♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のものは神に / 山中直義

2013年03月26日 | Weblog
2013/3/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。今週はイースター・スペシャルとしてイエス・キリストの十字架と復活に焦点を当ててメッセージをお届けしています。

 十字架の死を目前にしながらもイエス・キリストは心を込めて人々と向き合い、救いのメッセージを語り続けておられました。ところが人々はこのイエス・キリストと誠実に向き合おうとはせず、口先のことばで罠にかけ退けようとしたと言います。宗教指導者、政治的な指導者たちが共謀し、イエスのもとに訪れてこう言いました。

カイザルに税金を納めることは律法にかなっていることでしょうか、かなっていないことでしょうか。納めるべきでしょうか、納めるべきでないのでしょうか。」(マルコの福音書12章14節、参照マタイ 22:17、参照ルカ 20:22)

 危険な質問でした。もしローマ皇帝カイザルに「税金を納めるべきだ」と答えればローマの重税に苦しんでいたユダヤ人たちの激しい怒りを買うことになります。しかし「納めるべきではない」と答えれば、ローマの役人たちに捕えられてしまいます。この危険な問いに対してイエスは彼らが驚嘆して黙らざるを得ないお答えをなさった、と言います。

カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」(マルコの福音書12章17節、参照マタイ 22:21 、参照ルカ 20:25) 

 人は神に造られ、神と共に歩み神を喜び楽しむためにこそ造られた、と聖書は教えています。目先の金銭やちっぽけな面子(メンツ)や口先のことばよりももっと大切なことがあるはずだ。あなたの魂が本当に神に立ち返っているかどうか、本当に神のものとされて神と共に歩んでいるかどうか、その事にこそ誠実に向き合うべきではないか。主イエスはそう言われたのでした。

 「神のものは神に」 私たちが本当に神のものとされ神と共に歩むために、実にそのためにこそイエス・キリストはこの世に来られた、と聖書は言います。目先の事柄に目を奪われ、口先のことばだけで神を退けてしまう私たちを救うために、神のもの・神の最愛の独り子であるイエス・キリストは、ご自分のいのちを救いの代価としてお与えくださったのです。

 心を込めてあなたと向き合いあなたを救うために十字架におかかりくださったイエス・キリストにどうぞあなたも誠実に向き合ってくださいますように。

 次の日曜日、ぜひお近くのキリスト教会にお越しください。

(PBA制作「世の光」2013.3.26放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 
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