♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主を望みとする

2006年12月28日 | Weblog


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中の詩篇から読んでみましょう。
 
君主たちにたよってはならない。救いのない人間の子に。その息が絶えると、その者はおのれの土に帰り、その日のうちに彼のもろもろの計画は滅びうせる。幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。主は天と地と海とその中のいっさいを造った方。とこしえまでも真実を守り、しいたげられる者のためにさばきを行ない、飢えた者にパンを与える方。主は捕われ人を解放される。」詩篇146篇3節から7節。

 詩篇の記者は言います。「君主たちに頼ってはならない」つまり人間に頼ってはならないということでしょう。どんなに権力がある人であっても、どんなに立派に見える人であっても、頼りにしてはならない。というのも、人間の命も計画も脆いものだからだと言います。

 実際、頼りと思っていたものが頼りにならないという事はよくあるものですねえ。また私たち自身も私たちの置かれた状況も崩れやすい所があります。思いがけず健康を損ねたり、仕事で失敗したり、破産したりすることがあります。誰にも助けてもらえない、本当に見捨てられた思いで苦しむことがあるものですね。

 そこで詩篇の記者は、私たちと私たちのあらゆる状況を支配しておられる聖書の神にこそ望みを置くようにと語ります。聖書の神は天地をお造りになった神。正しいさばきを行い真実を遂げられるお方です。飢えた者にはパンを、捕われ人には解放を与えられるお方です。飢えた者も捕われ人も見捨てられた者・望みなき者ですが、神はそのような者のために正しいさばきを行い、とこしえまでも真実を遂げられると言います。

 望みなき時にこそ望み得る聖書の神がいるのです。
主は、とこしえまでも真実を守り、私たちの歩みを引き挙げられるお方、このお方に望みを抱いて来る新しい年を迎えることとしましょう。

 (PBA制作「世の光」2006.12.28放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。大晦日の日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。




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