♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒 -自由への励まし121 欲しがってはならない / 大嶋重徳

2019年10月10日 | Weblog
2019/9/5放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。
 十戒をはじめとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。
 十戒第10の戒めは「 欲しがってはならない。」(出エジプト記20章17節、申命記5章21節 新改訳2017)です。

 今、私たちの目の前には、私たちの生活に必要ですよ、と語る幾つものが提示されます。テレビではコマーシャルが流され、インターネットでは以前購入した物の傾向から、新しいこんな商品が出ましたよ、と自分の好みに合ったものがパソコンの画面に出てきます。

 十戒第10の戒め「欲しがってはならない」は、そんな私たちの現状に、あなたは本当は何が欲しいのですか?と問いかけてきます。あなたが本当に欲しがるべきものは他にあるのではないですか?とも問いかけて来るのです。そして私たちが普段人前に見せる事のない、自分の中にある欲望の正体と向き合いなさい、と語るのです。更に欲望の根底にある魂の渇きに気づかせてくれる戒めなのです。


 十戒第10の戒め「欲しがってはならない」はハーマドというヘブル語が使用されています。これは「むさぼる、貪欲」という意味があります。ただ単に「欲しい」という感情だけではなく、何かを手に入れるためには陰謀すら行う欲望を指すことばです。つまり内面の「欲しい」という感情によって沸き起こって来る「奪いたい」「自分のものにしたい」と考える強い感情を指すことばなのです。隣の家を奪いたい、隣の家の妻を手に入れたい、と画策する思いのことです。

 旧約聖書に出て来るダビデ王が自分の部下ウリヤの妻バテシェバを自分のものにしたいと思い、忠実な部下を戦死させるようにし向けた物語は陰謀を伴った欲望のすさまじい物語であると言えるでしょう。この欲望という人間の心は、まだ決定的な罪を犯していない、と私たちは考えるでしょう。しかしすべての犯罪はこの欲望を出発点にしています。私たちが人前でうまく隠れていると思いながら、私たちの深い罪の現実なのです。

 今日、あなたのコントロールしきれていないその感情を神様は御存知です。そしてその感情に気付いておられる神様が、あなたを更なる罪のぬかるみの中に陥らないように全力で守ろうとしておられるのです。むしろ十戒第10の戒めを通して、あなたが本当に求めるべきものはわたしなのだ、と神の愛が示されているのです。

    ( PBA制作「世の光」2019.9.5放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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