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ウエスト・サイド物語(映画)

2010-05-29 23:06:00 | 映画
今回の記事は『ウエスト・サイド物語』(1961年、監督:ロバート・ワイズ)です。
『ロミオとジュリエット』の構図をニューヨークの下町に移した青春ミュージカル大作。
ダイナミックに展開される唄と踊りは観ているだけで楽しいかもしれない。
午前十時の映画祭上映作品。

■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
ニューヨークのウエスト・サイドに巣くう不良少年のグループである白人系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団は一触即発の危機状態にあった。
そんな中で行われたダンスパーティーで出会ったマリア(N.ウッド)とトニー(R.ベイマー)は、それぞれシャーク団の首領ベルナルド(G.チャキリス)の妹と、ジェット団の首領リフの親友という間柄であった。
禁じられた愛に悩むふたりだったが、やがてふたつの組織は激突してしまう……。

ダンス、音楽、永遠の青春――すべてのエンターテインメントの原点がここに!

ウエスト・サイド物語

ウエスト・サイド物語


■感想
ミュージカル映画は苦手だ。
だってそれまで普通だったシーンで突然歌いだしたり踊り出したりしたら変だと思うもん。
なんて苦手意識が以前はあったような気がする。
けれど最近はミュージカルもありだなと思えるようになってきています。
確かにミュージカル映画は不自然に感じるシーンがあることが多い。
(不自然さを感じさせない上手いミュージカル映画も中にはあります。例えば『魔法にかけられて』とか。ジゼルが突然歌いだすのも彼女がおとぎ話のお姫様という設定なので変には感じない)
けれどそれを補って余り得る楽しさというものもミュージカル映画にはあります。
観ていて胸躍るような楽しさが。

『ウエスト・サイド物語』もそんなミュージカルの醍醐味を存分に楽しめます。
映画冒頭からいがみ合う不良たちの対立がダイナミックなダンスで表現されていて思わず見入ってしまう。
このシーン、なかなかコミカルな感じも効いていて楽しかった。
けど、やっぱり「ちょっとこれは変」と感じたシーンもいくつかあった。
シリアスなシーンで突然歌い踊り出すのは妙な感じがどうしてもしてしまう。
切羽詰った緊迫感が消えてしまうじゃないか。
けれど、殺伐としたシーンや緊迫したシーンをも楽しく見せるのが、ミュージカル映画として撮られたこの映画の狙いなのかもしれない。

映画の物語は、古典悲劇の名作『ロミオとジュリエット』をベースに作られています。
対立する組織の二人が恋するという展開は、舞台こそニューヨークと違いますが、『ロミオとジュリエット』の物語そのまま。
辿る展開も現代風にアレンジされてはいますが、概ね『ロミオとジュリエット』と同じです。
しかし結末部分は大きく変更されており、現代ならではの無情感に包まれます。
このシーンでの彼女の叫びは強く胸を打ってきたし、またリアルでもありました。

エンターテイメント映画としては申し分ない出来なので(それなのに物語のベースは悲劇なんですよ!)、興味を持たれた方はご覧になってみるのも悪くないと思います。
アカデミー賞で10部門を受賞した名画ですから。

映画データ 
題名 ウエスト・サイド物語 
製作年/製作国 1961年/アメリカ 
ジャンル ミュージカル/青春 
監督 ロバート・ワイズ 
出演者 ナタリー・ウッド
リチャード・ベイマー
ジョージ・チャキリス
リタ・モレノ
ラス・タンブリン
タッカー・スミス
デヴィッド・ウィンターズ
トニー・モルデンテ
サイモン・オークランド
ジョン・アスティン
ネッド・グラス、他 
メモ・特記 午前十時の映画祭上映作品
アカデミー賞:作品賞・助演男優賞(G.チャキリス)・助演女優賞(R.モレノ)・監督賞・他、で計10部門受賞
NY批評家協会賞:作品賞受賞
ゴールデン・グローブ:作品賞・助演男優賞(G.チャキリス)・助演女優賞(R.モレノ)受賞 
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒ウエスト・サイド物語(1961) - goo 映画

+⇒午前十時の映画祭レビュー索引



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