♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わらじ履きの宣教師 B.F.バックストン / 岩井基雄

2017年01月27日 | Weblog
yono2017_0127わらじ履きの宣教師B.F.バックストン/岩井基雄

2017/1/27放送

世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

月の最後の金曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日は横浜、札幌、熊本バンドに続き、日本のキリスト教会に大きな影響を与えた松江バンドの創立に貢献したバークレー・バックストンについて学んでみましょう。

 バークレー・バックストン(1860年 - 1946年)はイギリス貴族のクリスチャン家庭に生まれ、ケンブリッヂ大学で学びました。バックストン家の家訓は、あなたの手元にあるなすべきことはみな自分の力でしなさい、という旧約聖書の伝道者の書9章10節のことばだったそうです。このみことばの通り、バークレーは神の愛を伝える使命を受けた後、自費の宣教師として妻や長男たちと1890年に来日し、島根県松江に遣わされ、翌年自宅と集会場を自費で建てました。神の愛のために自分の力でできる限りのことを彼はしたのです。当時、靴を履く人が殆どいなかった中、バックストンは雪が降る松江の町をわらじ履きで歩き、一軒一軒キリストの愛といのちを宣べ伝えていきました。貴族育ちのバックストンが厳しい環境の中、キリストの愛を説く姿に、多くの人々が感銘を受けます。まだキリスト教への差別や迫害がある中で、彼は多くの人に愛を伝え、松江バンドを創立し、多くの伝道者やクリスチャンを愛と忍耐をもって訓練していったのです。彼の秘書を務めた米田豊(よねだ・ゆたか、1884年-1976年)氏は彼のことをこう語っています。
 「バックストンは神のきよき人だ。身近にいると暖かで、それでいて神々しい。この人こそ聖者だ。」と。
 バックストンは帰国後も再三来日し、各地で神様の愛を宣べ伝え、きよさを求める幸いを行いと真実によって伝え続けたのです。彼が生涯の指針とした聖書のことばをお読みします。
 「『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。
  旧約聖書 ゼカリヤ書4章6節 

 自分のできる限りの力で神の愛を伝え始めたバックストンは何よりも神の愛と恵み、そして神の霊によって生かされ、救いといのち、そして神にあるきよさを伝え続けました。あなたも神様からの愛と希望を受け取って、輝きと恵みの人生を歩み始めませんか? 神はあなた用いてくださるのです。
 
   (PBA制作「世の光」2017.1.27放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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