更新料有効・最高裁初判断

去る7/16の日経紙に依れば、最高裁は１５日、賃貸住宅の更新料について、「高額でなければ有効」とする初判断を示した。当事者間で合意すれば契約内容は自由という「契約自由の原則」を重視、商習慣へ司法の安易な介入に慎重姿勢を示したともいえる。ただ、更新料の根拠の分かりずらさを指摘する声も根強く、全国に１００万件以上あるとする制度について、家主側はより明快な説明を求められそうだ。と掲載されましたが、一時はどうなることかと注目していましたが、この判決が出てホットした感じです。もし無効となって何年にも遡って更新料を返せの裁判が続出し、全国に１００万件以上あると言われている更新料は一兆円を超す金額になり、更新料返還のため経営が難しくなり、自殺しかねない家主も多数でると7/16朝のＮＨＫのニュースでも報道されたように大変な問題になるところでしたが、これから先は不当に高い更新料は拒否されるとしても、借り手市場でだんだん更新料も無くなりかけている今日、この判決は素晴らしいと思いました。そうでなければ、借りたい為に契約時には、更新料を支払うと言って契約しても、後で支払わなくて良いことになれば、契約する意味がうすれ、全く無法な世の中になると思うからです。

 

（株）市川不動産