一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

秀吉建立の大仏殿。~京都国立博物館界隈~

2011-06-18 22:40:07 | 京都国立博物館に行こう!!とその界隈
京都国立博物館付近を散策します^^

まず5月懸かりの博物館は、次々とつつじが満開に咲きみだれていました。


西門方向から旧館に向かって撮影



その昔、この辺り一帯は、方広寺という豊臣秀吉が建立したお寺の境内にあたりました。
小さくなりましたが、いまでも京都の豊国神社のとなりにあります。
博物館の敷地を囲む一つが2mも超える大きな石垣は、当時のなごりなんですよ。(大仏前交番周辺から見れます)


奈良東大寺の大仏を凌ぎ、6尺・約18mという毘盧遮那仏(びるしゃな-ぶつ)をまつった、大きな大仏殿があったのです。
今の博物館の南門は、三十三間堂南大門からつづく、ちょうど大仏殿に向かう参道にあたり、工事されている新館のちょうど裏手(或は豊国神社の裏手)が大仏殿跡だということです。
地震・火災により3度も建立しては失う、という羽目になってしまいましたが。
でもそれだけに、当時この辺りには沢山の職人さん達が住み着いていて、今もその名残があるのだと思います。


大仏殿跡地の公園

秀吉の霊廟は、博物館東の山手。阿弥陀ヶ峰に建立され、まつられています。
※阿弥陀ヶ峰は大変寂しい道で、ご近所のお年寄りからは、昔事件があったとも聞いています。女性の一人歩きや、ひと気の少ない時間帯は重々お気を付け下さい。

方広寺 豊国神社 阿弥陀ヶ峰 秀吉が眠る地 


動画を発見しました。

今も現存する、国家安康の梵鐘が一番有名かもしれませんね。

博物館のお庭には、方広寺遺跡から出土した石仏・石塔・建材、また秀吉が鴨川に架けた大橋の橋脚などもありますよ。
※現在常設館立替工事の為、特別展会期中以外、お庭には入れません。ご注意下さい。


秀吉建立のお寺には、養源院もあります。
こちらも博物館・南、三十三間堂東向かいにあります。昔は人の気の無いお寺で、血天井などもあり、何だか陰気な感じのするところだと思っていましたが、最近はよく人に道を尋ねられます。
八重の紅枝垂れ桜も美しいらしく、お参りする人もふえて、お寺もきれいになったみたいですね。
テレビの影響もあるのかな?




何故こんなことを書き出したかと言うと、理由はくだらないんですが、実は

石田彰さんと置鮎龍太郎さんによる『戦国BASABA弐 戦国トラベルナビ ~大阪・岐阜編~』(豊臣秀吉と、竹中半兵衛の縁の地を巡る企画CDです。)
というのを、ふらふらと予約購入てしまったんですね。。

石田彰さんの史跡ナビゲーションガイドということで、美術館の音声ガイド的なものを想像してしまって、とても期待してしまった訳なのですが。。
私らしく無い買い物~という結果となってしまいました^^;

そうですね。声優さんファンには、すごく楽しい内容なのだと思います。
単純に私が購買層に当てはまらなかっただけの事で、品物云々を何かいうつもりでは無いんですよ~^^
付属のブックレットには、声優さんお二方の写真も沢山のっていたし、史跡の説明も結構書き込んであって、お二人は楽しそうにガイドしてくれていましたし、折りしもロケ地で豪雪に見舞われた様子も面白かったです。
史跡を巡る、音声だけの旅番組のようですかね?

ですが、私のような者には過ぎた物でしたね~持て余してしまっています!勿体ないな~

そして秀吉縁の地であれば京都もなのに~と、なって。
もともとこの界隈を調べていたこともあって、ちょうど少し方広寺のことも調べていたし、近所の事だし、とむくむくとした気持ちになっての仕業なのでした。


曲がりなりにも、石田さんのファンであるので売り飛ばすには忍びない。。
そこで、もしファンの方でこちらのCDをまだ購入されて居らず、開封済み(2回くらい聴きました)でも構わないとおっしゃる方がおられたら、差し上げたいと思うのですが、希望の方おられましたら、よろしければ当ブログまでメールでご連絡下さいませ。
発送方法は、おそらくメール便になると思います。

まあ。ここのブログを石田さんファンの方がご覧頂いているとも思えないのですが(ファンであれば購入済みの方が多いと思いますしね)、きっとよっぽどご縁のある方になるのだろうと思います。
厚い石田彰さんファン、或は置鮎龍太郎さんファンであることを、条件とさせていただきます(笑)
ichiyo_raihku@mail.goo.ne.jpまでご連絡をお願い致します。


いろんな役者さんの朗読を聴いてみているのですが、やはり石田さんの語りが好きなんですよね。
「雨月物語」「立原道造」はやはり秀逸でした。
何度きいても、しっとりと味のくるものはいいですね。
なので、もっと聴きたいのです。。

最近、乙女向けの物ばかり発売されてて、私の聴けるものが全くありません(涙)
純粋に聴かせてくれるものも、もう少し企画されないものでしょうかね~。。は~。。。


さて、次回の京都国立博物館は!!
<特別展観>
百獣の楽園
―美術にすむ動物たち―
7月16日(土)~8月28日(日)
ゾウやラクダなどの大型哺乳類、イヌ・ネコ・ウサギといった愛玩動物、色鮮やかな鳥たち、ユーモラスな両生類、虫や魚、迫力の霊獣・・・縄文時代から現代にいたる当館の収蔵品の中から、選りすぐりの名品でお届けする初の動物特集です。制作年代や書画・彫刻・工芸といった表現のちがいを越えて、日本で愛されてきた動物たちの姿をいきいきと映し出します。

子供向けと思いきや、

双鹿図 円山応挙 筆
百犬図 伊藤若冲 筆
雪舟
元信
宗達
光琳
芦雪
北斎 
など、そうそうたる作家陣の出展がみられる他、

埴輪・唐三彩・鎌倉木彫

古美術ファンにも嬉しい作品群のもようです。


◆「ジャングル大帝」野外上映会
手塚治虫の原作をもとに作られたアニメ「ジャングル大帝(映画版)」を博物館庭園で上映します。
テレビ版第1話と第41話を中心に再構成した本編は、1967年のヴェネツィア国際映画祭で児童映画部門第1位サンマルコ銀獅子賞を受賞しました。展覧会とあわせて、どうぞお楽しみください。

日時:①7月22日(金) ②7月29日(金) 各日午後7時30分~9時(上映時間80分)
*中学・小学生の方は無料。一般の方は「百獣の楽園」チケットの半券をご提示ください。雨天中止。
*小学校低学年以下のお子様は、保護者同伴でお願いいたします。

◆少年少女博物館くらぶ
小学・中学生向け鑑賞会「博物館 まるまるアニマル!」
ゾウやラクダなどの大きな動物、かわいらしいイヌ・ネコ・ウサギ、色あざやかな鳥たち、カエルやサソリ、カブトムシにタコ、ついでに龍まで!動物をモチーフにした楽しい美術品を解説します。

日時:①8月2日(火) ②8月5日(金)
午前10時30分までに特別展示館入口前集合(各回40分程度、①・②とも内容は同じです)
講師:当館研究員 水谷亜希
参加費:無料

夏休みらしく、子供たちに楽しいイベントもいっぱいですよ^^



着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室

京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいました。ありがとうございます。
さとこの着物まわり
さとこの着物であそぼ
さとこのお着物着付け教室


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