(C) 2008「アフタースクール」製作委員会
今回の記事は『アフタースクール』(2008年、監督:内田けんじ)です。
想像以上に面白かった映画です。これは騙されちゃいます。でも嫌な騙され方じゃないところがニクイ。
大泉洋さんの演技と役どころが光ってます!
■内容紹介 ※goo映画より
母校の中学校で教師をしている神野と、サラリーマンの木村は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。
その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵が訪ねてくる。
島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまうのだが……。
行方不明の友人、同級生を名乗る探偵、大人の放課後(アフタースクール)には何かが起きる!!
笑って、驚いて、巻き込まれて、グッとくる。驚きエンターテインメント!
甘く見てると
ダマされちゃいますよ
■感想
『アヒルと鴨のコインロッカー』の時も思いましたが、最近の邦画は脚本が良くできています。
『アフタースクール』も想像していたよりもずっと面白かったです。
そして騙されました。
映画はコミカルなタッチで撮られているので、とても楽しく観れました。
中後半で、ある真相が分かってからは物語はテイストを変えますが、それでも変わらずコミカルに撮られているので、最後まで楽しいです。
極端に走るのではなく、この控え気味のコミカルさ加減、好きだなぁ。
しかもこの真相というやつがびっくり。そして巧い。
↓ネタバレ反転注意!!
(物語の真相が分かってからは主演3人の立場がまるで変わるのですが、彼らの性格は最初から最後まで変わらず同じ印象。この手のヤツだと、コイツは二重人格か! というぐらい真相判明以降に豹変することが多いのですが、この映画はそうではなかった。)
だからかは知らないけれど、嫌なだまされ方じゃなかったと思います。
これは「騙されないぞ!」と意気込んで観るよりは、騙されちゃいましょう。
その方が楽しめます。
「水曜どうでしょう」のおかげですっかりバラエティーイメージが強い大泉洋さんですが、役者としての技術もかなり高いようで、上手でした。
某 L che*ge th* worL* の南○ャンとは雲泥の差。
コミカルな雰囲気を持った演技派というのは貴重な存在だとつくづく思いました。
アヒルと鴨のコインロッカーは切ない系の騙され映画でしたが、
アフタースクールは楽しい系の騙され映画です。
ミステリー好きの方にはもちろん、気軽に見れるので、楽しい映画を観たいという方にもオススメできる良作邦画です。
機会があったらぜひ観てみてください。
映画データ | |
---|---|
題名 | アフタースクール |
製作年/製作国 | 2008年/日本 |
ジャンル | コメディ/サスペンス |
監督 | 内田けんじ |
出演者 | 大泉洋 佐々木蔵之介 堺雅人 常盤貴子 田畑智子 北見敏之 山本圭 伊武雅刀、他 |
メモ・特記 | 特になし |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒アフタースクール - goo 映画
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