一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

【webラジオ昔話】 むかしむかしのものがたり 第27話「聴き耳頭巾」

2011-10-08 00:21:38 | webラジオ昔話むかしむかしのものがたり
石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。

むかしむかしのものがたり 第27話「聴き耳頭巾」
http://radiotomo.typepad.jp/old/2011/09/27-03c3.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。


今回のお話^^
私には、とても好みのお話でした~いいお話でした。ほっこりします。

そして物語状のことで偶然なのかもしれませんが、きつねさん親子に声が充てられていないことが、すごく効果を発揮されていて、とてもよかった!
想像力を掻き立てられ、それもとうぜん演技のなせる技なのでしょうが、愛らしいきつね親子の様子が浮かびました^^
こういうのがとても好きです。
余白の美、とでもいうか、余裕の美というか、こういう効果を待っていましたよ~

効果音も同じことで、お二人の語りで十分感じ取れるところは、控えてもらうとか、突然の無音などもむしろ効果大かもしれませんねー
また、こういった。語りをいかすようなお話づくりを楽しみにしています。



そして昔話に、お爺さんは山にしば刈りに。というくだりがよく出てきますが、
柴刈りの柴は、芝刈りではないですよ~
ということで、
次回宿題として柴刈りのこと石田彰さんが、調べて下さっているそうですので、次回分も是非聴いてみてくださいね~^^



妄想族の私には、お爺さんは翁、お婆さんは媼として理解しています。
山を育み水源をもつくる翁と、川で祓いと清めをおこなう媼です^^

昔の人にとって山に入るということは、とても神聖で、畏怖と畏敬の念をもってのぞんだ事なのだと思います。
いま私たちが、山に登るなんて簡単にいっていますが、昔の人が聞いたらとんでもないことなのでしょう~

柴は、卯杖などの元となるもの(卯杖は花の眠る場所~椿の章~で少し説明しています)。文様に携わる者としては、とてもシンボリックでそそられるものです。
お神楽や、古舞などにも、お道具としてでてきますね。

柴と呼ぶものは、総称となるのか結構範囲が広くなるみたいですが、枝や杖、あとは垣根などにも使われていて、
平安絵巻や源氏物語画帖などにも、柴垣が描かれていますし、実際文様にもあらわれてきます。

それに青柴垣神事(あおふしがきしんじ)という国譲りの神話の故事にちなんだ、船に青柴垣をのせた行事もあるということなので、随分古い伝えのあるものなのだと思います。
柴を乗せた船の文様もこのあたりから来ているのかな~^^

字訓をながめていると、山道や聖地にかかるところには柴神を祀ったり、南島には、青い芒(すすき)をさして祖霊を迎えることなども書かれてありました。

そしてとても古くには、束薪を水に投げる水占の神事なるものが伝わっていたそうです。


昔話をwebラジオで!
次回配信は、もうとっくに配信されています。「月のうさぎ」

RADIO TOMO!
感想・リクエストページ→ http://www.radiotomo.com/mailform/mukashi2.html
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むかしむかしのものがたり



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
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