ブログ de ビュー

映画や本、テレビ、ゲームの感想がメイン。作品の記事はカテゴリ「索引」から探せます。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ボックス!(映画)

2010-06-20 17:45:00 | 映画
(C)2010 BOX! Production Committee

今回の記事は『ボックス!』(2010年、監督:李闘士男)です。
市原隼人と高良健吾が演じる対照的な幼なじみが、ボクシングを通して栄光と挫折を味わいながらも互いに成長し、真の友情を深めていくドラマを描いた青春スポーツ・ドラマ。
王道どストレートのストーリー展開だけど、むしろそれが心地よかった。

■内容紹介 ※goo映画より
気弱な優等生ユウキは、やんちゃな幼なじみのカブに誘われ、恵美須高校ボクシング部に入部する。
怠け者だが天性のボクシングセンスを持つカブは、ボクシング大会でいきなり連戦連勝。
一方、そんなカブを横目に、真面目な性格からひたすら鍛錬を重ねていったユウキは、着実に実力をつけていった。
二人はお互いを認めながら運命のライバルへとなっていく。
そんな二人の前に、無敵のモンスターと呼ばれる超高校級ボクサー・稲村が立ちはだかり…。

――その日、僕は吹きぬける風を見た

ボックス!

ボックス!


■感想
市原隼人主演の『ボックス!』を観てきました。
市原隼人と言うと、まず思い浮かぶのが『ROOKIES』の安仁屋役。
(猿ロックと言う人もいるかもしれませんが、僕は猿ロック見てなかったので)
意外なほど安仁屋の役柄にぴったり合っていたのが印象的でした。
今回、市原隼人が演じている役はクールだった安仁屋とは打って変わって、お調子者な天才・カブ役です。
かなり癖のある演技なのですが、違和感は少なく、市原隼人が見事に魅力的なキャラへと高めています。
お調子者ながら気は良く、不器用ながら真っ直ぐなカブは、無邪気なところも含めすっごく好きになる。

高良健吾が演じたカブの幼なじみ・ユウキもすごく良かったです。
カブとは対照的な性格で、物静かに努力をコツコツを重ねる真面目な少年。
と思っていたら意外なほど内に熱いものを秘めており、典型的なクール熱血少年タイプだったりします。
最初は気弱だった彼が、途中からカブを鼓舞するまでに成長し、後半のとあるシーンでは、顧問の耀子先生を前に
「絶対に鏑矢を倒しますから」
と宣言する辺りに、ものすっごく男の子を感じちゃいますね。
(それまでカブちゃんって呼んでたのに、突然鏑矢呼ばわりしてるし)

お互いに相手を認め、信じあえるカブとユウキの関係って素敵だなって思いました。
観ていて気持ちいいほど青春どストレートでした。

ストーリー展開も王道ど真ん中の青春ストーリーです。
こういう映画を観ていると何とも言えない気持ちが湧いてきます。
ところどころクスリとくるような演出もされていて、飽きることなくすごく楽しめました。
対照的な幼なじみ、カブとユウキを通して描いた栄光と挫折、友情の物語は気持ちよいほどの良ストーリーでした。

特に主人公のカブが辿る挫折のエピソードが中盤のアクセントとしてよく効いています。
「ボクシングしかできへんのに」
初めて挫折を知ったカブが、泣きながら気持ちを吐露するするシーンはどストレートに心を打ってきます。
どんなに好きなことでも、挫折を味わって、自信を失ったり、諦めたくなってしまうことはある。
けれど、それでも捨てきれない想いがきっと誰にだってあって。
だから『ボックス!』の物語は直球で胸を打ってくるのだと思います。

エンディングはとある理由からあまり好きじゃないと感じました。
できることなら彼には続けていて欲しかったから。
けれどある日にふらっと立ち読みした原作本の結末を知ってそんな気持ちは消え失せました。
映画の結末にはやむを得ない理由があった。
カッコ内に映画ではカットされたその辺りのエピソードをサラッと書いておきます。
構わない人だけ反転させてください。

稲村との一線の後、鏑矢は利き腕の指を骨折。その為、彼は全国へは進むことはできなかった。
翌年も指の同じ箇所を骨折し、試合を断念。強打者故の悲劇だった。
結局、鏑矢の高校時代は無冠で終わりを迎えた。
その後、彼は潔く現役を引退し、マネージャー業へ徹する。


爽やかな青春ストーリーが好きな人にはとってもオススメです。
邦画としてはかなりのエンタメ系良作なので、興味のある方はぜひご覧下さい。

映画データ 
題名 ボックス! 
製作年/製作国 2010年/日本 
ジャンル 青春/ドラマ/スポーツ 
監督 李闘士男 
出演者 市原隼人
高良健吾
谷村美月
宝生舞
山崎真実
兒玉宣勝
斎藤嘉樹
三浦アキフミ
川並淳一
諏訪雅士
石鍋正寿
柊巴
清水美沙
香椎由宇
筧利夫、他 
メモ・特記 原作:『ボックス!』(百田尚樹、太田出版) 
おすすめ度★★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+ボックス! - goo 映画

■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ボックス!」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター

+⇒2010年映画レビュー記事一覧

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン ←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
« 劇場版TRICK 霊能力者バトル... | トップ | 24日の嬉しかったこと »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

2 トラックバック

ボックス! (必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!)
[ボックス!] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:中吉 2010年39本目(37作品)です。 【あらすじ】 天才ボクサー・カブ(市原隼人)の幼なじみで、いじめられっ子だった優等生のユウキ(高良健吾)は、カブに憧れてボクシング...
「ボックス!」 真の親友、真のライバル (はらやんの映画徒然草)
基本的に青春スポーツものに弱いのである。 若者たちが仲間のためにがんばっている姿