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父親たちの星条旗

2006-12-01 23:08:41 | 映画
(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks L.L.C.


今回の記事は『父親たちの星条旗』(2006年、監督:C・イーストウッド)です。
太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いをアメリカ側、日本側の双方の視点で描いた「硫黄島2部作」。
その第1弾、アメリカから見た硫黄島~父親たちの星条旗~です。
1枚の写真により戦争の英雄として祭り上げられてしまった若者たちの苦悩を描いた深い人間ドラマでした。


■内容紹介
戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。
太平洋戦争末期。硫黄島に上陸を果たしたアメリカ軍は予想をはるかに上回る日本軍の防戦に苦戦を強いられていた。壮絶を極める戦闘の中、擂鉢山(すりばちやま)の頂上に星条旗が立てられる。その瞬間を写した1枚の写真。それはアメリカ全土を大いに熱狂させ、写真に写っていた6人の兵士たちは英雄となった。
写真に写っていた6人のうち、帰国を果たせたのは3人だけだった。政府は3人を戦費調達のために各地を巡行させる。3人は英雄として各地で讃えられ、盛大なセレモニーが催された。
しかし、彼らは英雄として讃えられることに戸惑い、そして傷ついていった。

ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人が、長い人生に別れを告げ、最期の時を迎えようとしている。
私の父である。
父は海軍の衛生兵として硫黄島の激戦を戦い、1枚の写真によりアメリカ中から英雄として讃えられた男である。しかし父は一度として硫黄島のことについて、私たち家族に話すことはなかった。

「父が最後まで語らなかった硫黄島。私は父の体験したありのままの真実を心に留めておこうと思う」

父親たちの星条旗画像2

■感想
この作品、アメリカから見た視点といっても決してアメリカの肩を持っているという作品ではない。
戦争の英雄として讃えられた若者の苦悩を描いた作品です。
華々しい舞台の主人公として讃えられながらも、彼らは苦しんでいた。
実際に戦地で戦い、多くの戦友の死を目の当たりにした彼らは自分たちのことを決して英雄とは思っていない。
だけれども、彼らは英雄として生きていくことを課せられてしまう。

英雄としての華々しい日々(実際は苦悩に満ちてますが)と硫黄島での悲しすぎる現実とが交錯して進行する映画の構成がとても巧く、彼らの感じている苦悩と戦争の悲惨さを私たちに強く訴えかけてきます。

「戦争に英雄なんているのか?」
「じゃあ、戦争の英雄って何なんだ?」
そんな思いがいつまでも心の中に残りました。
考えさせられてしまう映画です。


さりげなく予告:
もうすぐ公開される『硫黄島からの手紙』も楽しみです。『父親たちの~』本編終了後に上映された予告編を見た感じだと、何だか邦画みたいな印象を受けました。セリフ、日本語だったし。
観に行く予定なのでこちらも近いうちにレビューにします。

映画データ
題名父親たちの星条旗
製作年/製作国2006年/アメリカ
ジャンル戦争/ドラマ
監督クリント・イーストウッド
出演者ライアン・フィリップ
アダム・ビーチ
ジェシー・ブラッドフォード
ジェイミー・ベル
バリー・ペッパー
ポール・ウォーカー
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
ジョン・スラッテリー
ロバート・パトリック
ニール・マクドノー
メラニー・リンスキー
トム・マッカーシー、 他
おすすめ度★★★★☆
(★は5つ中、★:1pt, ☆:0.5pt)
+⇒公式サイト
+⇒goo映画へのリンク
+⇒ワーナー・エンターテイメント・ジャパン(配給)

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