一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

【webラジオ昔話】 むかしむかしのものがたり 第39話「北風と太陽」

2012-03-18 00:31:21 | webラジオ昔話むかしむかしのものがたり
石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。

むかしむかしのものがたり 第39話「北風と太陽」

http://radiotomo.typepad.jp/old/2012/03/39-d037.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。


今回もナレーションは恭子さん。やんちゃ小僧な感じの北風さんも可愛いかったです~
あと私は石田さんのほわほわ太陽さんがとても好きですねー^^


そしてエンディングのお話に、石田さんから雨と蓑笠の話がでてきて(笑)、
ぼんやりこんな歌を思い出したりしていました。


七重八重

花は咲けども 山吹の

みのひとつだに なきぞあやしき(かなしき)


(歌)表意:山吹の花は七重八重に咲くのに、実が一つも結ばないのは不思議なこと。

後拾遺集、醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたもの

小倉(京都嵯峨の小倉山付近)の家に住んでおりました頃、雨の降った日でしたが、来客があって、帰りがけ蓑を借りたいと言われたので、山吹の枝を折って持たせました。その人は事情が呑み込めずに帰って行きましたが、何日か経って、山吹の真意が解らなかったと言って寄越したので、その返事に歌を届けました。


道灌の山吹伝説

太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。
道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、
思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきました。
そして黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪なのでした。
花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰って行ったのです。

その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、

「その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。



しとどなく 

流がるる雨に 打たれ咲く

八重山吹の 美しきことかな


おばかな一陽が詠むいんちきな歌には、いつも何もひねりがなく。みたまんまなのですが。
シンプルで美しい自然をただ胸に留めておきたいだけなんですよね~^^


容赦なく降り付ける

冷たい雨に強くうたれても、花はじっと、美しく咲いています^^


山吹は愛しい、美しいお花です。





次回配信は、3月23日(金)「赤ずきん」だそうです^^

そしてなんと!!待ちに待った、むかしむかしのものがたりのCDが6月に発売されるそうです~~

RADIO TOMO!
感想・リクエストページ→ http://www.radiotomo.com/mailform/mukashi2.html
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むかしむかしのものがたり


着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
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