♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主は生きておられる / 福井 誠

2013年11月28日 | Weblog
2013/11/28放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主は生きておられる」です。それでは第二サムエル記4章9節から読んでみましょう。

 すると、ダビデは、ベエロテ人リモンの子レカブとその兄弟バアナに答えて言った。
「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。・・・」


 サウル家とダビデ家の争いは長く続きました。おそらくダビデは自分の王としての地位が早く安定することを望んだはずです。しかしだからといって殺し合いが起こり血を流し合うことは全く望まなかったことでしょう。ダビデにとっては不本意なことが次々と続きました。サウル側の将軍アブネルが死んだ後、今度は王様のイシュボシェテが暗殺されるのです。しかも暗殺者たちはダビデに取り入ろうとしました。彼らは自分たちの栄誉を考えて手段を選ばない裏切りに走り、イシュボシェテの首を切ってそれをダビデに差し出したのです。そんな彼らの行為をダビデは喜ぶことができませんでした。

 実際ダビデは自らサウルに手をかけることも自分の部下が殺すことも許さなかった人です。ダビデはサウルを敵としては見ていませんでした。長いサウルとの戦いの中で彼も変えられたのです。サウルもまた神に愛された人であり、神に立られた人であると。だからダビデはサウルの不条理な殺意と追跡に確かに悩まされていましたが、人間的に解決しようとはせず、神の時を待ちました。神が与えてくださる公正な勝利を求めていたのです。

 確かに物事は勝てば良い訳ではありません。人が喜び、神が喜ぶ決着の仕方があるのです。しかしそのように考えられる人はわずかです。イシュボシェテを殺したバアナとレカブのように自分の栄誉ばかりを考え、機を狙う人たちが争いを引き起こし物事を困難させて行きます。

 信仰に生きると言うのは、まさに自分中心の発想から救われることです。機を狙って行動する小賢(こざか)しい心から解放されることです。神は確かに生きておられます。となれば神の時を待ち、公正な解決を願うことにこそ祝福があります。たとえ忍耐を強く強いられたとしても、長く続く問題の中で、人も神も喜ぶような解決を願う生き方をしたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.11.28放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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