2024/09/19放送
「世の光」の時間です。今週は名古屋市の富田キリスト教会・金山キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
皆さんは、神様ってどんな方だと思いますか? 神様というと、後光がさしている、そんなイメージが浮かぶかもしれません。
確かに聖書にも、「光」ということばがたくさん出てきます。
ある時、イエス・キリストはおっしゃいました。ヨハネの福音書8章12節
「わたしは世の光です。」
聖書は、見えない神が見える存在として現れた、それがイエス・キリストだと語っています。そしてイエス・キリストは、ご自分がどのような神であるかを具体的な物に例えて説明されました。その一つが、「わたしは世の光です」ということばです。
注目すべきは、神の光は神を照らす光ではなく、世つまり世界、言い換えれば私たち一人一人を照らす光だという点です。
ベトナム戦争の悲惨さを世界に知らしめた「ナパーム弾の少女」という写真があります。爆撃を受けて傷を負ったその少女は「キム・フック」という名前で、当時9歳でした。奇跡的にいのちは助かったものの、傷のために何度も手術を受けることとなり、彼女の人生は闇に閉ざされました。怒りと憎しみで心が一杯になってしまったのです。
しかしフックさんは聖書に出会い、その瞬間から闇の人生に光が差し始めました。未来に希望を見出すことのできない日々でしたが、神が自分の人生に何か目的を持っておられると気づいたのです。
さらにフックさんは神の光に心を照らされて、憎しみを手放し人を赦すようチャレンジを受けました。それはとてもしんどいプロセスでしたが、彼女は自分を苦しめた人の為に名前をあげて祈ることを始めたのです。
その中で彼女は憎しみから解放され、赦しを手にする喜びを味わえました。
神様は私たちの光です。私たちの人生の闇がどんなに深くても神様はご自分の光で照らしてくださいます。
ぜひフックさんのように、聖書をお読みになり、その光を体験してください。
( PBA制作「世の光」 2024.9.19放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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