一陽来福  ~齋藤一陽による截金の日々~

伝統工芸。截金職人齋藤一陽が、日々の物創りの様子を紹介します。

花の眠る場所。~月見草の章~

2011-06-15 22:26:22 | 花の眠る場所。
露さりて


岸にたたずむ  つきみぐさ

川にながるる 月もあるかな



露の落ちるのも鎮まり、月見草も少しほっとしたように、川の岸辺に佇む。

雲間からは、月光も射し、花のまわりを、ほんやりと明るくする。

水面には待宵の月映り、その姿は川に流るるようであった。



月見草は、どこか寂しそうで、いじらい風情をもったお花のように想います。


群馬県には月夜野。
と、言う土地があります。祖母がいっとき育ったところで、私自身は幼少期に一度行ったことのある土地というだけなのですが、祖母が良く話してくれたので、
月夜野ときくと、なんだか懐かしくなります。

月見草は待宵草。宵を待ち、花を咲かせます。
昔、どこぞのお殿様が月夜野の地を宵の頃に散策し、その野っ原に立ち寄ると一面に待宵草が咲き乱れ、月の光を受けた原が一面にほの明るく輝いた。

お殿様は、よい月よの~

と、言ったとかなんとか^^;

ほんとに子供のころに聞いたお話なので、祖母の話や昔話を勝手に記憶でつなげてしまったのだと思います。。まあ適当にお聞き流し下さいませ。

noriさんの美しい月見草のデジブックをみていたら、月見草の記事が書きたくなりました^^
月ではなく、陽の光にキラキラと朝露とともに輝いていますー
noriさんのデジブックはこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/kabotya707/archive/2011/6/8

待宵草は明治期に渡ってきた植物ということですが、、昔話もいくつか伝わっているようですし、もう少し古い時代からあったのではないかなー。
と思いますね~^^

昔話には、月見草の嫁。川を流れた月見草。などがあるようです。


着付け教室をはじめたお友達たちがリンクを貼ってくれました。
「ふあふあくらぶ 奈良の生駒で着付け教室・苔盆栽・パン教室」
http://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/京女さとこはんは一陽の帯留めを身近に実際に使って下さっています^^
記事で紹介してくださいましたhttp://ameblo.jp/fuwafuwapannookurimono/entry-10820091491.htmlありがとうございます。


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