Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

本当の目的は…06

2011-07-12 | Weblog
 結構、撮った写真が沢山あったので、かなり長い報告になってしまいました。
これでいよいよ見学会報告の最終回です。

ホイールなど足回り関係の工場の次は、見学の最終ルート、内装や什器などの試作品や過去に使用されていたラバトリーなどが展示されているセクションです。

このサービス・カートは、サイド・パネルに貼られたラベルを見れば分かるように、機内で「生ビール」をサービスするために開発されたカートだそうです。
いつだったか、新聞やTVで「機内で生ビールが飲める…」という記事を見た記憶があります。
「何も機内でまで、生ビールでなくても…」と、思いました。

この、サービス・カートは残念ながら製品化には至らなかったみたいですが、いろいろのイベントでは、それなりに活躍しているそうです。



こちらは、機内で使う電子レンジのリペアーです。
レンジ自体のメカは、家庭用のそれと大差ないのですが、マイクロ・ウェーブが筐体から放出されないように、対策を施されたものだそうです。
しかし、こうしたレンジなどは最新の機材には徐々に使われなくなる傾向だそうです。
搭載される料理自体に過熱処理の不要な工夫が施されているのでしょう。



最後は、747-400などの機材に搭載されているCo2の自動採取装置です。



たしか、GPSと連動してあらかじめプロットした位置の大気中のCo2を自動的に採取する装置だそうです。



こちらの装置は商業的にはあまり「儲け」のなさそうなものですが、地球環境の観測というアカデミックな目的のために開発されたものです。
このパネルにある「追加型式設計承認書」は、国土交通省の東京航空局に認証されたものであることを認証するものですが、これに掛かる費用は、億単位の金額を要したとのことでした。

この度の見学会も、初めての分野の仕事を拝見することが出来まして、大変に興味深い有意義な見学会でありました。


長い割には、曖昧な表現が多いのは…その場では、「ふん、ふん…なるほどね~」と、分かったような気になりますが、実際には暫くたつと、「…?あれ?」ってなってしまうためです。

説明を聞いたこと、その場でメモをしておけば良かったです。







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