じないだろうが、このお札は大変なものなのです。・・・

「祈祷抄」・・・(漢字が違うかも?)・・・

身延では(日蓮宗総本山)、こういうお札に何人もの修行僧たちが祈りを込める。・・・

かつて、雨乞い合戦が行われた。・・・日蓮の時代の出来事。・・・数か月雨が降らず、飢饉が蔓延し世の中に「水」が枯渇した。・・・

そこで祈祷師と日蓮が対決する事になった。どちらが雨を降らせるかというものだった。・・・

始めに祈祷師が雨乞いを行うが、雨は一向に降らず。・・・

続いて日蓮率いる僧侶たちが祈祷を行った。・・・そして雨が降り注いだ。・・・その当時だから、気象の問題だと思いますが、史実として残っている。・・・

その時に使ったのが「祈祷抄」(漢字が違う?)・・・

「大地を指さばさるとも。虚空を繋ぎとめる者ありとも。日が西より出づるとも。法華経行者の願いの叶わぬこと、あるべからず。法華経行者を諸々の…」・・・

言葉を読んだだけでも勇気が湧いてきます。・・・それを何人もの行者が一斉に唱えます。何も起こらないはずがないです。・・・

そのすべての修行僧たちの願いや祈りが込められているのが、この「お札」です。・・・

これは良い運を呼び寄せるとか、悪運をはじくとか、そう云うものではありません。・・・

みなさんの祈りや気持ちがギュッと詰まった尊いものです。・・・

それは、とんでもなく絶大な応援団のバックアップなのです。・・・

例え何があっても諦めない「不退転のこころ」。それを支えるのがこの「お札」なのです。・・・

かつての日蓮もそうでした。どんな仕打ちをされても、どんなに虐げられても、「法華経」を信じて流布に寄与し続けた。そこから転んでも退かない意志「不退転のこころ」が出来上がりました。・・・そして、夢を持ち、志を遂げようとする者たちに、最高のエールを送るのが「祈祷抄」なのです。・・・

それを一枚の板に記して託したのがこういう「日蓮宗のお札」なのです。・・・

強力なバックアップ。・・・私にとってはこの上もない「声援」です。・・・

もし、数千人の人々から、「がんばれー!」って声援を頂いたら、やらざるを得ないでしょう?・・・弱気になんて、なってられないでしょう?・・・だって応援してくれているのですから・・・

たった一人の人にさえ、「がんばって!」って言われれば、「頑張ろう!」って思うでしょう。・・・それが数千人の人から一斉に言われれば、正直腰を抜かす。・・・そして、何とか期待に応えようと動きますよね。・・・

このお札は、そう云うものなんです。・・・

「最将、最強の経を得たり!」・・・実際の言葉とは違いますが、日蓮が伝えた言葉です。・・・

そんな気分です。・・・

店舗に帰って、生徒たちと講師に挨拶し、「お札」を私の机の後ろに掲げました。・・・

バックアップは絶大です。・・・

どんどん行きますぞー!・・・怖い物はない!・・・「掛かってコンかい~!一瞬で吹き飛ばしてくれるわー!」・・・

・・・くれぐれも過信はいけません。過信は・・・

この勢いで、志望校一発合格じゃ~!・・・

明日に、期待!・・・(お母ん!ありがとう!)・・・

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