ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

虹の本棚 と バトン

2020年04月30日 | つれづれ

緊急事態宣言下、みなさまいかがお過ごしでしょう。

わたしは、時間がたんまりあるのに、家庭内環境整備もそこそこだし、欲しかった読書時間もあるはずなのに、なかなかその気になれません。

人に会えない、仲間内でおしゃべり出来ない、さみしさに、気持ちうつむく日々でした。

そんなところに、SNSで「虹の本棚」というハッシュタグを見つけました。
「これは!」と思いまして、手近な本の背表紙を虹の七色の並べて、悦に入りました。

本当に、虹の本棚は、作って楽し、見て美し。

心の曇りに、光が差して、うれしい気持ちになるのです。

いいハッシュタグやなぁと単純に喜んでました。
そうしたら今度は、東京のニジノ絵本屋さんが「ニジノエール」という企画を始めたと知りました。

開業当初から一度はやってみたかった、店内の絵本を色別に並べるの。それをするのは、今!

予約制営業の空き時間を使って、面陳列の場所に「虹の本棚」を出現させました。

プラス、SNSでも「にじをつくって」「ニジノエール」を発信中です。

 

また、そうこうしていたら、facebookに個人的に、「BookCoverChallenge」のバトンが回ってきました。

なつかしいですね「バトン」。

15年ぐらい前ですかね? ネット掲示板とか個人ブログが華やかだったころ、「○○バトン」のやり取りが流行っていました。

ある種の「チェーンメール」や「幸福の手紙」的なにおいがしないではないですが、話題提供やコミュニケーションを活発にするきっかけになっていました。

それが、SNSにステイホームの時に動き回っている。当然といえば、当然だなと。

わたしの場合は、親愛なる人から「同じオタク病」という気になるうれしい表現とともに渡されたので、有頂天。

よ~し~、わたしの「オタク病の重度をみせてやる~」と張り切りました。

 

「BookCoverChallenge」のルールは、一日に1冊、7日間、表紙画像のみを投稿する。1日に一人バトンを渡す。

選んだ本は

現代思想の遭難者たち 増補版

『ULTRA MAN ART』(円谷プロ/北海道新聞社)

A DRUNKEN DREAM AND OTHER STORIES

『Food Landscapes』(Carl Warner/HarperCollins Publishers)

DINOTOPIA FIRST FLINGHT

ゴーストドラム』リンク先は新しい表紙。

『星の綿毛』(藤田雅矢/早川書房)

バトンをくれた人が英語が特技のアメリカ出身の方だったので、(読めてはいないけれども)英語の本を。

さらに背表紙の色で選びました。

「みせびらかしたい」一心でした。

ようは、自己満足のための「BookCoverChallenge」だったわけです。

 

さて、バトンを渡す相手はどうしようか?と迷いました。

以前なら、「バトンは放り投げるからだれか拾ってくれればいいよ~」って感じだったんですが。

今回は、えほんや なずなのメンバーを巻き込みたいと思いました。

集合知の店 えほんやなずな 支えてくれているスタッフメンバーの守備範囲を公開してもらいたい。

さらにいうと、なずなのSNS管理を協働してもらえるようなスキルアップにつながらないかなという下心もありました。

それから、なずなのスタッフメンバーではないけれども、地域の文化活動や市民活動に携わっていらっしゃる方がたにも、もう少し濃いめのつながりをもてたらいいなと、これも下心をもって指名しました。

「読書家じゃないし」とおっしゃる方を説得し、ルールはいかようにも変えていいのだと説明し、楽しいからやってみて!と押し付けた方もいました。

よろこんでバトンを受け取ってくださった方もいらしたので、本当にありがたいことだと思いました。

しかしながら、本の表紙を自撮りしてネットにアップロードをすることが、著作権保護利用の観点から法に抵触すること。

バトンリレーの仕組みが、「同調圧力」や「分断」を生む懸念があるという考えを知りました。

自分の「楽しいから」ととった行動に問題点があることを、きちんと考えないといけません。

不備があれば、学んで、その時から直していきます。

仲間と分け合うから楽しいこともあるし、ひとりで勝手にやる気楽さもあるし。

どちらも尊重できるように、ぐるぐる考えめぐらします。

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