2024/09/05放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
私の担当する今週は、聖書のルカ福音書7章から学んでいます。今週の箇所には、信仰が揺らいだ洗礼者ヨハネが出てきます。
洗礼者ヨハネは、イエス様が救い主・救世主なのかどうかを直接確認せざるを得ない状況になっていました。そして弟子たちを介して、イエス様にお聞きしたんです。「あなたを待っていて良いのですね?」
ここでヨハネはさらに挑戦的に聞きます。「それとも、私たちはほかの方を待つべきでしょうか?」
「他の方」、つまりヨハネはイエス・キリストよりも他の誰かのことも見えていたのかもしれません。だからこそ、あなた(※イエス)でいいということばをあなたから聞きたい。
イエス様はそのヨハネの求めを受け入れられました。牢にいるヨハネのために、二人の弟子に、多くの人々を病気と苦しみと悪霊から癒やし、また多くの盲人を見えるようにされているところをお見せになったのです。
そして言われました。
「あなたがたは行って、自分たちの見たり聞いたりしたことをヨハネに報告しなさい。盲人が見えるようになり、足の動かない人が歩き、死人が生き返り、貧しい者に福音が宣べ伝えられています。」
あなたがたが今ここで見たことも聞いたこともヨハネ先生に伝えなさい。
これらの光景は、ヨハネが人々に語ってきた旧約聖書イザヤ書61章の救い主の預言でした。旧約聖書の成就が今事実起こっているとヨハネに伝えるように言われたのです。
「ヨハネ。あなたが言ってきたとおりになっているだろう。神の約束の成就が今、ここで起こっているよ!」
その上でイエス様がおっしゃいました。
「だれでも、わたしにつまずかない者は幸いです。」
「つまずく」・・・ 躓いて倒れてしまう。そのような人生の危機の中にヨハネがいたことをイエス様は知っておられました。
ヨハネだけではありません。私たちもそうです。いつでも人生が躓いてしまう危険があります。イエス様は人生に躓きそうになる者たちを心配しておられるのです。
私たちはもっともっとイエス様のなさった御業(みわざ)に目を留めていかなければ、いとも簡単に躓きます。「他の何か」があるのではないか・・・。「他の何か」を求めそうになるのです。
しかし福音書で描かれているイエス様と出会い直していく時、「他の何か」ではない「このお方だ」という確信が私たちには与えられることが出来ます。
( PBA制作「世の光」 2024.9.5放送でのお話しより )
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