日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「チベット仏教の仏と聖者たち」講演会

2009-11-30 | その他
21日の「聖地チベット」展の前で貰ったチラシ
講演会・守りたい天空の至宝―聖地チベットを考えるーに
上野の都美術館へ友人と出かけた。



北京オリンピック聖火リレーの騒ぎを忘れて
美術鑑賞眼で見てしまった反省があった。

〔チベットの「いま」を知る人たちが集い、「本当のチベット」をお伝えします〕との
「チベット仏教の仏と聖者たち」講演会
講師:石濱祐美子氏・チベット・モンゴル研究者の早稲田大学教授
「何人集まるか分からなかったので手元資料がありません、スライドを写メして下さい」と
撮影を解禁された。



チベット展では展示品の説明はあったが、作られた目的や、
信仰としての意味は無いままだったが
教授はその当りを話して下さり
友人と「見る前に聞きたかった」と惜しんだ。

中国共産党の軍事侵略を受けダライラマ14世がインドに亡命し
その後も迫害された人々が続き、今やインドの南部がチベット仏教の拠点になっている。

釈迦が悟りを開いた場面では「手」「足」が地面に付いているが
「最後に残った煩悩(?)を地面に放している」や
仏教の八大聖地はチベット難民達が近くに暮らし聖地を守っている。
(インドでは仏教が滅びヒンズー教とイスラム教を信仰している)
もう20年以上前にインド旅行をし訪れた聖地サールナート(初めて説法をした地)は
仏塔が赤い大地にそびえていたが、木々が植えられて公園のようになった写真を新鮮に見た。
八大聖地ウキペディア



公演はチベットの美術品(信仰仏)からチベット仏教、チベット僧にまで及び
鳥の名前の由来の「仏・法・僧」は仏教の三宝だった。
(「ブッポウソウ」と鳴くのはブッポウソウではなくコノハズク)
などなど・・面白く知識欲を満足させてくれる講演会だった。
次は1月10日

石濱教授の話しは勢いがあり、若者言葉を交えて笑いを誘う。
200人収容の会場は6割方埋まり、若者(大学生か?)からお年寄りまで様々
チベットが少なからず関心を持たれている事を感じた。
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