♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■十戒 -自由への励まし96- 盗んではならない /大嶋重徳

2019年03月21日 | Weblog
2019/2/14放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。

 十戒の第八戒には、「盗んではならない。」(出エジプト記20章15節、申命記5章19節)とあります。「盗んではならない。」の原語の意味から考えると、誘拐して奴隷にすることの禁止という意味があります。誘拐され奴隷にされている現実として、世界には今この時も奴隷とされ、カカオ農園、コーヒー農園で働かされている子どもたちがいて、誘拐されて兵士にされている子どもたちが世界にいることを忘れることはできません。日本ではどうでしょうか。経済の格差から生まれる埋めることの困難な貧しさも目を開くと見えてきます。更に沖縄県の基地問題は多くのものが奪われている方々の痛みを思います。更に福島で起こった原発事故は故郷を奪われ、住む場所も健康も奪われ、今なお避難を余儀なくされる状況です。子どもたちが外で遊べない場所がこの国にできてしまいました。しかし福島でこんなにも盗まれている事実が起ころうとも、なお原発を動かそうとする力が働きます。節電により電力が足りた現実があっても、あるいは自然エネルギー開発で新しい技術と産業の発展が見込まれたとしても、お金がかかると経済の問題が出て来ることとなります。

 もちろんお金は大切です。しかしイエス・キリストは、お金が神様になってしまうことを警告されました。お金が悪なのではありません。しかしお金のことを考えると人は思考停止が起こりやすくなります。たとえ犠牲を強いられ自由を盗まれた人が居たとしても、他人が受ける犠牲もまたしょうがないと考えるところに富の恐ろしさがあります。

 それは難しい問題だよねと問題を先送りにし、盗まれている人々の痛みに目を閉じることが起こりやすいのです。ある人がこう言いました。「神様は第八戒で私たちの財産を守られます。しかし財産を持っている人が貧しい人たちから盗まれることから守られるだけなのでしょうか。むしろ神様はこの戒めによって無一文の人々が財産を持っている人々からむしり取られることを守られるのであり、どちらかと言えば、こちらの方に重きを置いておられるのです。」 第八回は、世の中に起こっている痛みに対して思考停止にさせられることの禁止も言っているのです。自分で考えることを私たちは誰にも盗ませるわけにはいかないのです。

    ( PBA制作「世の光」2019.2.14放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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