♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■目を覚ましていなさい / 福井 誠

2017年12月06日 | Weblog
2017/11/1放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「目を覚ましていなさい」です。マタイの福音書24章42節を読んでみましょう。

 「だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつ来られるか、知らないからです。

 マタイの福音書24章、25章は終末つまり世の終わりのことが中心に語られています。実際には、紀元70年、ローマ帝国によってエルサレムが破壊され、ユダヤ人の町が消滅する歴史的な出来事を預言したのですが、それ以上のこと、つまり現代に生きる私たちの未来いわゆる終末についても語る二重の預言となっている部分ですね。

 イエスは、やがてすべての人は神様の前に立ち、裁きを受け、物事の帳じりが合わせられる時が来る、だからその時を目指して悔い改めべきは改めてしっかり神様に顔向けの出来る人生を歩むように勧めているのです。

 けれどもこんな話を聞くと、多くの人の関心はそういう終末の時はいつ来るのかということになるものでしょう。

 それに対してイエスは、その時が近づくとそれが分るような前兆があると言います。自分こそ救い主であると名乗る偽救い主が現れ、戦争や内乱など国々に起こり、自然災害や迫害、社会的な圧制が蔓延し、様々に人が生きがたい社会になると言います。しかし実際にこの年のこの日に来るのだと言うピンポイントな時は誰にも分からないことである、と。だから目を覚ましていなさい、と警告するのです。

 確かにいつも目を覚まして終末に、つまり神様にお会いするにふさわしい生き方をしていれば何も恐れることはないですね。

 ではふさわしい生き方は何かと言えば、その点についてイエス様は、支配人はそのしもべに食事時が来たらきちんと食事を与える、という非常に具体的日常的な例を挙げています。つまり特別な生き方ではなくて人間としての当たり前の人生を生きていく事が勧められているのです。ことさら宗教的になると言うのではなくて、もうすぐ神にお会いするのだという心構えをしっかり持つことが大切ですね。そして平凡あるいは地味なようであっても、神と人そして自分に対して誠実に正直に歩んで参りたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.11.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

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