日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

世田谷美術館「内井昭蔵・・」展

2010-02-24 | 仕事・建物
ツアーの話題は中断して今日行ってきた
「内井昭蔵の思想と建築」展―自然の秩序を建築にーの話題。

今月28日までの展覧会なので急遽行くことになった。
広い砧公園のなかを進むとマンサク・サンシュウ・梅など
ポカポカ陽気の中、春を告げる花がそこここに見られ、
保育園の子どもたちがはしゃいで飛び回っている。



世田谷美術館の設計者、内井昭蔵の仕事から引き出した思想と
祖父からのキリスト教の連なりが広い館内に展示されている。

内井昭蔵の作品のいくつかを知っているだだったが
三代に続く思想と仕事を少しだけ分かった気がした。

父の建築家内井進の時代はいかにも古そうなトレペ(美濃紙かも?)の手書図面
内井昭蔵の60年代は左肩に押したゴム印とミシン掛けのトレーシングペーパー図面
昔を思い出して懐かしくなったが
一画に烏口を見つけて「烏口はイヤだったね」友人と言い合う。
烏口と美濃紙~ホルダーとトレペ~手の汚れないパソコン図面
展示されている図面から昔の仕事を思い出して懐かしがった。

個人住宅から大小美術館から大きなプロジェクトまで
熱心に見て回ったが最後にエネルギー切れをおこしてしまった。
膨大な設計図を残してあっという間になくなった建築家
作品の横に関係者のコメントが付けられ人となりの一端を知る事が出来た。



展示室から見える木々や彫刻、
建築以前からあっただろう巨大なクヌギやヒマラヤ杉
「自然の秩序・・」の具現化
しかし、どのアングルから眺めても目に入る「世田谷清掃工場」



内井さんが目にしたら何と言っただろう??

帰りの「いらか道」のワンショット
紅梅が映えていた。

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