♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■種を蒔きなさい / 山中直義

2013年05月21日 | Weblog
2013/5/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。万策尽き果てて絶望してうずくまるしかない。人生にはそんな時が訪れるかもしれません。しかしそれでも希望は必ずある、と聖書は言います。今日は「種を蒔きなさい」と題してのバイブル・メッセージです。

 旧約聖書創世記47章当時のエジプトは深刻な食糧危機の中にありました。何年も続く飢饉の中、すべての食料を失って衰え果てた民衆は、時の総理大臣、信仰者であったヨセフに助けを求めました。そんな民をヨセフは驚くべき知恵と愛で救った、と言います。

 ヨセフはまずその地にあったすべての銀を集め、それと引き換えに国が蓄えていた食料をすべての民に分け与えた、と言います。皆を等しく生かすためでした。

 そして次にヨセフは国中の家畜の所有権を国として買い上げ、その引き換えに食料を与えた、と言います。将来の農耕に備えることができるようにとの計らいでした。更にヨセフは民衆の願いに従ってすべての国民をエジプト王パロの奴隷としたと言います。言い換えるならばすべての国民を国家公務員として雇い入れ、彼らのいのちと生活を守ったというのです。実際この時奴隷となった彼らに課された税金は当時の周辺諸国の半分程度であった破格の厚遇でした。

 ヨセフは一体なぜ失望して諦めることも慌てふためいて弱者を切り捨ててしまうということもしなかったのでしょうか。それはヨセフがこの苦しみはいつまでも続くものではないということを神様から知らされそして確信していたからだ、と聖書は言います。

 そのヨセフが民に向かって最後にこう呼びかけました。「さあここにあなたがへの種がある。これを地に蒔きなさい。」

 絶望してうずくまるしかないそんな時にも希望は必ずある。神を信頼するなら試練の先に必ず祝福がある。聖書はそう教えています。

 どうぞあなたも神様の愛と守りを信頼し、神様が与えていてくださる希望の種、聖書のことばをその心にしっかりと蒔いてください。希望の種はあなたにも用意されているのです。

(PBA制作「世の光」2013.5.21放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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