国分寺崖線は武蔵村山の緑ヶ丘付近にはじまり、東大和市と立川市の境を横切り、JR中央線の国立駅の東側を通り、国分寺市・小金井市、国立市・府中市の境を縫うように走って調布市に入り、深大寺付近でつつじヶ丘などの舌状台地を作りながら、世田谷区の等々力渓谷を経て、大田区の田園調布嶺町付近に至る全長30キロメートルにも及ぶ巨大な断崖です。
国分寺崖線の上部
最大20メートルにも及ぶ段位差は、近辺の地域に豊富な湧水をもたらし、小さな清水はやがて野川の流れとなって多摩川に注ぎます。
豊富な湧水を利用してわさび栽培が行われています
国分寺や小金井の住民たちは、古来からこの断崖を「はけ」と呼び、そこから得られる湧水を生活の糧として生活をして来ました。
現在でも「真姿の池湧水群」は、都内でも御岳渓流とならんで環境庁の「名水百選」にも選定されております。
この「はけ」という単語は、このブログないでも度々使用していくと思いますので、是非覚えておいてくださいね。
野川の流れ