茨城生科研あぐりブログ

農作物の栽培情報や肥料等についてアップしていきます。

イチゴの栽培管理情報~天候不良対策~

2015-08-31 16:38:04 | 日記
んにちは。

本日連チャンでの投稿です

また、ぱらぱらと雨が降り出している笠間市押辺地区です。

さて、早速本題に
イチゴの栽培情報をアップいたします。

お題は
もちろん「天候不良対策」です。

今年も?昨年同様、花芽分化の時期にこのような天気になっております。
気温が低いので花芽の分化は進みますが、花芽の成長や葉の展開が悪く、昨年のように花数が少なく、小玉傾向、奇形果の増加になることが予想されます。
下記の管理参考に、天候不良の影響を最小限に抑えてください。

☆発根促進と定植後の活着管理☆
今年は、天候のせいで非常に根の張りが悪いです。定植2週間前頃にポット抜きをして発根を促して、活着を促してください。

 ○ファイトメット2,000倍、または新チャンス液S500倍をぽっと抜き後1~2回かん水して下さい。


☆葉面散布の実施☆
 
○メリット赤、又はホップアップ300倍+アミノメリット青1,000倍を混用して毎日散布して下さい。

  重要!花芽分化促進のために、夜冷の場合も毎日葉面散布して下さい。


☆かん水での追肥方法☆

○アミノキッポ3号300~400倍を週1回かん水して下さい。
       ※葉面散布が毎日できれば必要ありません。

  重要!窒素の切り過ぎは、不時出蕾の原因や展葉の停滞により、花芽分化が遅れる場合があります。

<葉かきについて> ☆光合成と蒸散を増やすために☆
今年は、少しでも光合成量と蒸散量を増やすために、なるべく葉数を多く確保して下さい。葉数は開花時に8枚以上が基本です。
最終的には、検鏡時の葉数+未展開葉=8枚以上になるように管理します。
葉数4~6枚の苗を定植するようにして下さい。

<かん水と温度管理>  ☆根ぐされの軽減☆
葉数をなるべく確保して、葉からの蒸散を確保して下さい。

かん水を行う場合には
1)必ずポットを抜いて培土が中まで乾いているかを確認!
2)遮光ネットをはずして、苗になるべく光線を当ててやる!
3)過剰な水分は根ぐされの原因ですが、毎日続けて中途半端な量のかん水を行っても、根ぐされは起きてしまいます。かん水量の調節は、かん水の量ではなく、かん水の間隔をあけてあげることで、調節して下さい。

8月も今日で終わりです。

2015-08-31 08:45:09 | 日記
おはようございます。

平素は?茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を多くの皆さまより、賜りまして誠に有難く厚く厚く御礼申し上げます。


しかし、8月は物凄く変な気候でしたね。
と言うか、継続しております

繰り返しになってしまいますが、お盆前までは記録的に雨が降らない日が続いたと思いきや、
今度は、今まで空が我慢していたかのように雨が降り続く天気。

このメリハリの付きすぎている天候は一体なんなんでしょう

年間通しての降水量って、あまり変わらないって言いますけど。
もう少しばらけてほしいと願うのは、私だけではないと思います。


当社も農産事業を立て上げて、1年になりますが、なかなかうまくいきません。
葉面散布もやりたいけど、さすがにこの天気では・・・・


と言いながらも、前回アップいたしました天候不良対策を改めてリンクを張っておきますので
ご参考にして下さい。

http://ameblo.jp/ibseikaken/entry-12065941395.html

では、今週も明るい農業社会の実現のために邁進して参りますので、よろしくお願いいたします。


農作物への曇天・日照不足対策

2015-08-26 10:33:36 | 日記
おはようございます。

平素は、茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を賜りまして誠に有難く
厚く厚く御礼申し上げます。

台風15号が九州を縦断していき、大きな被害ができる模様です。
当社とお取引をさせていただいているメーカー様の本社が熊本にあるのです心配ですが、
それ以上に、農作物への被害が最小限であることをお祈りする次第です。


そんな状況の中ですが、茨城の方も7月の下旬から今月のお盆前までは、とんでもなく暑く
雨がまったく降らない日が続いて、干ばつになって雨乞いやらテルテル坊主を逆さまにしてつるしたいくらいだったのが・・・

お盆に入ったとたん、今まで空が我慢していたかのように雨や曇りの日が続いており、今度は逆にもう雨はいらない状態になっております。

どんなに調整したくても、こればっかりは・・・
天気とケンカは出来ないですから・・・悔しいですが

で、そんな状態さらには今週から来週にかけて、湿った気流や前線の影響でまだこのような天気が続く模様です。
このため、日照不足により作物の光合成能力が低下して、農作物の生育の停滞や軟弱化が心配されます。

このような時の草樹勢の回復対策には、葉面散布等の液体肥料での対策が非常に効果的になってきます。
そこで、次の対策をご提案させていただきますので、是非実施して下さいますよう、お願いします。

<葉菜類>
アミノメリット青500倍+グリーンセーフS1,000倍
混用して3~5日おきに2回以上適宜葉面散布を行うようにして下さい。
※葉面から速やかに養分を吸収させて、草勢を回復させる効果があります。

ファイト・オーツー1,000倍+ファイト・マジック1,000倍
混用して5日おきに2回以上葉面散布を行ってください。
※光合成を促進させ、弱った作物を活性化させる効果があります。

<果菜類>
アミノメリット青500倍+ファイト・オーツー1,000倍
混用して3~5日おきに2回以上葉面散布を行ってください。
☆アミノメリットは、生育に応じて青・黄と使い分けてください。

アミノキッポ5~10kg+新チャンス液S5kg
混用して10日おきにかん水施用して下さい。

※アミノキッポが栄養を補給することはもちろんですが、土壌の団粒化により締まってしまった土を柔らかくする効果があります。


また、降雨によりハウス内が冠水してしまった場合、酸欠の心配がありますのでMOX(酸素供給剤)を10kg/10aをかん水施用してください。



注意事項:
葉面散布の散布時間は、日中の高温時は避けて、早朝もしくは夕方に散布するようにして下さい。

イチゴ情報+

2015-08-24 11:34:35 | 日記
こんにちは。

平素は茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、深く深く感謝申し上げます。
本当に有難うございます。

さて、もうすっかりご無沙汰になってしまったこのブログですが

前回の更新から約1ヶ月がたってしまいました。

ちょっと言い訳すると、いろいろやりすぎて忙しかった、と言う言い訳・・・
そんなの時間管理が出来ないだけジャーって、自分自身を戒めなくてはいけないのですが、

キャベツの定植に追われたり、キャベツの定植に追われたり・・・・・・

なんて、

では、本題に戻りまして
前回のイチゴの情報をちょこっと手直しをいたしました。

ちなみに前回のが↓です。

http://ameblo.jp/ibseikaken/entry-12050650823.html

今年の夏も異常なくらい高温で、雨が降らない。
と思ったら、お盆明けから雨のない日がない。
くらい沢山降って、もうメリハリの付け過ぎではないかと、思うくらいです。

で、そんな状態の天気ですから、非常に根張りがよろしくないです。
なので、定植の2週間前にはしっかりとポット抜けを発根を促し、しっかりと活着させるようにしてください。

その発根を促進させるためには、

ファイトメット 2,000倍と メリットM800倍
混用して、ポット抜き後、1~2回かん水施用してください。


では、イチゴの育苗も後半戦に突入しております。
苗でイチゴの生育が変わってきますので、しっかりとした管理を行うようにしてください。

そして、美味しいイチゴが食べられるようにお祈りしております。