世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。
あのー、西洋の花言葉の中で「希望」を表わす花というのは御存じでしょうか。春爛漫と咲き誇る桜でもなくてですね、また花の女王とも言われるバラでもなくて、それは何と厳しい寒さの中に清純な白い花を咲かせる雪割草なんだそうですねえ。
えー、少年時代を雪国で過ごした私にはそのことが良く分る気がするんですね。まだ雪で覆われている畑、野原ですね。そこにやっと土が見え始めたかなあという頃に、その冷たい土を破って雪割草がもっこりと顔を覗かせてくる。それを見た時のあの感激・感動と言いますかねえ、ああ春はもうそこまでやってきてるーってそういう感じが本当に実感したものなんですねえ。
えー、聖書の中に「患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。」(ローマ人への手紙5章3~5節)ということばがある。そのことをこう思い起こしますねえ。本当に春はやってくるんだろうか。いつまでこの苦しみ、この辛さが続くんだろうかと思うようなことがあるかも分りませんけれども、しかしながら確実に春はやってくる。私たちの人生、また苦しみを思うその人生にも春は必ずやってくる。
あのー、水仙の絵を書かれた星野富弘さんのその絵の横にですねえ、「幸せという花があるとすれば その花のつぼみのようなものだろうか辛いという字がある もう少しで幸せになれそうな字である」ということばがありますねえ。そう言えば辛いという字に一本横棒を入れると幸せになりますよねえ。その辛い状況の中におる時には本当に幸せなんてあるんだろうかと思うようなことがあるかも分りませんけれども、それはもしかしたら幸せのつぼみかもしれない、というようなそういう希望を持ってですね、先程の聖書のことばにありますように、忍耐は希望を生み出すんだ、その希望は失望に終わることがないのだ、私の心に愛を注いでくださる神様は必ずそこに花開く時を与えてくださる、そう信じて歩みたいですね。
( PBA制作「世の光」2007.02.26放送でのお話しより)
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