Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

Chage Mazda 787B No55

2007-03-29 | Weblog
今でもあの時の鳥肌の立つような感激を忘れられません。
1991年、第59回 ル・マンに総合優勝を果たした、チャージ・マツダ787B 55号車。
それはあまりにも舞台が整いすぎていました。1974年から、マツダはル・マンに挑戦し続け、レギュレーションの変更から91年はロータリー車がル・マンを走れる最後の年にその奇跡は起こりました。
テレビ中継を見ながら、2位を快走する55号車を日本人なら誰もが応援していたことでしょう。このまま壊れないで走りきって欲しい…中継を見ながらそう思っていました。
しかし、後でレース記事を読むと現場では大橋監督が55号車に「プッシュ」を命じていたそうです。「挑戦なき戦いに勝利はない」普通に走っていれば、2位入賞はほぼ間違いの無いレースで王者メルセデスに挑戦したのです。2位のマツダがラップタイムを上げてきたのでメルセデスも全力疾走を強いられ、お互いの耐久性を試す勝負となり結果メルセデスはリタイア、マツダの総合優勝が決まりました。
なんという素晴らしいレースなのでしょう。相手のミスや不運で転がり込んだ勝利ではなく、堂々と勝負を挑み見事に掴んだ勝利です。
この写真は、このレースに感動してその晩から作ったラジコンカーです。
勿論その時に、「チャージ・マツダ」などのキットは無く、ボディーはポルシェの962Cを使っています。レース雑誌やスポーツ新聞の写真を参考に、カッティング・シートとアートナイフでデーカールなどを切り出しました。あの、豆腐みたいな白い点線もカティング・シートから切り出したのをピンセットで一つずつ貼り付けていきました。
最初見たときは、「どーしてこんなカラーリング」になっちゃうの?って思いましたが優勝してからは、何とカッコいいカラーリングなんだと思うようになりましたから現金なものです。そして、次の日曜日にはサーキットでこのクルマを走らせて大注目されました。
何でこんなことを書いているかと言いますと、ロードス君とSL君に気持ちをダブらせているのです。ル・マンで戦った者同士、今は仲良く田舎のガレージで佇んでいます。



ユーノスの販売店で優勝記念のスウェットを頂きましたが、さすがに人前で着るには恥ずかし過ぎます。

マツダはル・マン優勝車のレプリカを5台製作し、1台をル・マンの博物館に寄贈したそうです。
実車は広島のマツダ・ミュージアムに展示されています。
昨年、ミュージアムの予約まで取ったのですが訳あって行く事が出来なかったのが残念です。いつか、ロードス君を連れて生まれ故郷の広島まで走って行きたいです。

そして、もう一つの夢…現在のガレージを増築してクルマ3台入れるようにして、人生最後の「オープン2シータ」をそこに置くのです。勿論、欲しい車は決まっています。
ヒントは本文中にありますよ。
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