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2001年宇宙の旅(映画)

2010-10-17 22:24:00 | 映画
今回の記事は『2001年宇宙の旅』(1968年、監督:スタンリー・キューブリック)です。
まさにSF映画の金字塔と言える名作でしょう。
人類の進化の原点から始まり、宇宙の旅へと続いていく展開はすごく壮大にして神秘的。
結末には史上空前のSF体験が待っています。
この映像が60年代のものとはとても思えないなぁ。
午前十時の映画祭上映作品。

■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
月面に屹立する謎の黒色構造体(モノリス)が、木星へ向けて強い信号を発信した。
かつて我々の祖先である類人猿は、それと同じ構造体に触れた瞬間に道具を使うことを覚えていた。
そして、ボーマン船長(K.デュリア)の乗る木星探査船ディスカバリー号では、人工知能のHAL9000に異変が生じ……。

人類の夜明け。
原始から時を重ね、宇宙へと旅立った私たちは何処へ向かうのだろうか?


2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅


■感想
『2001年宇宙の旅』はきっと誰もが知っているSF映画の金字塔でしょう。
原作、脚本はSF作家の大御所アーサー・C・クラーク。
監督はサスペンス映画の鬼才スタンリー・キューブリック。
この二人のタッグで並大抵の映画ができるわけはなかった。
圧倒されるまでの壮大さと神秘的な物語に呑み込まれてしまいます。
映画の製作年は1968年。
しかしこの映画の映像は60年代の映画だとはとても思えません。
当時として(現代にしても)あれは革新的だったに違いありません。
コレとか今見てもハイセンスで未来的。
コックピットの造詣とかもかっこいいですね。
かなり昔の映画なのに、明らかなる古臭さを全く感じないのはやっぱり凄いことだと思います。

またキューブリック監督だけあって、映画は抜群のサスペンスタッチ(不安な気持ちにさせる)で展開していき、飽きることなくドキドキしながら観れました。
流石はサスペンスの鬼才。

映画中で出てくる人工知能コンピュータのHAL(ハル)。
抑揚のない感情のない口調で会話をするHALはいかにもコンピュータらしい。
けれど途中から明らかにHALに感情があるように思えてきます。
で、HAL怖いかも。と思ってしまった。
淡々と計画を進行させるHALに人間らしさというものを感じられなかった点が大きいのかもしれない。
人間の持つ一面として、苦悩や弱さというものがある。
こういうマイナスの面があるからこそ人は優しくなれるのだと思うし、安心できるのだと思う。
もしコンピュータが感情を持つとしたら、弱さと優しさは絶対に必要な要素だろうと思った。

脳噛ネウロのHALのモデルもこのHALなんだろうなぁ。
少なくとも名前は絶対ここから取ってますね。
ちなみに映画におけるHALの名前の由来は、
「IBMのそれぞれ前の文字からとった」(H←I、A←B、L←M/IBMより一歩先行くコンピュータを意味させている)
という噂があるそうです。

映画の結末は正直言って意味がよくわからなかった。
現代で言う、超展開と言ってよいかもしれない。
しかし強引にそこへ持って行ったというよりは、来るべくして辿り着いた結末だと思えた。
それは何だかよくわからないけれど、壮大で神々しく芸術的な印象を受けました。
これは究極のSF体験とも言えそうです。

一見繋がりがないように思える人類の夜明けの物語と、その後の宇宙の旅も、謎の漆黒の人工物により繋がりは持っているんですね。
ちょっと注意して観てみると面白いかもしれません。
あの正体不明の存在が私たちに何を物語っているのか?
測り知れない宇宙の神秘性と壮大さを感じてしまいます。

個人的にはちょうど今読んでいる『火の鳥』未来編で語られる宇宙生命《コスモ・ゾーン》を想像してしまいます。

物語の面白さ云々は置いとくとして、これほど壮大なSF映画は他にない。
一度は観ておいた方が良い映画であることは間違いないと思います。
機会があればぜひ。

映画データ 
題名 2001年宇宙の旅 
製作年/製作国 1968年/アメリカ=イギリス 
ジャンル SF 
監督 スタンリー・キューブリック 
出演者 ケア・デュリア
ゲイリー・ロックウッド
ウィリアム・シルヴェスター
ダニエル・リクター
レナード・ロシター
マーガレット・タイザック
ロバート・ビーティ
ショーン・サリヴァン
アラン・ギフォード
アン・ギリス
エド・ビショップ
ケヴィン・スコット
ダグラス・レイン(HALの声)、他 
メモ・特記 午前十時の映画祭上映作品
原作:アーサー・C・クラーク

アカデミー賞:特殊視覚効果賞受賞
英国アカデミー賞:撮影賞・美術賞・音響賞受賞 
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒2001年宇宙の旅 - goo 映画

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午前十時の映画祭でみました。説明するのが難しいので、後半だけ言うと、木星に未確認