新・兼好法師2世のつれづれ草~斜に構えて世の中を見る~

ブランド米の乱立 ~一体どのくらいの品種が?~

私が子供だった頃は、お米が食べられれば幸せだった。

今のように、ブランド米などなかったから、米屋に行っても毎回同じ種類のお米であった。

当時は配給所などと言ってた記憶があるが・・・。

ところが、いつの頃からかブランド米というものが出てきた。

私が初めて耳にしたのが、「ササニシキ」とか「コシヒカリ」だったような・・・・。

それから時が経ち、平成29年のデータによるとお米の品種は440品種。

その中で、主食として食べられているのが274品種だとか。

今は、もっと多くなっているんだろうな。

各県が競って新しいブランド米を開発しているようだ。

ブランド米の名前もずいぶん奇抜というかユニークなものがあるようだ。

「もりのくまさん」のような歌に出てきそうなものから、牛若丸ならぬ「雪若丸」など、とてもお米の名前とは思えないものも多い。


さて、我が家はと言えば、ブランド米には全く関心なし・・・・。

冒頭にも書いたように、日に3度、お米が食べられればそれで幸せ・・・である。

味音痴の私には、それぞれのブランド米の味や香りや粘りなどの違いなど分かるはずもない。

一時期、「きらら397」という品種のお米を食べていたが、別に標準米との差など感じられなかったので、普通のお米に戻した。

能書きを聞いた後で食べると、そうなんだな・・・・と思いこむ部分が人間にはあると思う。

舌で味わうというより、耳で味わっているのかな?


また、ブランド米を食べたって、人生が変わるわけでもないし、その後の幸せが保証されるものではないし・・・・などと、変人の私は思っている。

ブランド米であろうが、標準米であろうが、お米はお米である。

人間でいうと、東大卒であろうが、高卒であろうが、また中卒であろうが、人間としての価値には全く変わりはないのだ。

それをあえて差別する必要などないだろう・・・・と思いながら、標準米を食べている。

一家和楽という調味料さえあれば、何を食べても美味しいのだ。


お米の思い出を一つ書き残しておきたい。

1993年(平成5年)に、平成の米飢饉と言われるほどの米不足があった。

記録的な冷夏がその原因であった。

そのために政府は、アメリカやタイから米の緊急輸入をした。

スーパーの店頭には、タイ米が並んでいた。

私も一度タイ米を食べてみようという好奇心に駆られて5キロだけ買ってきた。

巷では、タイ米は炊くと独特の臭いがあり評判は悪かった。

テレビの料理番組では、タイ米をおいしく炊き上げる方法などを流していた。

それらを参考にして、タイ米を炊いて食べてみた。

巷で言われるほどの臭みもなく、普通に食べられた。

私が鈍感だったかもしれないが・・・。


それはさておき、塾の生徒たちにこのタイ米を食べさせてみることにした。

炊きたてをおにぎりにして、生徒たち10人ほどに配って食べてもらった。

感想を聞くと、『おいしかったです』とのこと。

私への多少の気遣いもあったのかもしれないが、概ね好評。

食べ終わった後で、「実は、これはタイ米なんだ」と明かすと、生徒たちは一様に「え~っ!1」という反応。

彼らもタイ米には、いいイメージを持っていなかったようだ。

何の先入観も情報も与えず食べさせての反応が、正しい評価であったのではなかろうか?

人は先入観を与えられると、それが正確な判断の妨げになると言う事だろう。

予め生徒たちに、「これはタイ米だよ」と言えば、生徒たちは完食しなかったかも。

最近のテレビの食レポなども、何も情報を与えずにレポートをさせると、どんなコメントが返って来るのだろう・・・・と興味がある。

食べる前に、食材の産地やランクなどの能書きをさんざん聞かせて食べさせると、感じる味覚に狂いが生じるのでは・・・・・。

人間というのは、目と耳から入る情報に、判断を狂わせられる傾向が非常に強いのだ。

これは食べ物に限らず、あらゆることに言えるのではあるまいか?

情報は所詮情報でしかないのだ。



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