2024/08/29放送
「世の光」の時間です。東京都羽村市にある、おざく台キリスト教会の牧師、井本祐介です。平日は中学と高校で理科の教師もしています。
最初に聖書のことばを紹介します。マタイの福音書5章45節
「天におられる父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。」
私たちは自分の毎日に責任を持ち、懸命に生きていると思います。けれど同時に私たちには、生かされているという側面もまたあるのです。
皆さんは動物と植物との違い、何と説明しますか? 動く、動かないもありますけれども、もう一つ大きな違いに、光合成が出来るかどうか、自分で栄養を作り出せるかどうか、という違いがあります。
植物だけが栄養やからだの材料を自分で作り出すことができます。動物はそれができず、代わりに植物や、それを食べた他の生き物を摂取することで生きています。また植物は光合成の際に酸素も作り出してくれます。私たち動物は植物に生かされているのです。
更に元をたどるなら、植物は太陽の光を利用して栄養を作っています。私たちは太陽の光によって、また太陽を昇らせてくださる神に生かされているのです。
私たちは神など関係ないと思っても気にしなくても忘れてしまっても生きていくことができます。けれど聖書に、「天におられるは、ご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。」とあるように、私たちは生かされているのです。
神は私たちの状態によらず太陽を昇らせ、いのちのための光を注ぎ、恵みの雨を降らせてくれている。神は私たちを気にかけ、片時も忘れていないのです。
自分の人生を生きる感覚はとても大切です。でも同時に私たちは、自分だけで生きていると考えると高慢になってしまったり、逆に孤独を感じることがあるかもしれません。けれど私たちもまた生かされていること、気にかけられていることを忘れないでいたいのです。
願わくは聖書を開き、私たちを生かしてくださる神を知ってみてください。
( PBA制作「世の光」 2024.8.29放送でのお話しより )
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