ハーネスの盲点

パパは朝帰りをしたので、グーグー寝ています。
さて、ではママが1人で散歩に行きますか。

一路とめいにハーネスをつけて、多頭引き用のリードをつけます。

少し前を歩きますが、リードはたるんだままの距離を保ちます。
ヨシヨシ、ハーネスの効果はまだあるぞ。

公園の中に公衆トイレがいくつかあるので、ンコはトイレに捨てながら散歩します。
1回目は2人をヨイショと抱っこして捨てに行きました。
いつもパパは、ロングリードを伸ばして、トイレの外に2人を待たせて捨てに行くそうです。
2回目に捨てる時に、ふとその方法を試してみようと思いました。

なぜか2人とも、道の反対側でトイレに近づきたくないと座り込みます。
他に歩いている人もいないので、リードの長さが足りるかなと思いながら、ロングリードの長さいっぱいに伸ばしてトイレの方へ。。。。。

このとき、犬と顔を見合わせるような形になってしまいました。

その時、ほとんど抵抗なくするっと、ハーネスが抜けてしまいました。
ハーネスって、前に行こうとする犬を抑制するには良い構造なのですが、犬と向き合って引っ張ってしまうと、いとも簡単に抜けてしまうもんなのですね。

一路とめいは一瞬「あれ？」って顔をしましたが、2人揃って嬉しそうに
タッタッタッタッタッ　と走っていきます。

えー　どうしよう

ンコを包んだティッシュを持ったまま、落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせます。
「一路、めい～」と呼んで追いかけると駐車場前の道路に行ってしまいます。
ここは、たま～に車が通ります。

だんだん冷や汗がでてきます。
　「追いかけてはいけない」

立ち止まって呼び戻しです。

ヤッター、一路は戻ってきてくれました。
とりあえず、道端にンコは置いて、、

一路を捕まえます。
　「めいを捕まえるべきか、先に一路にハーネスを通すべきか？」

とりあえず一路を捕まえれば、一路につられてめいは戻ってくるはずなので、一路にハーネスをつけます。
まだ慣れていないので、アタフタしながらハーネスをつけていると、めいが戻ってきます。

よかった、と一度めいを捕まえますが、一路のハーネスでてこずっている間にまためいがトコトコと。。。。

「めい～」

散歩中のおじさんが心配そうに振り返ります。
結構大きな声を出していたかも。。。

祈るような気持ちで、呼び戻しているとめいは1人で歩くことに飽きたのか、トコトコ戻ってきてくれました。

ホントに良かった～、怖かった～。
ママ1人で散歩して、一路とめいが逃げてしまうとホント怖いです。

家に帰ってストラップの在庫チェック！
ちょうどバッグの中で首輪にかける短いリードがありました。

これからはハーネスをしても首輪をして、短いリードで首輪もつないでおくことにしました。

もう2度と同じ思いをするのはいやです。