茨城生科研あぐりブログ

農作物の栽培情報や肥料等についてアップしていきます。

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イチゴ栽培情報~親株の管理~

2014-05-23 17:45:35 | 日記
こんにちは。

平素は茨城生科研に対し多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、
誠に有難く厚く御礼申し上げます。

すっかり初夏を思わせる陽気になって、ちょっと動いただけでも汗ばむようになってきました。

さて、イチゴの収穫も終わり、本格的に26年度産にむけての気持ちの切り替えを行っている時期だと思います。

今回は、「イチゴの親株の管理」について、アップしてまいります。

まずは、

追肥管理として

肥料切れに注意しましょう。です。

親株定植後は、肥料切れに注意してください。液肥の場合は2~3日おきに、粒状肥料の場合は、追肥用の化成肥料のようね即効性の肥料を月1回程度採苗終了まで、しっかり追肥してください。
有機肥料は、コバエやカビなどの発生の原因になりますし、ロングタイプの肥料では、肥効が遅すぎてランナーの発生がよくありません。
特に、直受けの場合は後半の親株の肥料切れに注意してください。


潅水の管理として

かん水量(回数)=ランナーの発生数であるということです。

親株へのかん水は、常に株元が充分濡れているようにしてください。プランターなどに親株を植えている場合は、1回のかん水が必ずプランターの下から水が出てくるまで行い、酸欠を防いでください。
ランナー発生後は、1日になるべく多い回数(4~8回程度)かん水してください。


葉かきとランナーの管理について

ランナーの先枯れ防止と、ランナーの発生促進のために、ランナーが5~6本出てきた頃に、葉かきを行ってください。
葉数は1芽の場合10枚以下、2~3芽でも12~13枚程度にして下さい。
また、大きくなった太郎苗や次郎苗の葉数も2~2.5枚程度に整理してやると効果的です。

ランナーは、次郎苗の展葉時期頃から先枯れが出始めます。この頃までに、つる配りを行い、ランナーの先端をしっかりピンなどで固定すれば、先枯れはかなり防げます。必ず行ってください。



ポット・トレーの準備

育苗培土は、毎年圃場に大量に投入されるものです。前回のブログに書きましたが、出来ればイチゴ専用育苗培土「ベリーグッ土」を使用してください。
培土の量はポットの上部に5~10mm程度の余裕があるぐらいが適当です。土を入れた後には、培土と水のなじみを良くするために、必ず数回かん水をして下さい。専用培土は水をはじきやすいので、確実にポットの底から水が出てくるように、たっぷりとかん水してください。



次ですが、各採苗別の管理について

まずは、さし芽での採苗の場合
・さし芽の時期
 さし芽の適期は、6月20日~30日頃です。梅雨明け前に活着するように行ってください。作業が7月以降になってしまう場合は、直受けをおススメいたします。

・活着促進と芽無しの予防
 ランナー切り離し前日にアミノメリット青500倍+ファイトオーツー1,000倍液を苗に葉面散布して、ポットの土には新チャンス液S300倍をかん水してください。
 さし芽後には、アミノメリット青500倍液を葉が1枚展開するまでの間、2~3日おきに葉面散布して下さい。
 ※ベリーグッ土には、チャンスの成分が添加してありますので、新チャンス液Sのかん水は必要ありません。


次に直受けでの採苗の場合
・受け始めの時期と受ける苗
 受け始める時期は、6月中旬ごろからで、この時点で展葉4枚以上の苗は芽無しが出やすいので、なるべく使用しないでください。

・葉かき
 切り離しなでの間、すべての苗の葉数を2.5枚程度に揃えてやるように、葉かきをしていくと苗の大きさや、花芽の分化がそろいやすくなります。
 また、苗の徒長やランナーの先枯れも防ぎます。


・切り離し
 切り離しは、7月中旬ごろまでにお願いします。夜冷をかける場合は、夜冷開始1ヶ月前を目安に切り離しを行ってください。
 また、芽無しの予防に、切り離し前日にアミノメリット青500倍液を葉面散布して下さい。




その他で、
苗が万が一足らない場合
さし芽時期になってもランナーの発生が悪く苗が足らない場合は、小さい苗を手前の大きい苗とランナーでつなげたまま、さし芽する方法などで、さし芽を行ってください。それでも足りない場合は、ランナーがでるまで作業を待たずに、逆に早めに1回採苗して、株の負担を軽くして、あらためて出たランナーを再度さし芽を行うか、直受けで採苗するようにしてください。そのほうが、良い苗が多く取れますし、1度ランナーを採ると、親株の負担がなくなるので、次のランナーが早く出ます。
また、6月中にさし芽ができない場合は、直受け採苗を行ってください。



イチゴの場合は、苗で勝負が決まると言っても過言ではありません。
上記を参考に、良い苗を作って、沢山取れるようにしてくださいね。


それでは、今週もありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。


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