石田彰さんと氷上恭子さんがたったお二人だけで、昔話をwebラジオで語ってくれます。
むかしむかしのものがたり 第24話「カチカチ山」
http://radiotomo.typepad.jp/old/2011/07/24-0125.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。
むかしむかしのものがたり→ http://radiotomo.typepad.jp/old/
感想・リクエストページ→ http://www.radiotomo.com/mailform/mukashi2.html
RADIO TOMO!
怖すぎですよ^^カチカチ山~
随分遅れてしまっての感想になってしまいましたが、、
実は一陽は、カチカチ山の予告がなされたとき、あんまり気が乗りませんでした。
そう。。何故ならカチカチ山っていうのは復讐劇で、まるで救いの無いお話だからです。。
好みでは無い上に、よく知ったお話。そして昔話というのは単調なものでもあるので、いくら好きとはいえ、少し飽きてきてしまっていたみたいですね。
ところがー。
きいてみたらばー。
力作の長編になっていて、とても怖かったです。。
子供向けとは思えないような^^;
なんていうか、ラジオですから絵図らが無い訳なので、途中から、タヌキだとかウサギだとかいう動物のお話では聴けなくなってしまいました。
タヌキやウサギという形象をとった人のお話としか聴こえなくなって。
鳥獣戯画なんかも、少し人を風刺して、動物たちの形象をとっているようなところもありますが。
昔から、蛇は女性の妄念・情念のようなものを表したり、貪り・愚鈍はタヌキを連想させますね。ウサギはなんだろう?知恵とか色とかかな?
なのでこれ、本当にあった当時の残酷な事件をもじったお話が、混在していたりするのかも知れないな~などと、ぼんやり聴きながら思っていました。江戸時代、あだ討ちとか流行っていたものらしいので、
忠臣蔵の影響なのか町民の間にもささいな事で、あだ討ちが流行ったそうです。
なので民話に、流行のお芝居と事件がくっついていった、などという事もあるのかな?と妄想を膨らましたり。
前半、彰さんのタヌキにはちょこっと歌舞伎の色悪を連想させられたりしましたが、これは石田さんならではだな~
タヌキは本来三枚目ですもんね。
色悪は歌舞伎の仇役で、凶悪だけど艶のある二枚目。例えばお岩さんに出てくる、伊右衛門です。悪い人ですが、人を魅了もする役どころでもあるそう。
私の今回のききどころは、
タヌキが茅を担いで、うしろにいるウサギに語りかけるところです^^
茅があるので振り返りきらない。後ろのよく見えない相手に言葉を投げかけている、その距離感みたいなものを、まざまざと聴いた気がして、細かいところで一人で喜んでおりました。
ほんと石田さんの、距離と空間の演技が好きです。
銀河影きえ/\ ``に、氷輪我のみを照らして淋しきに、軒守る犬の吼る声すみわたり、浦浪の音ぞここもとにたちくるやうなり。
これは雨月物語の菊花の約の中で一番好きなところなのですが、これを語訳された石田さんの語りに惚れたといってよいのだと思います。
宇宙(そら)に、身の内の淋しさに、離れた先の犬の声に、足元にあるような浦浪の音。距離と世界観をかんじた。
すっかり取り込まれてしまったのでした。
今回は石田さんのタヌキがあまりにも強烈すぎて、感想はここまでにさせて頂こう。
これほどメジャーな昔話なのですが
私には昔話感は、とても少なく感じました。ですが独自の路線でとても面白い空気感が出ていました。
このまま、古いものを生かしつつ、もっとつっぱしったお話づくりも面白いのでは。。と思いました。
さて、次回はもう配信されています。
第25話は「子育て幽霊」
京都の幽霊子育て飴は近所なので、次の記事にはレポートをくわえようかな^^?
昔話をwebラジオで!
RADIO TOMO!
むかしむかしのものがたり
着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
さとこの着物まわり
さとこの着物であそぼ
さとこのお着物着付け教室
にほんブログ村
↑ランキング
に参加しています。
ポちっとご協力していただけたら嬉しいです^^
むかしむかしのものがたり 第24話「カチカチ山」
http://radiotomo.typepad.jp/old/2011/07/24-0125.html
↑ここからクリックして入って、緑の矢印のとこをポちっと押すと昔話を聴くことができます。
配信は過去2回までとなっていますので、お気を付けください。
むかしむかしのものがたり→ http://radiotomo.typepad.jp/old/
感想・リクエストページ→ http://www.radiotomo.com/mailform/mukashi2.html
RADIO TOMO!
怖すぎですよ^^カチカチ山~
随分遅れてしまっての感想になってしまいましたが、、
実は一陽は、カチカチ山の予告がなされたとき、あんまり気が乗りませんでした。
そう。。何故ならカチカチ山っていうのは復讐劇で、まるで救いの無いお話だからです。。
好みでは無い上に、よく知ったお話。そして昔話というのは単調なものでもあるので、いくら好きとはいえ、少し飽きてきてしまっていたみたいですね。
ところがー。
きいてみたらばー。
力作の長編になっていて、とても怖かったです。。
子供向けとは思えないような^^;
なんていうか、ラジオですから絵図らが無い訳なので、途中から、タヌキだとかウサギだとかいう動物のお話では聴けなくなってしまいました。
タヌキやウサギという形象をとった人のお話としか聴こえなくなって。
鳥獣戯画なんかも、少し人を風刺して、動物たちの形象をとっているようなところもありますが。
昔から、蛇は女性の妄念・情念のようなものを表したり、貪り・愚鈍はタヌキを連想させますね。ウサギはなんだろう?知恵とか色とかかな?
なのでこれ、本当にあった当時の残酷な事件をもじったお話が、混在していたりするのかも知れないな~などと、ぼんやり聴きながら思っていました。江戸時代、あだ討ちとか流行っていたものらしいので、
忠臣蔵の影響なのか町民の間にもささいな事で、あだ討ちが流行ったそうです。
なので民話に、流行のお芝居と事件がくっついていった、などという事もあるのかな?と妄想を膨らましたり。
前半、彰さんのタヌキにはちょこっと歌舞伎の色悪を連想させられたりしましたが、これは石田さんならではだな~
タヌキは本来三枚目ですもんね。
色悪は歌舞伎の仇役で、凶悪だけど艶のある二枚目。例えばお岩さんに出てくる、伊右衛門です。悪い人ですが、人を魅了もする役どころでもあるそう。
私の今回のききどころは、
タヌキが茅を担いで、うしろにいるウサギに語りかけるところです^^
茅があるので振り返りきらない。後ろのよく見えない相手に言葉を投げかけている、その距離感みたいなものを、まざまざと聴いた気がして、細かいところで一人で喜んでおりました。
ほんと石田さんの、距離と空間の演技が好きです。
銀河影きえ/\ ``に、氷輪我のみを照らして淋しきに、軒守る犬の吼る声すみわたり、浦浪の音ぞここもとにたちくるやうなり。
これは雨月物語の菊花の約の中で一番好きなところなのですが、これを語訳された石田さんの語りに惚れたといってよいのだと思います。
宇宙(そら)に、身の内の淋しさに、離れた先の犬の声に、足元にあるような浦浪の音。距離と世界観をかんじた。
すっかり取り込まれてしまったのでした。
今回は石田さんのタヌキがあまりにも強烈すぎて、感想はここまでにさせて頂こう。
これほどメジャーな昔話なのですが
私には昔話感は、とても少なく感じました。ですが独自の路線でとても面白い空気感が出ていました。
このまま、古いものを生かしつつ、もっとつっぱしったお話づくりも面白いのでは。。と思いました。
さて、次回はもう配信されています。
第25話は「子育て幽霊」
京都の幽霊子育て飴は近所なので、次の記事にはレポートをくわえようかな^^?
昔話をwebラジオで!
RADIO TOMO!
むかしむかしのものがたり
着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
さとこの着物まわり
さとこの着物であそぼ
さとこのお着物着付け教室
にほんブログ村
↑ランキング
に参加しています。
ポちっとご協力していただけたら嬉しいです^^