♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■すべての人の奴隷になる / 板倉邦雄

2021年04月24日 | Weblog

2020/10/31放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「すべての人の奴隷になる」という題でお話ししましょう。

 私たちは雑巾にはなりたくありませんね。しかしすべての人に対して自由な人は、すべての人の奴隷、雑巾になれるのです。使徒の働き21章です。

 さてパウロ一行は旅支度を整えてカイサリアからエルサレムへ上っていくことになりました。カイサリアの信徒たちも数人パウロ一行と同行しました。エルサレムの教会へ到着すると、エルサレム教会の兄妹姉妹たちは喜んで一行を歓迎してくれました。

 翌日パウロはエルサレム教会の指導者ヤコブを訪問したのです。このヤコブはイエス様の弟のヤコブであって(十二)弟子のヤコブではありません。弟子のヤコブはすでに殉教しました。

 パウロはヤコブと長老たちに挨拶した後、第三回の伝道旅行で神が自分の働きを通して異邦人の間になさった出来事の数々を一つひとつ説明し報告しました。一同はこれを聞いて神をほめたたえたのです。宣教や伝道の報告をするのはとても大事なことです。なぜなら宣教や伝道は教会の働きだからです。

 そこでヤコブはパウロに一つの提案をしました。
 「兄弟パウロ、ご承知のようにユダヤ人の中で信者になったものが数万に上っています。みんなモーセの律法に熱心な人たちです。ところが彼らが伝え聞いているところによれば、あなたは異邦人の中にいるユダヤ人一同に対して『子供に割礼を施すな。またユダヤの慣例に従うな』と言ってモーセの律法に背くことを教えている、という噂が立っています。さてどうしたらよいか。そこで私からの一つの提案をするので、そうしてもらいたい。今、私たちの教会の中で誓願を立てている者が四人います。その人たちを連れて行って、彼らと共にきよめの儀式を受け、また彼らの頭を剃る費用を引き受けてやってください。そうすればあなたについての噂は根も葉もないことで、あなたは律法を守って正しい生活をしていることがみんなにわかるでしょう。」

 パウロはヤコブの提案を受け入れ、翌日神殿に入り、その提案を実行しました。

  (PBA制作「世の光」2020.10.31放送でのお話より )


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