2024/09/12放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
旧約聖書の創世記を読んでいます。昨日からノアの箱舟、あのノアについて話しています。
神様はノアに、これから大洪水が起こるから箱舟を作りなさい、と命じられました。
さあ、遂に大きな大きな箱舟は完成しました。神様はノアに、つがいの動物たちそして食糧を箱舟に乗せるように命令なさいました。
そして最後にノアとその家族が船に乗り込みました。
すると7日目に遂に雨が降り出したのです。聖書には大変象徴的なことばが記されています。
「主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。」と。
神様は一番浸水しやすいその戸をしっかりと閉ざし、決して浸水しないようにしてくださいました。
しかしそれは同時に、ノアを馬鹿にしあざ笑いノアのことばを拒否し続けた人たちの救いの道が閉ざされた、という厳しい現実を意味するものでもあったのです。
新約聖書第二コリント6章2節に、こう書かれています。
「恵みの時に、わたしはあなたに答え、救いの日に、あなたを助ける。見よ、今は恵みの時、今は救いの日です。」
神様の恵みのことば、招きのことばが語りかけられている間に、そのことばに応答して救いを受けることはどれほど大切なことでしょう。
しかし残念ながらノアの家族以外の人たちは神様からの招きを無視して、箱舟に乗ろうとはしませんでした。
雨は40 日40 夜降り続き、すべてが水に覆われてしまったのです。ノアたちが箱舟から出られるようになるまでに、何と丸1年もかかってしまいました。
ノアたちの長い長い箱舟生活がやっと終わると、神様は彼らに、もう一度この自然を管理し豊かにしていくように命じられました。
神様は、「この地が続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜がやむことはない。」と約束してくださいました。
さて、ノアの家族が箱舟から出て最初に行ったことはなんだったのでしょう。それは祭壇を築いて礼拝することでした。
「神様、これからあなたに人生を委ね、任せながら生きていきます。」と神様に祈り、礼拝を捧げたのです。
ノアたちにとって再スタートは、神様に礼拝を捧げるということからでした。
あなたの人生に再スタートがあるとするなら、あなたは何から始めますか? それは聖書が示すとおりに、永遠の救いの約束を無視するのではなく、それを受けとり、神様を心から崇め礼拝すること、ここから歩み始めていきませんか?
( PBA制作「世の光」 2024.9.12放送でのお話しより )
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